
"「ルポ 無縁遺骨 誰があなたを引き取るか」(朝日新聞出版)"
朝日新聞首都圏ニュースセンターの森下香枝記者が、高齢化する社会が抱える「無縁遺骨」をめぐる課題を追った「ルポ 無縁遺骨 誰があなたを引き取るか」が、朝日新聞出版から発売された。
日本では、核家族化と少子高齢化でひとり暮らしの65歳以上が増えており、身内がいても弔う人がいない死者の数は、2018年4月から21年10月までの3年半で10万6千人に上った。うち、火葬後も引き取り手がない「無縁遺骨」は、約6万柱と急増している。
森下記者は、こうした現状のルポや、石原慎太郎さんや市原悦子さんら著名人の「終活」のあり方などを取材。これまで「『無縁遺骨』を追う」「大名家の墓じまい」の連載などを、朝日新聞紙面や朝日新聞デジタルで掲載してきた。本は、これまでの取材・記事に大幅加筆して完成させた。
税込み1760円。書店や朝日新聞出版のホームページなどから購入できる。