「スキップしきるね」と突然、そいつが言い出した

  • 西日本新聞
  • 更新日:2017/08/11

「スキップしきるね」と突然、そいつが言い出した。「しきるくさ」とスキップで歩きだした。一杯飲んで、誰もいない夜の道路。酔った上に何十年ぶりかのおじさん2人のスキップだ。ぎごちないことは目に見えている。息が上がり、やめてしまったが、笑い声が上がった。

スキップした日から会わないまま、8年前にそいつは帰らぬ人となった。幼なじみ。外国航路の船乗りになり、その後、地元で起業した。たくさんの人から引っ張り出されて首長選に出馬し、善戦したが敗れた。あのスキップは童心に戻りたかったのだろう。

7月、九州豪雨で多くの犠牲者が出た。広島、長崎の原爆の日を終え、終戦の日を迎える。盆と重なることもあり、戦争を知らない私にもこの時期、祖父母をはじめ、亡くなった人の姿が浮かんでくる。そうした方々が目の前にいると思いながら言っている。「お疲れさん。生きられるだけ生きるけん」 (宮原勝彦)

=2017/08/11付 西日本新聞朝刊=

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