ハイレゾ機の新定番、「AK70 MKII」は最上を気軽に持ち運べる

ハイレゾ機の新定番、「AK70 MKII」は最上を気軽に持ち運べる

  • ASCII.jp
  • 更新日:2017/11/14
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2017年の秋はハイレゾプレーヤーを買うのになかなか面白いタイミングだ。

単にハイレゾ音源を再生できるだけでなく、対応フォーマットの拡充、バランス駆動、ワイヤレス接続、USB DAC機能……など、求められる機能の条件が出そろう一方で、各社が次のステージに向けて、独自の方向性を打ち出す段階にある。

長く使うなら、激戦区の5〜8万円クラスを

その中で激戦区と言えるのが、実売10万円以下の価格帯。信頼性やサポートなどで安心感のある大手メーカーの製品で、スペック・機能・操作性、加えて所有感を満たす質感とデザインといった要素で死角がないものを探すとなると、5~7万円台のレンジをひとつの基準にしたい。国内大手のスタンダード機、中華系のハイエンド機、そしてハイエンドブランドのエントリー機がひしめく市場。選択肢が豊富で機能面でも必要なものを一通り備えているケースが多いためだ。

例えばソニーの「NW-ZX300」。ほかにオンキヨーやパイオニアといった国内ブランドのほか、Acoustic Reserch 、FiiO、COWONなど海外ブランドの製品も多数存在する。

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Astell&Kern AK70 MKII

そんな戦国時代のハイレゾプレーヤーの中から今回取り上げるのが「Astell&Kern AK70 MKII」だ。人気の「AK70」からさらに磨き上げた音質面でのメリットを持ち、このカテゴリーの製品を選ぶにあたって最良の選択肢のひとつである。

Astell&Kernはフラッグシップを夏に刷新。約50万円とド級の「A&ultima SP1000」で市場をざわつかせたばかりだが、AK70 MKIIは価格を40万円近く抑えているにも関わらず、その差をあまり感じさせない。その実力をコンパクトに凝縮した製品になっているのだ。

またかつてのフラッグシップ機「AK240」と同じCS4398を使ったデュアルDAC機でもある。新旧フラッグシップ機のDNAを色濃く反映させたというAK70 MKIIの仕上がりはどうか? 詳しくみていこう。

AK70らしさを維持、見た目の変化を感じさせない

AK70 MKIIはベストセラー機「AK70」の改良モデルだ。AK70は小型のボディーにも関わらず、必要なものはほぼ網羅している。

AK70は2.5mm4極端子を使ったヘッドフォンのバランス駆動に対応。Wi-Fi接続による音源ダウンロードやネットワーク再生機能(AK Connect)が利用でき、Bluetoothはいち早くaptX HDに対応した。PC接続によるUSB DAC機能、さらには再生中の曲をほかのDACに送れるUSBデジタル出力機能など持つなど、極めて多彩な機能を持つ。

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一般的な3.5mmのほか、2.5mmのバランス駆動用端子も持つ

加えてポップなカラバリや限定モデルも続々と登場し、気軽にいい音を持ち運びたいと考える層に支持された。

AK70 MKIIはこのAK70の高機能やデザイン性を継承しつつ、ハイレゾプレーヤーにとって最も重要な音の良さを突き詰めた製品だ。

機能面ではほぼ同じではあるが、それはトップランナーであるAK70が、大きく先行していたことの証ともいえる。むしろ市場を見ると、約1年経ってようやく他社の機能が追いついてきた印象だ。

使いやすさは従来機ゆずり、Astell&Kernのメリット

AK70 MKIIはAstell&Kernが長年培ってきたタッチ操作のUIはもちろん、必要な物理ボタンも備えた小型筐体である。使いやすさの面でも評価できる。

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外観に関しては一見すると、デザイン処理の妙もありAK70と同じに見える。しかし実際には幅が2mm、厚さが1mmほど増えている。ただしホールド感などが変わらないように、側面に角度を付けて気持ちえぐるような形状にした。加えて角を落として厚みも意識させないようにするなど細かな調整も加えている。手に持つと変わらずコンパクトな印象だ。重さも約150gと十分軽量で、ポケットに入れて屋外で積極的に使いたいと考える人に適している。

