広輔 ゴールデングラブ賞「取りたい」 守っても“タナキクマル”で夢つかむ

広輔 ゴールデングラブ賞「取りたい」 守っても“タナキクマル”で夢つかむ

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2018/01/14
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小雨が降る中、ノックで一塁へ送球する田中

広島の田中広輔内野手(28)が13日、沖縄・恩納村で行う自主トレを公開し、ゴールデングラブ初受賞を今季最大の目標に掲げた。昨季、リーグ2連覇の原動力となった男はプロ5年目に向け、全ての成績でキャリアハイ更新に意欲を示した。中でも守備のベストナイン獲得を熱望した。

暖かい沖縄の地で田中が精力的に動いた。ウオーミングアップやダッシュで体を温めると、最初に取り組んだのは守備練習だった。左右に足を動かし、捕球姿勢などを確認しながら一球一球、丁寧にノックを受けた。

今季に向けて「全ての数字でキャリアハイを残したい」とした上で「ゴールデングラブを取りたいと思う。去年の後半は守備に手応えがあった。それでもチームを引っ張っていきたい」ときっぱり。守備への高い意識をうかがわせる、熱のこもった一幕だった。

昨季は不動の1番として盗塁王と最高出塁のタイトルを獲得し、ベストナインにも選ばれた。それでも「プロに入った時からの目標」というゴールデングラブ賞は“落選”した。

悲願成就へ、昨季リーグワーストだった16失策を1桁台に減らす。「まず基本を徹底して、アウトにできる打球は確実にアウトにする」と誓い、続けて「逆シングルで捕りにいく打球とかが分かってきた。丁寧に行き過ぎるのも良くない時がある」と力説した。

昨季は2年連続フルイニング出場を達成。遊撃手としては球団史上初の快挙だった。積み上げてきた経験を元にして、状況に応じた最善のプレーができるようになってきた。

失策への恐怖心はない。過去にはギリギリの打球に追い付いたあまり、捕球ミスにつながったこともある。「いかに打球に触れるかが大事。勝負できなくなったら、ショートとしてはダメになる。強い気持ちを持っていく」と言い切った。

楽天・今江、ヤクルト・大松らとの沖縄での合同自主トレは4年連続4度目。この日は約5時間、汗を流した。温暖な気候の中、体づくりに余念がなく、ダッシュやランニング、筋力トレなどで肉体をいじめ抜いている。23日まで滞在し、2月1日から始まる春季キャンプに備える。

二塁・菊池、中堅・丸はともに5年連続でゴールデングラブを受賞中。遊撃・田中も続く。“タナキクマル”によるセンターラインがさらに強固となれば、夢の実現は近づく。「同級生と一緒に取りたい」。鯉の背番号「2」が沖縄の青空に誓った。

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