将来性重視から方針転換も? どうなるV逸ホークスのドラフト戦略

将来性重視から方針転換も? どうなるV逸ホークスのドラフト戦略

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  • 更新日:2016/10/19
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投手に逸材が揃う今年のドラフト、ホークスの戦略は?

今年も多くのプロ野球ファンが胸を躍らせる季節がやってきた。10月20日、都内のホテルで「プロ野球ドラフト会議 supported by リボビタンD」が行われる。前途有望な若い選手たちは、果たしてどこの球団の門を叩くのか。ファンは、贔屓の球団が意中の選手を獲得出来るのか、楽しみにしていることだろう。

今年の目玉は何と言っても、創価大の田中正義。最速156キロを誇るアマナンバー1投手で、既にロッテが1位指名を公言するなど、複数球団の競合が確実視されている。最速153キロの桜美林大の佐々木千隼をはじめ、明大・柳裕也、作新学院・今井達也、履正社・寺島成輝、横浜・藤平尚真なども1位指名が有力だ。

特に、投手に逸材が揃う今回のドラフト。1位を公表しているのはロッテのみで、各球団は他球団の動向をうかがい、シミュレーションを繰り返して戦略を練っていることだろう。競合覚悟か、有力選手の単独指名が可能なのか。ドラフト当日まで、各球団の腹のさぐり合いは続きそうである。

それは先の日本ハムとのCSに敗れ、3年連続日本一を逃したソフトバンクとて同じ。例年、指名選手を公表することなく、ドラフト当日まで他球団の動向を見極め、1位指名を決めていく戦略を取ってきた。現に、14年のドラフトでは早大の有原航平(日本ハム)や済美の安楽智大(楽天)らが人気を集める中、盛岡大付・松本裕樹の一本釣りに成功した。

将来性を重視してきたホークス

14、15年と2年連続日本一に輝いていたソフトバンクはその充実した戦力から、近年のドラフトでは即戦力よりも、将来性を重視してきた。

13年は桐光学園・松井裕樹を1位指名(競合の末、楽天へ。外れ外れ1位でJR九州の加治屋蓮を指名)。14年の松本、15年は3球団競合の末に、アマナンバー1の呼び声高かった県岐阜商の高橋純平を獲得した。15年に至っては支配下で指名した全員が高校生。3年後、5年後を見据えた戦略が続いてきた。

今年も将来性重視の戦略と見込まれていたが、少々、雲行きが変わってきているようだ。創価大・田中正義の名前が取り沙汰され、即戦力投手の獲得の可能性がにわかに高まってきたのだ。

これは、3年連続リーグ優勝を逃し、クライマックスシリーズ・ファイナルステージで日本ハムに敗れた今季の結果は無関係ではないだろう。

今季のソフトバンクの先発陣の成績は以下の通り。

即戦力投手の指名はあるか

和田毅 15勝5敗、防3.04
武田翔太 14勝8敗、防2.95
千賀滉大 12勝3敗、防2.61
バンデンハーク 7勝3敗、防3.84
東浜巨 9勝6敗、防3.00
中田賢一 7勝3敗、防3.01
摂津正 2勝2敗、防5.59
大隣憲司 1勝0敗、防1.50

和田、武田、千賀が2桁勝利を達成し、東浜も9勝をマーク。約3か月半の離脱があったバンデンハークも7勝を挙げた。その一方で、5年連続開幕投手を務めた摂津が2勝、左腕の大隣が1勝止まり。先発陣に悩まされた球団からすれば、羨ましい限りの顔ぶれかもしれないが、あと1、2枚の先発がいれば、と思わせるシーズンだった。

ファームにはウエスタン・リーグ最多勝の9勝を挙げた笠原大芽と山田大樹もいるが、1軍でどれだけの白星を残せるかは未知数。松本や高橋も来季1軍で活躍出来るか未知数だ。至上命令となった王座奪還のために、即戦力の先発投手を欲しても不思議はない。

ただ、当日まで状況は刻々と変化していくだろう。田中や佐々木への人気が集中し、寺島や今井、藤平といった高校生の単独指名が可能とみれば、そちらに動くこともあり得る。V逸を喫したソフトバンクがどんなドラフト戦略をとるか、注目だ。

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