今、語り継ぎたい!歴史を大きく変えた12人の黒人女性の物語

今、語り継ぎたい!歴史を大きく変えた12人の黒人女性の物語

  • コスモポリタン
  • 更新日:2021/02/25
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アメリカ史上初の黒人副大統領の誕生に、世界中が注目し話題を呼んだ今年。2020年に起こったBLM運動などの影響もあり、これまで以上に黒人の人々が築きあげた歴史や文化を学び、尊重したいという想いが広がっています。そこで本記事では、毎年2月の黒人歴史月間を祝い、「社会を変えた史上初の黒人女性たち」の物語をお届けします。

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ジェーン・ボーリン

1939年にアメリカ史上初のアフリカ系アメリカ人女性裁判官となったジェーン・ボーリン。彼女は、名門イェール大学のロー・スクールを卒業した初めての黒人女性で、50年近くニューヨーク州の家庭裁判所に従事しました。

また、第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻で運動家のエレノア・ルーズベルトと共に、少年犯罪を減らすためのプログラムを立ちあげたという功績も残しました。

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アリス・アリソン・ダニガン

アリス・アリソン・ダニガンは、ジャーナリスト兼作家で、ホワイトハウス特派員を務めた史上初の黒人女性。また、米国議会の上院および下院の記者席に座った、初の黒人女性メンバーでもあったのだとか。

彼女は1947年に「Associated Negro Press」の編集長となり、大統領選挙の特集を行った最初の黒人女性にもなりました。

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ワンガリ・マータイ

ケニア出身の環境保護活動家ワンガリ・マータイは、黒人女性、そしてケニア人として初めて「ノーベル平和賞」を受賞。さらに、中央・東アフリカで初めて博士号を取得した女性でもあります。

生涯をかけて祖国ケニアと世界の環境問題に取り組んだ彼女は、1977年に「グリーンベルト運動」という植林活動を開始し、5100万本もの苗木を植えてきたのだとか。

日本に来日した際に、「もったいない」という言葉に感銘を受け、「MOTTAINAIキャンペーン」を指導するなど、日本との交流も深めたことでも有名です。

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クローデット・コルヴィン

アメリカの南部にジム・クロウ法(人種分離法)が存在し、黒人と白人が隔離されていた1955年。

アラバマ州モンゴメリーで、公営バスで白人に席を譲るのを拒んだとして逮捕されたローザ・パークスは、その後の公民権運動が起こるキッカケを作り、アメリカの人種差別撲滅運動の象徴とされてきました。

実は、同じアラバマ州モンゴメリーで、ローザ・パークスの9カ月前に同じ理由で逮捕されたのが、当時15歳だったクローデット・コルビン。

彼女は、“運賃は払ったためバスに乗る権利がある”と主張し、白人のために席を立たなかった理由で逮捕された初めての黒人となりました。

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アメリア・ボイントン・ロビンソン

アメリア・ボイントン・ロビンソンは、黒人公民権運動を率いた人物の一人。

1930年代からアフリカ系アメリカ人の投票権獲得を目指し運動家として活躍し、1964年には人種差別が根深いアラバマ州で、黒人女性として初めて州議会に出馬しました。

映画『グローリー/明日への行進』の題材にもなった、1965年のアラバマ州セルマからモンゴメリーまでの「平和的行進」を、キング牧師とともに導いたことでも知られています。

この行進は後に「血の日曜日事件」と呼ばれるようになり、暴力と催涙スプレーで瀕死状態のアメリアさんの写真がとともに、公民権運動を弾圧する様子が世界中に拡散されました。

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ドロシー・ハイト

「公民権運動と黒人女性運動のゴッドマザー」とも呼ばれるドロシー・ハイト。1957年から約40年にわたり「全米黒人女性会議」の議長を務め、黒人女性の擁護と権利獲得に尽力しました。

また、学校での人種分離に反対するロビー活動を行い、公民権運動の際には、キング牧師とともに、最高位の指導者となった唯一の女性です。

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シャーリー・チザム

教育者、作家、そして政治家であるシャーリー・チザムは、アフリカ系アメリカ人女性として初の米連邦議会下院議員に選出され、1969年から1983年まで、14年間議員を務めました。

1972年には、民主党の大統領指名候補者予備選挙に、アメリカ史上初のアフリカ系アメリカ人候補、また民主党では初の女性候補として出馬するという、歴史的快挙も!

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シスター・ロゼッタ・サープ

「ロックンロールの母」や「ソウルシスターの元祖」と呼ばれ、エルヴィス・プレスリーやアレサ・フランクリン、ボブ・ディランなどにも影響を与えたとされるシスター・ロゼッタ・サープ。

エレキギターを片手に、ジャズ、ブルース、そしてゴスペルを融合した新しいジャンルを開拓しました。特にギター技巧は新しく、現在伝説とされるギターリストたちも、彼女のスキルを参考にするほど。

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ロイス・メイロウ・ジョーンズ

アフリカ系アメリカ人の芸術と文化を世に送り出した、芸術家ロイス・メイロウ・ジョーンズ。

1919年から1930年代まで続いた「ハーレム・ルネサンス」の影響と、パリなどの海外経験を通して、『ブラックアート』というアイデアを確立し、広めたことで有名です。

肖像画だけではなく、アフリカとアメリカの文化を融合した芸術を追求し、アメリカにおけるモダンアートの世界に衝撃を与えました。

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キンバリー・クレンショー

キンバリー・クレンショーは、黒人弁護士であり社会運動家、そして哲学者で、「インターセクショナリティ」を提唱した第一人者

インターセクショナリティ」というのは、人種や性別、社会的地位など、個人のアイデンティティが複数組み合わさり、交差することで生まれる新たな側面や、差別と抑圧を理解するための概念です。

彼女は、著書『人種と性の交差点を脱周縁化する:反差別の教義、フェミニスト理論、反人種差別主義政治に対するブラック・フェミニスト批評』で、「インターセクショナリティ」という用語を初めて採用。

黒人女性たちが経験する、人種差別と性差別の二つの交差した抑圧は、白人女性が経験する抑圧と異なる側面があると指摘。そのため、フェミニスト理論と反人種差別主義政治は、黒人を含む有色人種の女性たちの、「インターセクショナリティ」という経験を排除しているため、理論的な見直しが必要だと主張しました。

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グウェンドリン・ブルックス

1950年に「ピューリッツァー賞」を受賞した最初のアフリカ系アメリカ人で、詩人のグウェンドリン・ブルックス。

彼女の詩は、黒人たちのありふれた生活を描きながら、人種差別や当時激化していた公民権運動にも触れ、その時代のアメリカを映していたとして、「20世紀のアメリカにおいて、最も愛され、影響力のあった詩人」と評価されています。

また、アメリカ議会図書館で、黒人女性としては初の「詩の専門家」としても活躍しました。

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レベッカ・リー・クランプラー

アフリカ系アメリカ人女性初めての医師として従事したレベッカ・リー・クランプラー。1831年に生まれ、1852年から1860年まで看護師として従事した後、ニューイングランド女医大学に入学し、医学学位を取得しました。

ボストンやリッチモンド、バージニアなどの地域で、貧困層の人々のために診療を続け、1883年には「Book of Medical Discourses In Two Parts」という本を出版。医学書を書いた、初めてのアフリカ系アメリカ人とされています。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARI

Marie Claire

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