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幅の比較、角度を付けるなどしてサイズアップを意識させないよう調整

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厚さの比較

サイズアップの理由はバッテリー容量の増加とのこと。見た目の印象を変えないのであれば、わざわざ形状を変更せず、妥協を許すという選択もあったと思う。しかしあえて微調整を加えてきた。コストもかかるので、この製品に対するAstell&Kernの意気込みがないとできないことだろう。

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背面

新旧フラッグシップのエッセンスを凝縮

さてここからが本題だ。外側からは見えにくいAK70 MKIIの内部の改良点、そして音質について紹介する。コンパクトな筐体でありながら、Astell&Kernの最上位機で培った高音質設計がきちんと凝縮されている点に注目したい。持ち運びの快適さを実現しつつ、音の面でもプレミアムに仕上げた。ここがポイントなのだ。

内部の変更は大きく2点。少し詳しく書くと、高音質化のために「デュアルDAC」を搭載、「アンプの高出力化」も図った。

D/A部は従来シングルで利用していたシーラス・ロジックのDACチップ「CS4398」を2基に増やして、発売時20万円を超えていたAK240(やAK120II)と同等の構成にしている。

アンプ出力に関しては、バランス駆動時の実効電圧が4.0Vrms(無負荷)と現行フラッグシップのSP1000並みになっている。さらにノイズの大小を示すS/N比(アンバラ:118dB/バランス:119dB)や、歪み率THD+N(アンバラ/バランス:0.0005%)も大幅に改善。こちらも圧倒的なパフォーマンスを誇るSP1000と比較しても遜色ない数値だ。

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中央がAK70 MKII。右のSP1000と比べると非常にコンパクト。左は第2世代AKシリーズのフラッグシップ機AK240。

いわば最新世代のSP1000と第2世代のAK240という新旧2つのフラッグシップ機の仕様を受け継いだ形だ。特にアンプ部分に関してはSP1000との共通性が極めて高く、出力インピーダンスの特性や音質傾向なども近い。

Astell&Kernのアンプ設計の考え方は、どうもSP1000を境に転換があったようだ。SP1000は第3世代のフラッグシップ機「AK380」と比べて飛躍的な進化を遂げた印象がある。その理由のひとつがアンプの改善だったので、AK70 MKIIの再生品質も大きく向上するのではないかと期待が持てる。

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左が2.5mm4極のバランス駆動用端子、右が一般的な3.5mm端子。

ちなみに、3.5mm3極のアンバランス駆動時と2.5mm4極のバランス駆動時で出力が倍になり、同じ位置でも音量にはかなりの差が出る。従来はバランス駆動とアンバランス駆動で出力の差が少なく、同じ音量位置にすれば機種を問わず近い大きさの音が出ていた。このあたりからも第2世代・第3世代のAKシリーズとの違いが感じ取れる。

なお、再生可能なフォーマットはAK70と同様でPCMは最大384kHz/32bit、DSDが最大5.6MHzと同様だ。DACを変更するなどして、カタログスペック上、派手で分かりやすい対応フォーマットの拡充に手を入れるのではなく、ポータブルプレーヤーで最も大事な音の部分の改善に力を集中してきた点が興味深い。

派手な改善ではなく、実を取った玄人的な仕事を垣間見る

以上をまとめつつ、改良ポイントについて別の見方をすると、以下の2本立ての改良という見方ができる。AK70 MKIIにおけるデュアルDACの搭載は「基礎体力の向上」、アンプの変更は「新世代サウンドの導入」だ。

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新旧フラッグシップ機のサウンドを凝縮

DACのデュアル化は、GNDまで含めて左右を完全に独立させることで、上流の部分で精度を高める試みだ。セパレーション、S/N比、ダイナミックレンジなどが改善し、低歪み化もできる。デジタル機器の進化は速いが、AK70 MKIIは第2世代機で採用したCS4398の路線で蓄積をコツコツと積み重ねている。デュアルDAC化によって、回路規模は大きくなり、消費電力の面でのデメリットが出てくるが、そこは地道な調整で対応する。

