阪神西純矢、西勇輝から直伝ローテ調整法を習慣化

阪神西純矢、西勇輝から直伝ローテ調整法を習慣化

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2019/11/11
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2日間のキャンプ見学を終え引き揚げる阪神ドラフト1位の創志学園・西(撮影・上山淳一)

早くもローテ想定トレ! 阪神ドラフト1位の創志学園・西純矢投手(18)が10日、遠縁にあたる阪神西勇輝投手(29)から「プロ仕様」のランニングメニューを伝授されたことを明かした。登板日に向けてロング、ミドル、ショートと距離を詰めていく先発投手の調整法。純矢はすでに自主トレで実践。最強ホットラインで、スムーズな実力発揮ができそうだ。

◇    ◇    ◇

2日にわたる高知・安芸キャンプ見学で強い刺激を受けた西が、すでに「プロ仕様」のトレーニングを行っていると明かした。助言の主は西勇輝だ。

西純矢 ランニングのことです。プロの先発投手はローテーションをしながら、習慣にしているものがあると聞きました。長距離から短距離ダッシュまで順番に習慣付けていると。

入団決定以来、電話で激励を受けたり、情報交換していたが、その中に「具体的な」(純矢)内容も含まれていたという。

週1度登板するプロのローテ投手は、一般的に登板後に長距離のジョギングで体をほぐすところから再開する。「10キロくらい走って、最初の3キロは歩いてもいいから、ゆっくりと」と純矢は兄貴分から教わった中身を説明した。続いて、やや強度を強めた中距離走。プロでは、外野のフェンス沿いを走るポール間走で、いったん張りを作る投手が多い。そして登板が近づくと短い距離のダッシュを繰り返す。試合で最も必要とされる瞬発力につながる速筋に刺激を入れる。

純矢は週に2度ほどブルペン投球日を設け、ランニングのサイクルを実践。さっそく効果を実感した。

西純矢 高校では毎日ダッシュしたりしていたが、体のキレがないときがあった。投げる日に向かって、そういう練習をしていくと思ったような投球ができたりしました。試合を想定しながらやっています。

勇輝によると「どんな形でもいいから、1軍で投げることが意味がある」と伝えたという。高卒1年目にとって土台作りが重要なのは言うまでもないが、練習や調整方法に戸惑う新人は少なくない。スムーズに入れるに越したことはない。プロのレベルを肌で感じられた今回のキャンプ見学も含め、高いステージを見据えながら充実の冬を過ごせそうだ。【柏原誠】

<先発投手の調整方法>

通常の「中6日」の調整では、登板明けはノースローで、有酸素運動で疲労をとるためにジョギングに取り組む。阪神でいうとメッセンジャーは球場外周を約40分走るケースが多かった。室内で自転車をこぐ投手もいるし、その後でプールで軽く泳ぐケースもある。ひたすら体をほぐすことが主目的になる。2日目は完全休養で球場にも現れない。3日目は次回登板に備える初期段階にあたる。強くはないが時間をかけたキャッチボール、100メートルを七分程度の力で走る。可動域を広げるためのウエートトレーニングもとりいれる。4日目になると、個人差はあるが、ブルペンで50~60球のピッチングを開始。調整が最終段階に入る5日目は、通常のキャッチボールも強いもので、ほぼ全力のダッシュ系のトレーニングが入ってくる。登板前日になる6日目は、体のキレを作るための速い動きのトレーニングをする。投球練習については、4日目と5日目、4日目と前日の6日目にするタイプに分かれる。また疲労が蓄積する夏場は、5日目にだけブルペン入りする投手もいる。

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