日本人の度肝を抜く「中国奥地のヤバい遊園地」

日本人の度肝を抜く「中国奥地のヤバい遊園地」

  • 週刊女性PRIME
  • 更新日:2022/11/25
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D社の白雪姫の服装に激似ではあるが……。(撮影/関上武司)

中国の経済発展に伴い、『上海ディズニーランド』や『ユニバーサル・スタジオ・北京』のような世界的なテーマパークが開園。かつての日本のように、中国もコンテンツ産業が盛んになると、版権を守る動きが出てきた。ただ、地域によっては版権意識にも温度差があるのだろう。今回は中国内陸部の省や自治区と呼ばれる広大な地域で撮影した遊園地の衝撃リポートを紹介したい。

【写真】え?まさかこれドカベン? なにかと似ている驚愕のオブジェたち

陝西省西安市の唐王朝にフォーカスした大唐芙蓉園に入園すれば、広大な敷地と建造物に度胆を抜かれるだろう。また、寧夏回族自治区銀川市の鎮北堡西部影城は中国を代表する撮影所であり、香取慎吾主演の『西遊記』の映画のロケも行われている。しかし筆者が2010年代に訪れた際でさえ、歴史的にありえない建物も多かった。

内モンゴル自治区に“ウルトラマン”が!?

内モンゴル自治区フフホト市も青城公園の園内には、『ウルトラマン楽園』という有料区画がある。内部は親子連れしかいなかったので肩身が狭く、筆者は「子どもは後から来る」とデタラメを述べて入園料を支払い潜入。実際はウルトラマンが1体しか目撃されず、作画が崩壊したアンパンマンの遊具を多数発見。いっそのこと、『アンパンマン楽園』に改名してほしかった。

甘粛省蘭州市の蘭州新区長城西部影視城は撮影所なのだが、どういうわけか約20mはあるトランスフォーマーのオプティマス・プライムの頭部がある。周辺の建造物と比較すると、異世界に転生したかのような光景だが、周辺は蘭州市の荒野だ。当初の計画図ではガンダムのような形状だったようだが、いずれにしても版権的な問題は大丈夫なのか?

新疆ウイグル自治区といえば、近年は当局によるウイグル族への弾圧で話題となっている。2015年の時点では、新疆ウイグル自治区ウルムチ市の公園や遊園地の入り口では、空港や中国各地の地下鉄のように、X線による手荷物検査が行われていた。それだけではなく、自動小銃、棍棒、槍、盾を装備した武装警察が集団で園内を巡回し、他の地域の遊園地と比較して物騒な雰囲気だった。それに加えて、ラジコンボートで尖閣諸島(中国名は釣魚島)の領有権をも主張していた。昨今の日本の状況からすると、尖閣諸島有事の際にわが国の政府が適切な対応ができるのか非常に心配ではある。

チベット自治区ラサ市の徳吉羅布児童楽園では、『ドカベン』の主人公である山田太郎のオブジェの存在に驚かされた。

退色していたが完成度は高く、正規品のように思われた。どのような経緯でラサ市に設置されたのか不明で、詳細が気になるところだ。また、中国奥地の遊園地では野犬が見られるケースがあり、同園でも複数の野犬が徘徊。狂犬病の可能性もあり、接触は避けるべきだ。

中国遊園地のトイレを観察していると、他とは一線を画するような珍種、激レアものも存在する。中国各地で見られる、壁がない状態のいわゆる“ニーハオトイレ”は以前よりも激減しているはずだが、田舎の観光地には壁どころか天井すらないトイレがあり、絶句させられた。

江蘇省常州市のテーマパークの『嬉戯谷』には小便器の前の壁に美少女萌えキャラが描かれたトイレがあり、女子トイレの状況がどうなっているのか気になって仕方がない。イケメンキャラが描かれていると予想しているが、男性の筆者はこの目で確認できなかった。

中国でここまで日本産コンテンツが浸透していることに驚きだが、今後の日中関係次第では排斥されるかもしれない。機会があれば早めに行くことをおすすめする。

せきがみ・たけし 1977年生まれ。愛知大学経営学部経営学科卒業。日本や中国のB級スポットや珍スポットを紹介する旅行ブログ・『軟体レポート』の管理人。日本中に衝撃を与えた『中国遊園地大図鑑』シリーズで知られる。近著に『中国抗日博物館大図鑑』(すべてパブリブ)も

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