宿なのに安らげない?薬莢部屋や五右衛門風呂... 現代アートが堪能できる施設

宿なのに安らげない?薬莢部屋や五右衛門風呂... 現代アートが堪能できる施設

  • ABEMA TIMES
  • 更新日:2022/05/13
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瀬戸内海に浮かぶ小さな島にオープンしたある宿泊施設が話題となっている。

【映像】巨大な布袋などさまざまな作品

広島県尾道市の離島、百島は人口わずか400人余りの小さな島だ。10年前、廃校をアートセンターとして再活用した『ART BASE百島』がオープンしたのをきっかけに、知る人ぞ知る現代アートの島としてじわじわと人気が高まっている。

そんな百島にまた新たな現代アートの名所となる、アート作品の展示空間を兼ねた宿泊施設『乙1731-GOEMON HOUSE-』が誕生した。キャッチフレーズは“安らげない宿”。

宿なのに安らげない……。泊まる側からすればたまったものではないはず。アートベース百島、広報担当の池永朱里さんは「刺激的な現代アートの作品を展示しているので、“考えざるを得ない状況”が発生すると思います。そういった意味での“安らげない”ということです」と教えてくれた。

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古民家を3年かけて改装して完成したというこの施設。そこには、実際に戦地で使用された約3トン分の薬莢で埋め尽くされる部屋や、百島の空き家から発見された日本刀を用いた作品、大型船の係留ロープを詰め込んだ巨大な布袋など日本のみならず、海外でも高い評価を得ている現代アーティストたちの刺激的な作品が展示されている。

そして、宿の名前の由来にもなっている石川五右衛門。権力に反抗し、義賊として語り継がれる五右衛門に現代アートの精神と通じるものを感じたとか。この宿の名物である、石川五右衛門が釜茹での刑に処された釜と同じサイズの「特大五右衛門風呂」は廃屋の台所の土を再利用して制作。直径1.6mの巨大釜で海を眺めながら入浴ができる。

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なかなか味わうことのできない体験に、宿泊客の評判も良かったそうで、池永さんは「安らげない宿をコンセプトにやっているんですけど、『意外と安らげてしまった』という感想をいただきました」と話す。

ただ、あくまでも主体は芸術活動。お客様には思う存分に作品を堪能してもらいたいという池永さん。百島には、今後も古民家などを利用した現代アートの情報発信スペースが増えていく予定で、ますます期待が高まっている。(『ABEMAヒルズ』より)

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