
講演する田形さん
活気ある自治会活動に取り組んでいる先進事例を今後の自治会運営に役立てようと、大磯町区長連絡協議会が3月8日に町民センターで講演会を開いた。町内24地区から区長と役員ら約30人が参加した。
講演会は「多様な世代が活躍するごきげんな自治会のひみつ」と題し、講師に横浜市磯子区の「BrilliaCity横浜磯子自治会」自治会長の田形勇輔さんを招いた。役員の高齢化や担い手不足に悩む自治会が多い中、田形さんは自治会員が自発的に楽しみながら活動できる環境づくりを実践し、テレビや新聞などでもたびたび紹介されている。
田形さんは講演で、従来の自治会役員にあった「〜しなくてはならない」という強制力やしがらみを廃し、街に貢献することの心地よさややりがいを大切にしていることなどを説明。街への愛着を育むことで活動がさらに活発化し、担い手が自然と育成される好循環の仕組みを紹介した。質疑応答の時間も設けられ、参加者から様々な質問に答えた田形さんは「大切なのは今の姿にこだわらないこと。理念だけ残し、その時代に合わせて、役員たちがやりたいことを実現していけば良い」「色々な考えの人がいるが、自分の街が良い街であることに反対する人はいない」などと活気ある自治会づくりのヒントを語った。
タウンニュース大磯・二宮・中井版