ランボルギーニが新型SUV「ウルス」を発表 スーパーカー並みの最高速度305km/hで2,574万円

ランボルギーニが新型SUV「ウルス」を発表 スーパーカー並みの最高速度305km/hで2,574万円

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  • 更新日:2017/12/10
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【ギャラリー】Lamborghini Urus Reveal - Live Shots12

2012年にコンセプトカーとして発表されてから5年、ついにランボルギーニが世に問うスーパーSUV、「ウルス」の市販モデルが公開された。

「デザイン、パフォーマンス、ドライビング、エモーション」の全てにおいて「紛れもなくランボルギーニのDNA」を受け継いでいると同社が豪語するウルスは、同時にランボルギーニとしては「最も汎用性が高く」て「環境に配慮した」クルマとして開発されている。ちなみに"URUS"ウルスという名前は、「家畜の先祖にあたる大型の野生牛」のこと。ランボルギーニの伝統として、これまで数々のスーパーカーの車名に着想を与えてきたスペインの闘牛とは「非常に近い外観をした」牛だそうだ。なるほど、闘牛で活躍した伝説的な雄牛の名前をそのままいただいた「アヴェンタドール」や「ミウラ」とは、"似ているが異なる"ということが明確に現れているという意味で、スーパーSUVには相応しい名前だと思えてくる。

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ランボルギーニ初のターボチャージャー

ウルスが、他のランボルギーニ製スーパーカーと違うということは一目で分かるが、機械的に大きく異なるのはパワートレインだ。ウルスは、ターボチャージャー付きエンジンをフロントに搭載するという点で、現行モデルのみならず、これまで販売された全てのランボルギーニと異なる。50年を超える同社の歴史を遡れば、猛牛のエンブレムを付けたクルマの中には、フロントにエンジンを搭載するモデルも、後部座席を備えるモデルも、あるいは「LM002」という4輪駆動のSUVさえも存在するのだが、ターボチャージャーを採用したモデルはこれが初となる。

そのアルミ製4.0リッターV型8気筒エンジンは、2基のツインスクロール・ターボチャージャーを備え、最高出力650ps/6,000rpmと最大トルク850Nm/2,250-4,500rpmを発生。このエンジンのために特別に開発されたというトルクコンバーターを備える8速オートマチック・トランスミッションを介して4輪を駆動する。トルセン・セルフロッキング式センター・ディファレンシャルは、通常では前40:後60に駆動力を配分するが、路面や走行状況に応じてフロントに最大70%、リアには最大87%まで駆動力を送ることが可能だ。ちなみにオフロード走行は想定されていないアヴェンタドールの場合、4輪駆動システムは前0:後100から前40:後60と、常に後輪よりの駆動配分となっている。

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砂漠からサーキットまで

ウルスには、この4輪駆動システムに加えて、左右の後輪間で駆動力を配分するアクティブ・トルク・ベクタリングや、車速に応じて後輪を前輪と逆位相または同位相に操舵するリア・ホイール・ステアリングも搭載されており、ランボルギーニらしい運動性能の実現を目指している。さらに快適性やオフロード走行も兼ね備えるため、アダプティブ・エア・サスペンションと、ランボルギーニ初となる電気機械式アクティブ・ロール・スタビライゼーションも採用された。

パワートレインや電子制御システムの設定を切り替える「Tamburo」と呼ばれるドライビング・モードは、スーパーカーでお馴染みの「STRADA(公道)」「SPORT(スポーツ)」「CORSA(レース)」に加え、「NEVE(雪道)」「TERRA(オフロード)」「SABBIA(砂漠)」というモードも用意された(「TERRA」と「SABBIA」はオプションのオフロード・パッケージに含まれる)。選択されたモードによって車高やエキゾースト・サウンドも変化する。

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【ギャラリー】Lamborghini Urus17

市販品最大のカーボンセラミック・ブレーキ

ウルスのためにピレリが専用開発したという「Pゼロ」タイヤは、前285/45R21、後315/40R21サイズが標準だが、最大で前285/35R23、後325/30R23も装着可能。オールシーズン用やウィンター用タイヤも用意されている。当然ながらブレーキも強力で、フロントは10ピストンのアルミ製キャリパーと、440mm x 40mmという市販されている中で最大サイズのカーボンセラミック・ディスクを標準装備。リアは6ピストンの鋳鉄製キャリパーと70mm x 30mmカーボンセラミック・ディスクを備える。

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スーパーカーのデザインをSUVに

ランボルギーニのスーパーカーからヒントを得たというエクステリア・デザインは、直線的なフードのラインや六角形のテーマ、Y字型ライトなどのディテールからそれを感じさせるだけでなく、全体の2/3がボディ、1/3がウィンドウという、同社のスーパーカーと同じ比率を採用しているという。サイズは全長5,112mm × 全幅2,016mm(ミラー除く) × 全高1,638mm、ホイールベース3,003mm。プラットフォームを共有するといわれる同族他社のSUVと比べると、ワイドで低いスタイルが特徴で、ホイールベースも長めだ。

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SUV最良のパワー・ウェイト・レシオ

シャシーは当然ながらカーボンモノコックなどではなく、アルミとスチールを組み合わせたもので、乾燥重量は2,200kg以下とされている。W型12気筒エンジンを積むベントレー「ベンテイガ」より200kgほど軽いが、ポルシェの新型「カイエン ターボ」より少しだけ重くなりそうだ。それでも増強されたパワーやスーパーカー・ライクなボディの空力性能が効果を発揮し、0-100km/h加速3.6秒、最高速度305km/hと、カイエン ターボのそれぞれ3.9秒(スポーツクロノパッケージ装備車)、286km/hという数値を大きく凌ぐ。ただし複合モード燃費は12.7L/100kmと発表されており、ポルシェの11.9L〜11.7L/100kmには及ばない。

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インテリアもランボルギーニらしく

ランボルギーニらしくラグジュアリーでスポーティにデザインされたという車内は、ベンチシートの後部座席を倒せば荷室容量を616リッターから1,596リッターに拡大できる。5人乗り仕様が標準だが、オプションで独立した2名分のリアシートを装備する4人乗り仕様もオーダー可能だ。フロントシートは低く、シート表皮からエアベント、ドアハンドル、カップホルダーに至るまで六角形のテーマが採用されているあたりは、なるほどランボルギーニ以外の何物でもない。振動ダンパーが内蔵されたステアリングに多機能スイッチが備わる。

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納車は2018年春に始まる予定で、既に発表されている日本での販売価格は消費税別で2,574万円。予想通りベントレー ベンテイガとポルシェ カイエンターボの間、あるいは4輪駆動の「ウラカン クーペ」と後輪駆動の「ウラカン RWD クーペ」の間に位置するともいえる。シリンダー数は少なくても乗車定員の多いウルスは、決して"最も安いランボルギーニ"ではないのだった。

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