五輪氷上ペアは恋人? 交際は「もろ刃の剣」

五輪氷上ペアは恋人? 交際は「もろ刃の剣」

  • WSJ日本版
  • 更新日:2018/02/15
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6年前から互いをよく知っていたマディソン・チョックさんとエバン・ベーツさんは2017年にようやく交際を始めた。最高のタイミングではなかった。

2人はアイスダンスでペアを組んでおり、人生で最大の大会であるオリンピックが数カ月後に迫っていたからだ。ベーツさんは「スケートとデートを両立できない人間もいるが、私たちは両立させると決めた」と話す。

2人には嫌というほどデメリットが分かっている。ライバルで米チームメイトのマディソン・ハベル選手とザカリー・ダナヒュー選手の場合は、数年間つき合い、ペアを続ける方法はひとつしかないとの結論に至った。別れることだ。現在2人はそれぞれスペインのアイスダンスペアの選手とつき合っている。

同僚とつき合うのはいつでもややこしい。だがオリンピック選手が氷上のパートナーとつき合う場合はどうか。

恋人同士の役を演じるために何年も訓練を重ねるフィギュアスケートにしても、今年から五輪種目になったカーリング混合ダブルスにしても、男女が組む競技の選手はそうしたジレンマに直面している。

今年のアイスダンスとペアスケーティングの米国代表には特にこうした話が多い。男性が女性と一緒に回っているのがアイスダンス、男性が女性を頭の上に持ち上げたり投げたりするのがペアスケーティングだ。

スケートファンは演技を見ながら、「2人はリンクの外でも恋人なのか、違うのか」などと想像を巡らせる。何しろ不可解なシグナルが多すぎる。プログラム中には変なところに手を置くし、採点を待つ間は相手をずっと見つめたり、にらみ合ったり、いつまでもハグしたりしている。

カナダは、アイスダンスで2度金メダルを取ったテッサ・バーチュ選手とスコット・モイア選手が、ペアを組んでから20年にわたり交際を隠してきたのではないかとの話で持ちきりだ。このうわさは2人が五輪に出場する4年ごとに持ち上がる。本人たちは、忘れるほど大昔に少しだけつき合っていたと以前に話している。バーチュ選手は8歳、モイア選手は10歳だった。

パートナーとの交際には、通勤が一緒で便利、寒いリンクで何時間も一緒にいられるといったメリットがある。演技にもプラスになりそうだ。

米国のペアスケーティングでは以前、あからさまに嫌い合ってペアを解消し、何年もの練習を無駄にしたチームもあったが、今は調和のメリットが効いている。アレクサ・シメカ選手とクリス・クニエリム選手は2016年6月に結婚した。式をつかさどったのは2人のコーチだった。ペアスケーティングで米国から平昌五輪にエントリーしたのはこのペアだけだ。

だがペアの交際にはデメリットもある。常に一緒にいること、厳しい練習や試合のプレッシャー、うまくいかなかった時に恋愛や選手生活に及ぶリスクなどだ。

ペアスケーティングのタラ・ケイン選手は「恋人に腹を立てている時にリンクに行ってトリプルツイストをして、彼の頭上に持ち上げてもらう? スケートに行って手をつなぐなんて嫌だと思う」と話した。ケイン選手はペアを組むダニー・オシェア選手と一緒に住んでいるが、恋愛関係にあるかどうかについてはコメントしていない。

ケイン選手は仮定の話として、「それはもろ刃の剣」だと述べた。「私がペアの相手と本当につき合いたいと思うだろうか? 一方で別の人とデートするのは難しい」

一方、ハベル、ダナヒュー両選手は別れて正解だったと強調している。1月には情熱的な演技で初の全米タイトルを獲得した。ダナヒュー選手は「人生はそういうもの。昔の恋人と毎日練習しても平気なら、素晴らしいことだ」と述べた。

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