これに最新世代のアンプを組み合わせて、余裕をもってイヤフォン/ヘッドフォンの音に変えていく。機能だけ見ればAK70とほぼ同等であるため、ややもの足りなく感じる読者がいるかもしれない。しかし電力消費の増加に対応するため、筐体サイズを維持しつつバッテリー容量を増やしたり、基板を新規に起こしたりなど、玄人好みの変化がある。

筆者としてはこのあたりに開発者の熱意を感じたりもした。

音を聴いてみる

それでは音を聴いてみよう。

まずAK70とAK70 MKIIの音を改めて比較してみる。そのほかにかつてのフラッグシップ機AK240との聴き比べや、現行ハイエンドのSP1000(カッパーおよびステンレス)との違いなどもじっくり味わってみた。試聴の際には他社同クラスの人気製品のサウンドも確かめ参考にしている。

筆者は3年ほど前にAK240を購入した。いまでも外出時などに持ち出す。その理由は携帯性の高さとAKM製DACを搭載したそれ以降の機種とのキャラクターの違いを楽しめるためだ。AK240は中低域が充実して元気、輪郭がハッキリとしてメリハリ感のあるサウンドが魅力だと思っている。第3世代ではAKMのDACに切り替えたこともあり、高解像度で緻密な音調にシフトした。第4世代のSP1000は圧倒的な高音質だが、常時持ち運ぶには重厚過ぎる面もある。AK70 MKIIのサイズで上位機に比肩するサウンドが得られるのならとても魅力的だ。

イヤフォンはJH Audioの「Michelle」、DITA Audioの「Dream」などを組み合わせた。音質についてはAK70からの変化が著しい。

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Michelle

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Dream

最初に聴いたのは上白石萌音の『chouchou』から「なんでもないや(movie ver.)」。ピアノやストリングスのシンプルな伴奏の上で歌う女性ボーカルだ。AK70も決して悪くなかったはずなのだが、比べるとピアノの音の深みや芯の強さが格段に違う。ヴァイオリンの高域の抜けもいい。AK70のサウンドは、楽器が増え、曲が徐々に盛り上がっていく後半に差し掛かると、多少中抜け感も感じ、AK70 MKIIのサウンドと比較すると物足りなさがある。

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Michelleの場合、アンバランス駆動とバランス駆動でかなり印象が異なる。アンバランスでは空間は少し狭くなるが、音が近くピタリと決まる印象。低域の広がり感も適度で、均整と取れたサウンドという印象だ。一方、バランス駆動にすると空間のスケール感が出て、声に抑揚が乗ってくる。生々しさや情感が増して、声の表情はもちろん、歌い手の意志も伝わってくるようだ。ニュアンスの差も含めて、バランス/アンバランスの使い分けが面白そうだ。

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競合機種となるウォークマンとの比較、左は同価格帯のNW-ZX300。サイズ感はエントリー機のNW-A40に近い。

同価格帯だが若干安価な他社モデルとも比べてみた。透明感や情報量ではほとんど差がなく、同クラスというのに納得できる。ただしAK70 MKIIと比べるとちょっとそっけないというか、澄ましているというか……。AK70 MKIIは感情に寄った再現ができている印象だった。いい意味で味わいがある。

同じ曲をAK240で聴くと、かつてのフラッグシップ機らしく空間表現が優れていた。再生音はクリアーかつワイドレンジで、音の輪郭もハッキリしている。ここは「さすが」と思う部分ではある。ただしAK70 MKIIと一緒に渡されて、目をつぶって比較したら、どちらが上のクラスかの判別は難しそうに思えた。

