【藤田俊哉氏】レバンドフスキ、ケーンら点取り屋注目/欧州選手権見どころ

【藤田俊哉氏】レバンドフスキ、ケーンら点取り屋注目/欧州選手権見どころ

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/06/12
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欧州選手権決勝トーナメント

16回目を数える欧州選手権が、6月11日(日本時間12日)のトルコ-イタリア戦(ローマ)で開幕する。欧州ではW杯以上に注目が集まるのが「ユーロ」。かつてユトレヒト(オランダ)でプレーし、日本サッカー協会(JFA)技術委員会強化部会員として、欧州を拠点に最先端のサッカーの情報を収集している元日本代表MF藤田俊哉氏(49)に、大会の見どころなどを語ってもらった。

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ヨーロッパの人々にとって欧州選手権(ユーロ)は本当に重要な大会。五輪よりずっと重きを置いているし、彼らには、W杯よりレベルが高いという自負がある。加えて今季欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝や各国リーグ終盤戦のように有観客で行われる。ファンも大いに盛り上がるに違いない。

そんな中、日本では育ちにくいと言われるストライカーとGKに注目してほしい。なぜポーランドのレバンドフスキ(Bミュンヘン)はブンデスリーガ記録のシーズン41点をマークできたのか。アシストも量産するイングランド代表ケーン(トットナム)の視野の広さはどこから来るのか。レスターのFA杯優勝の立役者、デンマーク代表GKシュマイケルはどうして反応が良いのか。そんなことを考えながら見ても楽しい。

優勝を予想するのは至難の業だ。「死の組」F組を2位で通過できても、決勝トーナメント(T)初戦でいきなりD組の強豪イングランドと当たる可能性があるなど、組み合わせ自体が難しい。またデンマークやギリシャなど、ノーマーク国が優勝する番狂わせも度々起きている。ただフランスが3-0でウェールズを下した今月2日の国際親善試合の映像を見て、その選手層の厚さから、やはりフランスは優勝候補だと感じた。

ユーロではプレーにお国柄が出る。現在の主流は前から守備にいくハイプレスだとは思うが、その中でも堅守なのか、ボールを持つのか、ドイツのようにバランス良くやるのか。それを見た上で、日本代表のサッカースタイルを考えるのも面白い。

◆藤田俊哉(ふじた・としや)1971年(昭46)10月4日、静岡市生まれ。清水商高、筑波大を経て95年に磐田入団。黄金期の名門を背番号10でけん引。リーグ優勝3度、アジア・クラブ選手権(ACLの前身)優勝1度。01年にはJリーグMVPに輝く。ユトレヒト、名古屋、熊本、千葉でプレーし、12年に引退。オランダで指導者生活をスタートさせ、VVVフェンロのコーチやリーズのフロントスタッフとして欧州で活躍。18年から日本協会の欧州駐在強化部員に。海外組をフォローし、欧州の国とクラブとの橋渡し役を務めている。日本代表として国際Aマッチ通算24試合3得点。

◆欧州選手権 4年に1度開催され、欧州王者を目指して各国代表が戦う。第1回の1960年大会では、ソ連が延長戦の末に2-1でユーゴスラビアを下した。前回16年大会はポルトガルが初優勝。最多優勝はドイツとスペインの3回。11カ国の11都市で共催される今大会は、もともと昨年行われる予定だったが、新型コロナウイルスのまん延で今年に延期された。予選を勝ち抜いた24カ国が4チームずつ6組に分かれて1次リーグを戦い、各組上位2チームと、各組3位6チームのうち上位4チームが決勝Tに進む。決勝は7月11日にウェンブリー・スタジアム(ロンドン)で行われる。

◆放送 欧州選手権はWOWOWで全試合完全生放送、WOWOWオンデマンドで全試合ライブ配信される。

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