専大松戸・吉岡が決めた 涙のサヨナラ満弾で頂点 地方大会初の決勝タイブレーク

専大松戸・吉岡が決めた 涙のサヨナラ満弾で頂点 地方大会初の決勝タイブレーク

  • スポニチアネックス
  • 更新日:2021/07/24

◇第103回全国高校野球選手権千葉大会決勝 専大松戸10ー6木更津総合(2021年7月21日 ZOZOマリン)

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<専大松戸・木更津総合>13回無死満塁、サヨナラ満塁弾を放ち歓喜のナインの手でもみくちゃになる吉岡(撮影・長久保 豊)

第103回全国高校野球選手権(8月9日から17日間、甲子園)の地方大会は21日、28大会で134試合が行われた。千葉大会では専大松戸が決勝で木更津総合と対戦。タイブレークに入った延長13回に吉岡道泰外野手(3年)がサヨナラ満塁弾を放ち、春夏連続の甲子園出場を決めた。鳥取大会では、不戦敗からの再出場が認められた米子松蔭が境との2回戦で逆転サヨナラ勝ちを収めた。22日は30大会139試合が行われる。

足がよろけた。涙でかすむ視界の先に、待ち構える仲間の笑顔があった。吉岡がホームベースを踏み、3時間56分の激闘は終わった。

昨夏の独自大会決勝で敗れた木更津総合との再戦。6―6のまま延長戦に突入し、夏の地方大会決勝では初めて13回からタイブレークが適用された。無死一、二塁から始まる守りを無失点で切り抜け、直後の攻撃。深沢鳳介(3年)の犠打が内野安打となり無死満塁。1番・吉岡に回って来た。2ボール1ストライクからの4球目を右翼席に運んだ。

「苦しい試合の最後に回って来たので、“持っているな”と。(球種は)覚えていません。ガッツポーズは無意識で。野球人生で一番、(記憶に)残るような一戦だったのかなと思います」

昨秋の千葉学芸との県大会準々決勝では、延長13回からのタイブレークの末、16回にサヨナラ勝ちした。持丸修一監督は「子供たちは“タイブレークには強いぞ”という雰囲気を出していたし、信じていた」と6年ぶり2度目の頂点を喜んだ。

センバツ1回戦では、中京大中京(愛知)に0―2で敗れた。7回2死二塁の場面で左翼を守っていた吉岡がダイビングキャッチを試みたが、届かず。ランニング2ランを許し、涙をこらえられなかった。「千葉県の高校球児で一番悔しい思いをしている。借りを返したいと思っていた。甲子園に戻れるのはうれしい」と言った。

センバツ後、中堅手の苅部力翔(りきと=3年)からは「あれは精いっぱいのプレー。だから夏までに、あの打球を捕れるようにしよう」と声を掛けてもらった。吉岡は「監督さん、仲間の支えがあって…」と約4カ月間の苦悩が頭をよぎり、また涙で視界がかすんだ。好きな言葉は「俺がやらねば、誰がやる」。これ以上ない場面で飛び出した高校通算15号。甲子園の借りを甲子園で返しにいく。(川島 毅洋)

◇吉岡 道泰(よしおか・みちやす)2003年(平15)5月4日生まれ、千葉県出身の18歳。小2から野球を始め、松戸四中では江戸川中央リトルシニアでプレー。専大松戸では1年春からベンチ入りし、3年春に甲子園出場。趣味はラーメン店巡り。50メートル6秒0。1メートル81、81キロ。右投げ左打ち。

▼日本ハム・上沢(11年度卒)凄いですね。センバツに出た強みが出たと思う。何か形になるものを差し入れしたいです。

◆専大松戸(千葉)陸上部なども強豪。OBにソフトバンクの高橋礼ら。

≪タイブレーク、今春センバツから適用≫高校野球のタイブレークは延長12回を終えて同点の場合、13回は無死一、二塁から攻撃を始め、打順は12回終了時の継続打順となる。18年のセンバツから導入され、夏の全国選手権や地方大会でも採用。従来は決勝だけは延長15回まで行い、同点の場合は引き分け再試合(再試合ではタイブレーク)としていたが、今年のセンバツから決勝でも適用となった。

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