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曲をノリのいいポップス(TrySailの『TAILWIND』から「かかわり」)に代えてみたところ、AK240はしっかりとしてアキュレートなサウンドなのだが(コンプなどのかかり具合も分かりやすい)、AK70 MKIIはもう少しボーカルがほぐれる感じで、ユニットがより軽々と動き、ビートも前に出てきた。

つまりAK240とAK70 MKIIの間には、確かに差があるのだが、クオリティーやクラスの差というよりも方向感の差があるのだ。AK70 MKIIには滑らかさやピュアさがあるので、こちらのほうが好きという人も多いかもしれない。もちろんDSD再生時にはPCM変換になってしまうため、ネイティブ再生のAK240にはDSD再生時のS/N感の高さなど差別化要素もある。しかしAK70 MKIIのDSD再生も十分に高音質なので「PCM変換だから悪いに決まっている」と毛嫌いするのはもったいないと思う。

ちなみにSP1000(ステンレス)で聴いてみると、両者の特徴が高次元に融合する感覚を味わえる。分解能や情報量に加えて、豊かな表現力も兼ね備えている。正直格の違いを見せつけられる感じだ。ただし目指す音の方向感は近い。というよりもAK70 MKII のサウンドからはSP1000の面影をかなり色濃く感じ取れる。SP1000(カッパー)と比べた場合でも、音の立体感や沈み込みなどに差を感じるが、その差は思いのほか少ない。むしろこのサイズと価格で、ずいぶんとスケールの大きな表現ができるものだと感心した。

AK70 MKIIとSP1000の関係性は、変なたとえかもしれないが、デビューしたての才能ある歌手と、同じ人物が10年、20年とキャリアを重ねてテクニックを身に着けた同一人物の関係だ。ベテランになれば、余裕をもってステージに上がれるし、このぐらいはできて当然と、高度な表現をさりげなくこなす。しかしパーソナリティーは共通で、本質的な部分での魅力は同質だ。

AK70 MKIIを聴いていてもうひとつ感じたのは、音色やニュアンスの出し方に個性がある点だ。ハイレゾ機というと、情報量や再現性の高さだけを軸に評価されがちだが、AK70 MKIIの場合、楽しさ、熱さ、切実さ、真剣さなど、感情軸の鮮やかな表現が堪能できる。

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例えば、オーケストラ演奏をライブ録音した『ガールズ&パンツァー』オーケストラ・コンサート HERBST MUSIKFEST 2015から「ポーリュシュカ・ポーレ (オーケストラver.)」で、淡々と刻まれる一定のリズムの上に、いろいろな楽器が様々な表情を見せながら、乗っかっていくさまがすごく面白いし、ワクワクしてくる。

音楽を楽しむ機器であれば、模範的だけれど味気ないものよりは、心に何かが残るもののほうがいい。そんなニュアンスをうまく広げる力をこのクラスの製品でも味わえるのは嬉しい話だ。

AK70 MKIIはクラシック音楽との相性もよい。イ・ムジチ合奏団の『ヴィヴァルディ:四季』から「夏」なども聞いたが、弦の再現に求められる高域の伸びや解像感、そして第3楽章のような激しいパッセージでの力強さなども存分に楽しめた。

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また特にバランス駆動時には、300Ω、600Ωといった高インピーダンスのヘッドフォンでも余裕をもって駆動できるようになっている。活用の幅も広がった。少々音量の取りにくいヘッドフォンでも安定して駆動できる点はメリットになりそうだ。このクオリティーであれば、家の据え置きシステムとは別に、品質の高いサブ機を持ちたいというニーズにも十分アピールできるのではないか。

このようにAK70 MKIIのサウンドからは、SP1000で切り拓いたAstell&Kernの新しいサウンドの方向性が垣間見られる。その価値はやはり実際に聴いたうえで確かめてほしいと思う。そしてAK70 MKIIは携帯性にも優れる。音質優先の設計である反面大きく重いSP1000にはない軽快さがあるのだ。

