かつて乗客は段ボールで用を足していた。飛行機のトイレに関する10の事実【トリビア】

かつて乗客は段ボールで用を足していた。飛行機のトイレに関する10の事実【トリビア】

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  • 更新日:2017/08/11
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人は食べなきゃ生きていけない。食べたら出さなきゃやっぱり生きていけない。でもそれなりの社会生活を営んでいる人にとって、その辺でプイっとかいうのは非常事態以外はNGであり、トイレにいって用を足さなくてはならないわけだ。

いつトイレに行きたくなるのかは予測を立てるのは難しい。出物腫れ物所嫌わずなのだから、公共の交通機関ではほとんどトイレが用意されている。

地上から離れ、上空を移動する飛行機にトイレがあるのは当然だ。だがかつての飛行機のトイレ環境は今よりもダントツに悪かった。空飛ぶ排泄物処理について、過去、現在、未来について10の事実をあげてみよう。

1. 乗客はかつてダンボールで用をたしていた。

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1930年代や1940年代、航空機での移動が急増した初期の頃、飛行機の中には個室も汚物をためるタンクもなかった。乗客は、バケツや箱で用をたしていたのだ。

ときにこれが乱気流で揺れてオーバーフローし、中身が機内に飛び散ったりすることもあった。パイロットは自分の靴の中やコックピットの床の穴におしっこしたりしていた。初めて取り外しのできる汚物タンクがお目見えしたのは1930年代も終わりで、クルーが着陸後に中身をきれいにしなくてはならなかった。1940年代にもこの方式は引き継がれた。

2. イギリス人は空で垂れ流し

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1937年、英国空軍によってスーパーマリーン・ストランラーという名の飛行艇が運行し始めた。すぐにこの飛行艇は、その奇妙な設計のせいで"口笛を吹くトイレ"というニックネームがつけられた。

この飛行機のトイレには汚物タンクがなく、そのまま空中に垂れ流しだったのだ。トイレと称するもののフタは開けっぱなしで、風で飛行機がピューと口笛のような音をたてるため、この名がつけられたのだ。

3. チャールズ・リンドバーグはフランス上空でおしっこした

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有名な飛行士チャールズ・リンドバーグは、1927年にニューヨークからパリへの大西洋単独無着陸横断飛行を成功させたとき、着陸してすぐにジョージ五世と謁見した。

33時間ものフライトだったため、もよおしたらどうしたのかと訊かれて、リンドバーグはアルミの容器の中にして、それをフランス上空を飛んでいるときに捨てたと答えた。

4. 冷凍うんころんは1980年代に大きな問題になった

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航空学が発達するにつれ、飛行機のトイレシステムも単に汚物をためておくことから、自ら微生物と戦う方向へと進化していった。これは、便器でよくみるブルーの液体で有名なアノテック社と研究が進められた。

しかし、タンクがこの液体と汚物をためると、機内に悪臭がもれる傾向があった。そこで、この元凶を機外で凍らせて、飛行機が降下を始めるときに剥がれ落ちるようにした。ところが、この脅威的なうんころん爆弾が地上の車や屋根を直撃するという被害が出た。

その後、ボーイングやほかの航空機製造会社はバキューム方式を採用するようになって今日に至っている。

5. バキュームがすごすぎて娘フラワーがひどく負傷したケース

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現在、航空機がトイレに採用している気圧を利用したバキュームシステムは、大量の水を使わずに汚物を便器からタンクへ吸い込むことができ、飛行機に余分な重量負担がかからなくて済むようになっている。

吸い込むときの音がすごいが、とくに危険はない。ところが、まれにそうでもないときもある。

2006年7月号の旅行医学学会誌の記事によると、37歳のある女性がまだ便器に座っているときに流してしまった。すると便器の中が密閉状態になってしまい、お尻が便器から抜けなくなってしまったのだ。

客室乗務員によって女性はなんとか助け出されたが、医者に診てもらうと陰唇から大量出血という怪我を負っていた。幸いなことに、女性は治療を受けて、すっかり回復したという。

6. 機内のトイレの悪臭を防ぐコツ

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誰でも自分の生産したものでトイレ内を汚染して、気圧が一定に保たれた狭い室内に悪臭をこもらせたくないはずだ。特に次に待っている人がいたらなおさらだ。

元客室乗務員のエリカ・ロスは、コーヒーのだし殻をひと袋もらって、それをトイレ内に吊るしたという。コーヒーのかすが、においを吸収してくれるからだ。

7. エアバスのトイレは時速209キロでうんころんを疾走させることができる

A380 : 130mph toilet flush
2007年頃のエアバスモデルのトイレは、ものすごい吸引力があったため、"F1"と名づけられていた。ジャーナリスト向けのデモンストレーションで、このA380モデルは時速209キロの速さで下水管の中のうんころんを瞬時に移動させることができた。

このスピードなら、客室の距離を飛行機の後方にある下水タンクまで汚物を一瞬にして運ぶことができる。

8. トイレはますます狭くなっている

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すでに十分狭いが、飛行機のトイレは将来的にもっと狭くなるかもしれない。2017年の報告によると、古い機体はどんどんその役目を終え、新型の旅客機の改良トイレは奥行きも天井までの高さも5センチづつ小さくなっているという。

縮小トイレは、体の不自由な人、妊婦、子連れの人にとっては問題かもしれない。

9.ボーイングは飛行機でのトイレ体験を完璧にするかもしれない

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2016年、ボーイングが機内のトイレでの微生物の繁殖を抑える解決策を発表した。ボーイングの自浄式トイレは紫外線ライトを使って便器の表面についたバクテリアを99.9%殺菌するという。

このライトは次の使用者のためにトイレ空間も消毒してくれる。ボーイングは、将来的にはなにも手を触れることなく用がたせるよう、自動で稼働する便座やシンクを考案している。

10. いまだに灰皿がついているのにはわけがある

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すべての飛行機で機内禁煙が常識になっているのに、いまだにトイレの壁やドアに灰皿がついているのを不思議に思ったことはないだろうか?

連邦規定によっていまだに必要とされているからだ。考えられるのは、我慢できなくてこっそり吸った人が火を消す場所が必要だからだろう。ちゃんと灰皿が備えられた場所があれば、火事の危険を減らすことができる。

via:10 Fascinating Facts About Airplane Bathrooms | Mental Flossなど/ translated bykonohazuku/ edited by parumo

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