【辛い】映画『幼な子われらに生まれ』家族ってなんなのよ

【辛い】映画『幼な子われらに生まれ』家族ってなんなのよ

  • めるも
  • 更新日:2022/05/15
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結婚して子どもを生んで、離婚してもまだまだ子どもを育て、新たに子どもをつくり、血の流れは複雑に絡みあう。でもきっと、愛する人との子どもが欲しいってだけの単純な気持ちなんですよね、ベースは。

大変そうだけどなんとかなるだろうと、楽観的に歩を進めていける登場人物たちに羨望の気持ちすら覚えながら、孤軍奮闘するそれぞれの想いを受け取りました。

恐ろしい現実

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妻のお腹に宿った新たな命は、誰しもに祝福される権利を持ちながらあっちへこっちへと波風を立てる。夫婦の変化とともに揺られ続けてきた子どもたちの居場所は、まだ見ぬ赤ん坊に奪われそうになっている。血の繋がり、というものを諦めきれない少女を中心に、いびつな家族はガタガタと崩れ始めていました。

子どもと接するのって本当に大変そうですよね。私と夫が子どもをもつことに踏みきれないのは、そんな繊細な彼らを受け止める土壌が私たちの手元にないような気がするからなんです。

気持ちが見えるよう

家族は「血」という見えない共通点で繋がっていて、そこには当たり前に安心と希望があるものだ、という風に信じたい気持ち、子どもは当然持っているもので。自分を思い返しても記憶に新しいですよ。

それが、そうじゃないんだってわかったのは、そんな昔じゃありません。
私に親の気持ちは解りかねますが、子どもだったときはあるのでやっぱり子どもたちに感情移入しちゃいましたね。

上手く立ち回ろうという健気な気持ちは、姉妹たちのなかで幼ければ幼いほど発揮されていた。それに対して長女は「怒り」がこみ上げてきて、冷静に息ができなくなっている。

幸せになれれば

本物の親に捨てられ忘れ去られて、急に現れた新パパに「はいそうですか」と懐くには大人になりすぎた長女が、健気な試し行動を繰り返して愛情をテストするみたいに大人を振り回す様は圧巻でした。やったれやったれ!と応援しながらも、新しいパパに同情してしまう気持ちが芽生えたのは私の成長なのでしょうか。

映画『幼な子われらに生まれ』はDVD・Blu-ray他、U-NEXTなど動画サブスクリプションサービスで観られます。
【公開】
2017年
【スタッフ・キャスト】
監督:三島有紀子

脚本:荒井晴彦

出演:浅野忠信
田中麗奈 他

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