Wi-Fi機能や連携性の高さも特徴になる

最後にWi-Fi機能について。短期間の試用ではあまり気付かないのだが、Astell&Kernはファームウェアのアップデートを比較的高頻度で実施し、機能改善や新機能の追加をしている。特に第2世代の「AK240」以降は、AndroidベースとなりWi-Fi機能が利用できるため、その恩恵が大きい。

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AK240は2014年2月の発売だが、つい最近もアップデートがあり、最新の周辺機器(AK CD-RIPPER MKII)の利用が可能になっている。Wi-Fi接続ができる環境であれば、インターネットを通じて自動的にファームウェアの更新が通知される仕組みで分かりやすい。アップデート作業もファームウェアをPCでまずダウンロードして、ケーブル接続して更新するといった形ではなく、Wi-Fi経由のOTA(Over The Air)でほぼ自動で完了する。

もちろんハードウェア上の制約で上位機ではできて、下位機種では使えない機能も存在するが、長期にわたって使い続けられる点はAKシリーズの魅力と言える。

またAK Connectの機能も便利だ。NASなどに蓄えた音源をそのまま再生できるので、昔リッピングしてそのままにしていた音源をなんとなく聴きたくなった際、転送の手間なく気軽に再生できる。またニーズは少し限られるかもしれないが、プレーヤー自体もサーバーとしても機能するため、SP1000の本体メモリーにしか入れていない楽曲をAK70 MKIIなどほかのAstell&Kern製プレーヤーや、据え置きのネットワークオーディオから読み込んでスピーカーで再生するといったこともできる。

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厳密な比較には適さないが、AK70 MKIIとほかのプレーヤーの音の違いをちょっと確かめたいときに、いちいちメモリーカードを用意して抜き差しする手間がないのは嬉しい。

USBデジタル出力で、USB DACに音を出力できる点も意外に役立つ点だ。

PCなどで再生する場合、特にWindowsのDSD再生ではソフトやドライバーの準備もあるし、スピーカー再生用のオーディオシステムの近くにPCを設置するため電源やケーブルの取り回しをするのもひと苦労だったりする。AK70 MKIIであれば気軽に置けるし、必要なのもUSBケーブル1本だ。AK70 MKIIのプレーヤー本体でネイティブ再生できるのはPCMの場合192kHz/24bitまで。DSDも176kHz/24bitのPCMに変換しての再生となるが、USB経由の出力はそれぞれネイティブ。自宅では据え置きのDAC内蔵ヘッドフォンアンプを持っていてそれで聴く……といった人にもいいのではないか。

こうした連携性の多彩さはAstell&Kernプレーヤーが培ってきた特徴でもある。同価格帯の他社製品ではWi-Fi機能を省略していたり、USBデジタル出力を持たなかったりする場合も多いので、AK70 MKIIを導入する利点のひとつとして紹介しておきたい。

エントリー機ではなく、プレミアムなコンパクト機

このようにAK70 MKIIは、AK70の機能やデザインを受け継ぎつつ、期待を裏切らない音の良さを実感できる仕上がりになっている。そのサウンドは、SP1000以降の新しいAstell&Kernの方向性を十分に感じさせるものだ。加えて、上位機にない携帯性の高さという利点もある。Astell&Kernのサウンドを常に持ち運びたいという人にもお勧めできる。

音質面でも、上位機と比較すれば差は感じるが、価格を抑えた廉価版と切り捨てるような機種ではないと思う。試聴してみて特に印象的だったのは、エントリーモデルの枠にとらわれない、ブランドとしての方向性がにじみ出ていたこと。上位機のエッセンスを気軽に体験できるのがAK70のコンセプトだとしたら、AK70 MKIIで音質にもこだわったプレミアムコンパクト機に進化したと言えるだろう。

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AK70 MKIIは第2世代のAKシリーズの集大成として。あるいはスタンダードクラスのハイレゾプレーヤーの新基準を作るプレーヤーとして確固たる立ち位置を得ているように思える。これがポケットサイズに収まるという点にも大きな価値を感じる。Astell&Kernのエントリークラスとしてではなく、ハイレゾプレーヤーの中核機種として、ぜひ注目してほしい製品だ。

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