【GW特集】暗号資産の新潮流、「NFT」関連銘柄をマーク

【GW特集】暗号資産の新潮流、「NFT」関連銘柄をマーク

  • モーニングスター
  • 更新日:2021/05/02
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活気を帯びる暗号資産(仮想通貨)界隈で、「NFT」がにわかに注目を集めている。NFTはブロックチェーン技術を活用して作成されるNon-Fungible Token(非代替性トークン)の略。NFTはネット上のアート作品など特定のデジタルコンテンツに紐付けられ、その作品が唯一無二であることを美術品の鑑定書のように証明し、所有者の移転履歴など付随する情報とともに、改竄が困難なブロックチェーン上に記録する。言い換えると、コピーされやすいデジタルコンテンツの「本物」「オリジナル」を裏付け、希少性を生み出し、その所有権を証明できる複製不能なデジタル資産だ。愛好家はNFTを購入することで所有欲・収集欲を満たすことができる。

NFTの対象となるのはアート作品にとどまらず、ゲーム内アイテムや音楽ファイル、果ては不動産の所有権まで多岐にわたる。21年3月、米ツイッター共同創業者ジャック・ドーシーCEO(最高経営責任者)は、過去に投稿した「ツイッター最初の投稿」の所有権をNFTとして競売にかけ、約290万ドル(3億円超)で落札された。NFTが持つ可能性の大きさと過熱ぶりを象徴するエピソードと言えるだろう。

昨年末からの暗号資産相場の高騰を背景に、NFTマーケットは活況を呈す。また、特に日本はアニメ・漫画・ゲームといったコンテンツ分野に強いこともあり、NFTおよび周辺ビジネスには収益機会が広がる。株式市場でも関連銘柄を物色する動きが本格化しそうだ。

美術品オークション運営大手のShinwa Wise Holdings<2437>は、取り扱うアート作品を元にしたNFTの生成・販売事業を開始。SBIホールディングス<8473>傘下のSBIアートオークションはスタートバーン(東京都文京区)と提携し、落札された美術品にブロックチェーン証明書を発行する。

スクウェア・エニックス<9684>はメディアミックス作品「ミリオンアーサー」シリーズで、ブロックチェーン技術を活用したNFTデジタルシールを21年夏に販売予定。このデジタルシールはgumi<3903>出資のブロックチェーンゲーム開発会社double jump.tokyo(東京都新宿区)との共同開発によるもの。アクセルマーク<3624>はブロックチェーンを用いたゲームを提供し、オルトプラス<3672>子会社ともLINE Blockchain上でのブロックチェーンゲームを共同開発する。

アエリア<3758.T>は子会社サクラゲートが音楽専門のNFTマーケットプレイス「The NFT Records」を全世界に向けてスタートすることを決定。音楽アーティストやレコードレーベルが保有する楽曲をNFT化し世界中に販売するもので、世界初の試みだとしている。マイネット<3928>は保有するイラスト資産を、CryptoGames(東京都渋谷区)が提供するNFTアートのプラットフォーム「NFT Studio」上で販売する。メディアドゥ<3678>は出版取次大手トーハン(東京都新宿区)とNFTを活用した「デジタル付録」のサービスをスタート予定で、KADOKAWA<9468>、講談社、集英社、小学館と検討を開始している。

アステリア<3853>はNFT関連事業を行う日本暗号資産市場(東京都港区)と資本業務提携し、ブロックチェーン技術を基盤としたステーブルコインやNFTの普及を推進。

エイベックス<7860>はNFT事業基盤「A trust」を提供開始し、IPホルダーの著作権等の権利の保護とデジタルコンテンツの流通を促す。GMOインターネット<9449>はNFTプラットフォームの開発を進め、デジタルコンテンツのためのマーケットプレイス「アダム byGMO」を提供予定。マネックスグループ<8698>は暗号資産交換業者コインチェックがNFTの取扱いを開始。メルカリ<4385>は新会社メルコインを設立し、暗号資産やNFT関連の事業に参入する。

提供:モーニングスター社(イメージ写真提供:123RF)

松尾 繁

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