バルサのオファー蹴った21歳CB。ダビンソン・サンチェスが秘める無限大の可能性【西部の目】

バルサのオファー蹴った21歳CB。ダビンソン・サンチェスが秘める無限大の可能性【西部の目】

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  • 更新日:2018/01/13
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トッテナムのDFダビンソン・サンチェス【写真:Getty Images】

日本に立ちはだかる壁

2018年ロシアW杯で日本代表と同グループに入ったコロンビア代表。ハメス・ロドリゲス、ラダメル・ファルカオらを擁す南米の強豪だが、守備陣にも注目の選手がいる。17/18シーズンからトッテナム・ホットスパーでプレーしているダビンソン・サンチェスだ。現在21歳のDFが世界最高のセンターバックと称される日も遠くないかもしれない。(文:西部謙司)

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アメリカ・デ・カリのアカデミーからアトレティコ・ナシオナルのユースチームへ、そしてリベルタドーレス杯を制したのが19歳のとき。次のシーズンにはオランダのアヤックスでEL準優勝の原動力となりクラブの年間MVPに選出された。そして今季、4200万ポンドで移籍したトッテナム・ホットスパーではレギュラーポジションを確保している。

この3シーズン、ダビンソン・サンチェスの行く手を遮るものなどないようだ。

「21歳だけれども、その年齢よりも成熟している。やがて世界一のセンターバックになるだろう」

スパーズのマウリシオ・ポチェッティーノ監督も絶賛のコロンビア人DFは、ロシアワールドカップで日本に立ちはだかる壁になるわけだ。

187センチの長身だが、非常にスピードがある。CLではクリスティアーノ・ロナウドやピエール=エメリク・オーバメヤンとの1対1でも遜色なく戦えていた。

「(ロナウドやオーバメヤンに)走力で勝負できるDFは少ないが、彼はさらにポテンシャルを持っている」(ポテッティーノ監督)

この3シーズンの成長ぶりからすると、ワールドカップを迎えるころにはさらに強固な壁となっているだろう。

傾聴力と主張力。バルサのオファーを蹴った19歳

成功するサッカー選手には「傾聴力」があるといわれる。これとは逆の能力である「主張力」を併せ持つ選手が大成するそうだ。人の話を聞く、アドバイスに耳を傾ける能力がサンチェスにはあると、ポテッティーノ監督も話している。

「すごく賢い。そしてオープンに学ぶ姿勢がある」

上達のために心を開いている。それは何よりも強力なスキルなのだそうだ。主張力のほうは触れていないが、19歳のときにバルセロナのオファーを蹴った事実からしてそちらのほうも十分と思われる。バルサに行かずアヤックスを選んだのはバルセロナBでプレーするつもりがなかったからだ。

おそらく、その1年をアヤックスで過ごしたのは正解だった。クラブの年間MVPに選出されるほど活躍し、プレミアリーグへと飛躍できたのだから。しかし、バルセロナからオファーを受け、バルセロナBでプレーするのは無駄だから嫌だと断れる19歳なんて滅多にいないと思う。

アトレティコ・ナシオナルのユースではMFだったというから、センターバックとしてのキャリアはわずか3シーズンということになる。それで21歳にして、すでに世界でもトップクラスの実力と評価されているのだから計り知れない才能だ。

かつてフランス代表やACミランでプレーしたマルセロ・デサイーと似ている。身体能力が図抜けていて1対1でまず抜かせない。しかもボールテクニックはデサイーよりサンチェスのほうがすでに上手い。「傾聴力」に優れたサンチェスがさらに経験を積めば、世界最高のセンターバックと呼ばれる日はそう遠くなさそうだ。

(文:西部謙司)

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