ポテンシャルを秘める米成長株3選:マスターカード、カーバナ、オクタ

ポテンシャルを秘める米成長株3選:マスターカード、カーバナ、オクタ

  • ZUU online
  • 更新日:2019/08/24

モトリーフール米国本社、2019年8月20日投稿記事より

株式投資の手法にはいろいろあり、比較的安全でよく知られている銘柄への手堅い投資もあれば、大きな株価変動を甘受しつつポテンシャルの大きな銘柄への投資もあります。

後者の投資対象銘柄として、マスターカード(NYSE:MA)、オンライン中古車販売のカーバナ(NYSE:CVNA)、企業向けID管理サービスのオクタ(NASDAQ:OKTA)を紹介します。

■ マスターカード:「キャッシュ戦争」の恩恵を享受

貿易戦争の激化やグローバル経済の減速懸念などが喧伝されていますが、そのような中でもキュッシュレス社会への移行が世界的に静かに進んでいます。

決済企業にとって追い風であり、その恩恵を大きく受けると考えられるのがマスターカードです。

マスターカードは、時価総額2700億ドル超(約28兆円)、年間売上高157億ドルの巨大企業です。

しかし、成長株と言えないわけではありません。

2019年上期の売上高は前年同期比10%増、1株当たり利益は31%増でした。

これは、マスターカードの高い利益率(営業利益率は約58%)、厳しい費用管理、1株当たり利益を押し上げる大規模な自社株買いの結果です。

主力の決済システム以外で、マスターカードは関連サービスを拡大することで競争優位性を強化しています。

関連サービスには、クロスボーダー決済、データセキュリティなどがあります。

これらのサービスの一部は自社開発で、その他に企業買収で取得したものもあります。

直近では、クロスボーダー送金専業のトランスファストの買収があります。

第2四半期に、主力の決済事業以外の売上高は前年同期比23%増と伸びています。

マスターカードは現在、予想PER(株価収益率)30倍で取引されており、S&P500インデックス銘柄の予想PER平均の17.7倍と比べるとかなり高い水準です。

しかし、マスターカードの事業拡大ベースとそれを上回る増益傾向を考えると、非常に割高とは言えないかもしれません。

景気減速関連のニュースが多い中、マスターカードは堅実な投資対象との見方があります。

■ カーバナ:中古車の「自動販売機」で躍進

カーバナは急速に成長している中古車販売会社で、最も勢いがある成長株の一つとしてウォールストリートでも注目されています。

株価は年初来で倍になっており、2年前の上場から約600%上昇しています。

同社は、オンライン中古車販売プラットフォームを提供しており、過剰気味な接客の販売員などに対応せずにじっくりと中古車を選ぶことができます。

また、中古車の買い取りや販売ではアルゴリズムを駆使して公正な価格を数分で提示できることも、ユーザーに評価されています。

また、同社は米国では「自動車の自動販売機」で有名で、8階建てガラス張りの巨大な自動販売機を10カ所以上設置しています。といってもいわゆる自販機ではなく、納車拠点として活用されています。

8月7日に発表された第2四半期(4月~6月)決算では、売上高は前年同期比で22四半期連続の3桁増となり、販売台数の95%増に牽引されています。

カーバナは28地域に進出し、「自動販売機」も2カ所新たに設置しました。

GPU(1台当たりの粗利益)は前年同期比で1002ドル増の3175ドルに達し、中期目標の3000ドルを超えました。

カーバナの成長ストーリーはまだ初期段階です。

同社は、販売台数や売上高の増加を継続させ、年率GPUを増やし、その一方で売上高に占める広告費の比率を下げようとしています。

カーバナの利益をさらに押し上げる要因として、消費者からの中古車買い上げ促進があります。

消費者から直接買って、それを売却できれば、中間マージンがかさむ中古車オークションで買って売却するよりも利益があがります。

また、カーバナには手をあまりつけていない地域が多く残されています。

カーバナの成長ストーリーの問題点は、事業拡大のための費用が急増していることです。

成長を支えるため負債などを増やしていて、黒字化にはほど遠い状況です。

カーバナのリスクは、同社の黒字化が投資家の予想よりも遅れ、その結果、株価が下落することです。

しかし、現時点においては、投資家は大幅増収と市場拡大を評価しており、ボラティリティは高いですが成長ポテンシャルの大きい銘柄として注目されています。

■ オクタ:「クラウド型のID管理サービス」企業として台頭

オクタはクラウドベースのセキュリティソフトウェア会社ですが、一般的には知られていません。

しかし、「クラウド型のID管理サービス(IDaaS, identity-as-a-service)」市場の主要プレーヤーとして急速に台頭しています。

顧客企業は、保有データへのアクセスを保護するためオクタのサービスを使います。

オクタのソフトウェアは、ゲートキーパーのように機能し、特定情報への顧客および従業員のオンラインアクセスをコントロールします。

また、機密情報へのアクセスを制限します。

多くの企業が顧客および従業員向けオンラインサービスを増やしているため、クラウド型のID管理サービス市場は重要性を増しており、市場規模は今後6年間で240億ドルに達すると予想されています。

市場の拡大と共にオクタも急速に成長しています。

直近四半期では、6500超の企業がオクタのサービスを利用しており、総売上高は前年同期比50%増と大きく伸びています。

さらに大口顧客の利用も増えており、年間契約額10万ドル超の顧客数が前年同期比53%増となっています。

成長株を追求している投資家とっては、拡大しつつあるクラウド型のID管理サービス市場において急速に成長しつつあるオクタは注目に値するでしょう。(提供:The Motley Fool Japan)

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