アイドルになって自己肯定感が低くなった話/飯窪春菜の「かわいげがなくてごめんね!」3

アイドルになって自己肯定感が低くなった話/飯窪春菜の「かわいげがなくてごめんね!」3

  • ダ・ヴィンチニュース
  • 更新日:2021/05/03
No image

私の中にくすぶる怒りをぶっちゃけるコラム。今回は“自己肯定感”について!

私は自己肯定感がものすごく低いです。

正しくは「低くなった」かもしれません。きっかけはやっぱり芸能界に入ったこと。

前回もちょっと書きましたが、モーニング娘。のメンバーになってすぐ「歌とダンスが苦手」だってことに気付きました。かといって、見た目にもトークにも自信を持てない。例の「おばさん」問題もあいまって、アイドルとしての自分の存在意義が分からなくなっていました。ファンが少ないことも気にしていたので、いつも周りの目を気にして、顔色を窺って、反応に怯えて……。

私が色白だったらとか、

もう少し若ければとか、

小さい頃から歌もダンスもやっていればとか、

ネガティブなタラレバばかり心に浮かべていました。

念願叶って晴れやかな舞台に立てていることはわかってはいるけど!

ネガティブな自分ほど鬱陶しいものはないとわかってはいるけど!

ファンの方にも言われたことがあります。

「はるなんはもっと自分のことを好きになってほしい」と。

あーーーーーっ! ファンにそんなこと言わせるだなんて私最低だーーーー!

でもね。たまにファンの方からこう聞かれることもあったんです。「グループに入って何に貢献しましたか?」と。前向きな意味で聞いてくれたと思うのですが、当時ネガティブモード全開の私は……。

「メンバーとして日々頑張るだけじゃ足りないの?」(悲しみ)

「ってか、貢献ってなんなの?」(キレ気味)

「じゃああなたは何に貢献してるの!?」(キレた)

って、大変穏やかじゃなかったです☆(笑)

もちろんファンの方とお話しできるのは嬉しいんです。でも、前回もそういうことを書いたけど、言われたことに勝手に傷ついて、イライラがずっと心に渦巻いてしまうことも正直ありました。一部の人の気持ちがすべての人の意見に見えてきたりするんですよね。

たとえ98人の好意があっても、2人の反感があったら、いとも容易く心は壊れるのだなと思いました。

応援してくれる人もいれば、アンチの人もいる。いろんな意見があって当然なんですけど、余裕がなくなって、まわりの人に対して変な気持ちを抱き続けていました。

そんなある時、「新しい子がグループに入ってきてくれるだけで嬉しい」とモーニング娘。の先輩方に言われてハッとしたんです。

モーニング娘。が20年以上続いているのは、ファンの方がいてくれるのはもちろん、新しいメンバーが加入し続けていて、その子たちを新しく応援してくれる人がいるからなんだと。

うまく言えないけど、じゃあここにいるだけで貢献なのかもしれない、と思えたのです。

そうは思ったものの、なかなかうまく自分の心を明るくできない時もあって。だから私は、一番楽な方法を選んでいました。

おバカなフリをすることです。

たとえ傷ついても、なんにも気づかないおバカになったフリをして、目を逸らして自分を誤魔化してきました。逃げだと言えばそうかもしれないですが、そうしなきゃ自分が壊れると思ったから。おバカなフリをしていれば、自虐だってへっちゃらでした。

だけど一人の時間に、ふとフラッシュバックのように、頭を心を揺さぶられるんです。

誰かに傷つけられる前に自分でネタにしてしまおうとしても、結局その自虐が自己肯定感を下げる。

もーーーーー! こんな弱くなった自分にイライラする!めんどくさーっ!!

でもそんな自己肯定感が低い私だからこそ、できることもあると思っています。それは、周りの人にたくさん「好き」を伝えること。たくさん肯定すること。

自分に対してもそうしていきたいです。

こんなことを言いながらも、もし私が誰かを否定していたら、その時はDMででも何でも教えてください。目を逸らさず反省するから!

あーあ、「じゃあ芸能人やめれば?」なんて言われませんように(笑)!

●マンガ大好きはるなんによる、今回のおすすめマンガ

『COJI-COJI』

さくらももこ

ふわふわしていて何を言われても動じないコジコジ。「コジコジはコジコジだよ」って、本当にその通りだなと思いました。

いま、編集部注目の作家

ダ・ヴィンチニュース

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加