【前編】里帰り出産が楽しみな実父と、夫婦で産後を乗り越えたい旦那。あなたならどちらを優先する?

【前編】里帰り出産が楽しみな実父と、夫婦で産後を乗り越えたい旦那。あなたならどちらを優先する?

  • ママスタセレクト
  • 更新日:2021/02/23
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みなさんはわが子を産んだとき、里帰り出産をしましたか? それとも夫婦で乗り越えましたか? 筆者は夫婦で乗り越えていくつもりでしたが、実母に「里帰りをするものでしょ!」と言われ、実家が近距離だったこともあり夫婦で里帰り出産をしました。自分の意志を持っている人は「こうする!」と決めることができるのかもしれませんが、他人の意見を優先しやすい人は周囲の意見によって意思を覆されてしまうこともあるのではないでしょうか。今回の相談者さんも、里帰り出産について悩んでいるようです

『里帰り出産するか悩んでいます。現在妊娠初期、つわり真っ只中です。不妊治療を経て初めての妊娠で、いろいろな不安がありますが、里帰りするかどうかが今一番の悩みです。実家は居住地から新幹線で3時間ほど、病院はそこから車で5分ほどの場所にあります。私はそこの病院で生まれているので、妊活前から「産むなら里帰りしてそこで産みたい!」と考えていました。しかし頼りにするはずだった実母を闘病の末亡くし、今実家には実父が一人いる状態です(仕事は退職して隠居の身です)。長いこと不妊で苦しんでいたことを知っていますし、実母が孫を待ち望みながら亡くなったこともあり、その分実父はとても喜んでいます。そして夫ですが、仕事は忙しそうですがとても協力的で、つわりで寝込んでいても食事の調達や洗濯など家事をすすんでしてくれています。「生まれたら一生懸命世話をする」とも言ってくれています。先日里帰りのことを夫に相談すると、「お義母さんがいればぜひ帰ってフォローを受けてと言いたいけど、お義父さんだけなら意味あるのかな。父親として頑張りたいと思っているから自宅で過ごしてほしい」と少し不満そうに言われました。夫の考えもその通りだなと思いました。「夫婦二人の子どもだから、二人で頑張って育児をしなくては」と。しかし、先ほど電話で実父と話していたところ、私が里帰りをするものだと思い込んでいるようで、「ちゃんと休めるように部屋も調えるから」と嬉しそうに話してきました。夫と話して決めかけていたのに、また心がぶれてしまいました。良心が痛み、そのときは悩んでいるとだけ伝えて意見できませんでした。実母の闘病生活がとても大変だった分、孫の誕生は実父にとって心の寄り処となっているんだと思います。親孝行したい気持ちもあれば、夫の心を無視したくもない気持ちもあり、本当に頭を抱えています。どちらにも良い顔をしたい我が儘であることは分かっているのですが……どうしたら決められるでしょうか』

今回の相談者さんはもともと里帰り出産をする予定だったとのこと。しかしサポートしてくれるはずだった実のお母さんが亡くなってしまったことから、旦那さんと「それなら夫婦で乗り越えよう」と決めたそうです。けれどお父さんは相談者さんが里帰り出産をすることをすごく楽しみにしていたようで……。旦那さんの気持ち、お父さんの気持ち、それぞれの気持ちが想像できるだけに、どうしたらいいのか悩む相談者さんの心情も十分に想像することができます。

今回の場合、里帰りするメリットは正直あまりないのかも……

里帰り出産のメリットは、産後なかなか動けない状態の中で、実家の親などがサポートしてくれるところにあるのではないでしょうか。ご飯を作ってくれたり、疲れているときには休む時間を確保してくれたり。泣きやまない赤ちゃんを抱っこしてくれたり、育児の知恵を貸してもらったり……なんてところ魅力があるのかもしれません。相談者さんのお父さんはそれらのサポートをしてくれる予定なのでしょうか?

『正直、お父さんにお世話になれるのかなと思う。私も里帰りしたけど、助かった部分は洗濯やご飯作ってもらえたってところが一番。お父さんが料理人でやってくれるとかいろいろできるならいいけどさ……旦那が早く帰れて家事ができるなら里帰りはしないかな』

『私なら里帰りはしない。正直なとこ、このコロナ禍で新幹線には乗りたくない。産まれてから住まいに帰るときも、新幹線だと子が泣いたら睨みつけ舌打ちされることもあるよ。自家用車で送迎なら考えるかも』

もしもお父さんにサポートが期待できない場合、たしかに“里帰り出産”という面においてはあまりメリットがないのかもしれません。また、里帰りが終わったとき、首が座っていない赤ちゃんを抱っこしながら荷物をかかえ、3時間も新幹線で移動するのは大変なことなのではないでしょうか。

ただ、お父さんの気持ちも大切にしたい

ただ、メリットや正論だけでは片づけられないのが人情です。最愛の妻を亡くして落ち込んでいるお父さんは、どんな気持ちで相談者さんたちのために部屋を片付けてくれたのでしょうか。出産をいまかいまかと指折り数えているであろうお父さんをないがしろにすることは……到底できませんよね。

『私なら、お父さんのところに行くべきだと思うわ。部屋を整える父の気持ち考えたことある? 想像しただけで泣きたくなるわ。お父さんはあなたの幸せ、赤ちゃんの幸せを心から願いながら、部屋を整えているんだと思うよ。父の愛情は他の何も変えられないし、今しかない。最後の親孝行だと思って今回は行ってあげてほしい』

『お父さんが何をしてくれるか、じゃなくてね。今回ばかりは一緒に過ごしてあげてほしいのよ、一か月でも二か月でも。お父さんの気持ちを汲んであげて』

『あなたを今まで育てたのはお父さん、娘と孫のために出来ることをしているんだよ。役に立たないかもしれない、不器用かもしれない、でもあなたを愛しているからガッカリさせないであげて』

生まれたばかりの赤ちゃんは日に日に大きくなっていきます。旦那さんは「これからずっと赤ちゃんといられる」と期待に胸をふくらませているでしょうし、生まれたばかりの赤ちゃんはやはり、間近で見てお世話をしてあげたいところもあるでしょう。それに赤ちゃんを目にし、お世話をしてはじめて愛情が湧く男の人も少なくないはずです。もしかしたら相談者さんはお父さんと旦那さん、どちらの気持ちを優先させても、必ず後悔をする選択を迫られているのかもしれません。このような場合、なにかよい解決策はあるのでしょうか。

後編へ続く

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・めい

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