小型光磁気ディスクのiD PHOTO対応デバイスは「iDstorage」と「iDshot」の2つだけ!:スイートメモリーズ File050

小型光磁気ディスクのiD PHOTO対応デバイスは「iDstorage」と「iDshot」の2つだけ!:スイートメモリーズ File050

  • Engadget
  • 更新日:2021/02/22
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[名称] iDstorage(IDS-M1)、iDshot(IDC-1000Z)
[種類] 光磁気ディスク
[記録方法] レーザーパルス磁界変調方式
[サイズ] 155×79×29.7mm(iDstorage)、92.8×139.3×88.3mm(iDshot)
[容量] 730MB
[接続] USB1.1、IEEE1394
[電源] 7V、ACアダプター(iDstorage)
[登場年] 2001年頃~

今や淘汰された懐かしの記録メディアたちに光を当てるこの連載企画では、ゆるっと集めているリムーバブルメディア・ドライブをふわっとご紹介していきます。

連載:スイートメモリーズ

「iDstorage」は、三洋電機が発売したiD PHOTO用のデジタルディスクストレージ。コンパクトフラッシュやスマートメディアに保存した写真を単体でiD PHOTOへとバックアップできるほか、PCと接続すれば、外付けドライブとして使える製品です。

iD PHOTOは、オリンパス光学工業、三洋電機、日立マクセルによって開発された光磁気ディスク。詳しいことは以前の連載で紹介していますので、こちらの記事をどうぞ。ザックリまとめると、約50.8mmという小さなディスクで730MBという大容量を実現した、デジカメ用のMOです。

デジカメ用というならば、当然色々なデジカメがあるのだろうと考えるのが普通ですが、実は1つしかありません。それが、「iDshot」。登場はiDstorage(10月19日発売)よりも先となる、2月1日発売です。元々の予定は2000年12月8日でしたが、発売が延期されました。

iDshotは、有効画素数140万のCCDセンサー(1/2型)や光学3倍ズームレンズを搭載し、静止画最大1360×1024、動画最大640×480/30fpsの撮影が可能というデジカメ。iD PHOTOのランダムアクセス性を活かした編集機能を装備しており、動画や静止画の加工がカメラ単体で出来るというのが特徴でした。さらにインターフェースとしてIEEE1394とUSBを装備しており、PCとも接続可能となっています。

ということで、これらの実物を見ていきましょう。

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まずは、iDstorageから。メディアの挿抜はMOのようなオートローディングではなく、手動。スライドスイッチでカバーを開いて行なうという、ポータブルMDプレーヤーを彷彿させる方式です。このあたりの構造は、日本の家電メーカーにとって得意な分野ですね。

続いて、正面と背面です。

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正面左にあるEJECTスイッチが、iD PHOTOのカバーを開くものです。右側にあるのが、コンパクトフラッシュとスマートメディア用のスロット。写真のバックアップに使えるほか、PCと接続した場合には、こちらも外付けドライブとして利用できます。ちなみに、マイクロドライブは利用できましたが、5Vのスマートメディアには非対応でした。

背面は電源とインターフェースがあります。

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PCとの接続は、IEEE1394とUSB1.1の2系統あるというのが親切です。USBの方が汎用性はありますが、最大速度が12Mbpsと遅かったため、IEEE1394(400Mbps)を使ったほうがリーダー・ライターとしての価値が高まります。ちなみに、USBでのバスパワー動作は不可。IEEE1394でのみ、バスパワー動作が可能です。

単体動作時では写真のバックアップができるので、ちょっと試してみましょう。

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512MBのコンパクトフラッシュとiD PHOTOを挿し込み、SELECTで動作を選択。SETで確定してSAVEでコピーを始める、といったような手順になっていました。

バックアップ方向はコンパクトフラッシュからiD PHOTOだけでなく、この逆も選べたので試してみたところ、iD PHOTOのデータが消え、コンパクトフラッシュにも保存されていませんでした……。しかも、iD PHOTOのメディアを認識しなくなるというオマケ付き。

色々試しているうちに消してしまった、もしくは、単純に手順を間違えた可能性が高いですが、なんだか不安だったのでこれ以上は試していません。

気を取り直してPCとUSBで接続してみると、iDstorageの液晶表示が「PC-USB」と変わり、ドライブとして認識されました。

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先ほど認識しなくなったメディアもフォーマットすることで利用可能になり、PCからファイルのコピーもOK。Windows 10でもiD PHOTOは利用可能です!

さて、もうひとつの対応デバイスとなるデジカメのiDshotですが、こちらもiDstorageと同じく、スライドスイッチでカバーを開いてメディアを挿抜する方式です。ちゃんとチェックはしていませんが、ほぼ同じドライブが使われているのでしょう。

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なお、iDshotもIEEE1394とUSBがあります。ただし、PCとUSBで接続してみたところ、不明なデバイスとなってしまい利用できませんでした。当然ながらWindows 10用のドライバーは用意されているわけもないので、残念ながらUSBでの利用は断念したほうがいいでしょう。

IEEE1394なら外付けドライブとして使えるようですが、手元ですぐに使えるIEEE1394環境がなかったので試せていません。そのうち試してみますね。

連載:スイートメモリーズ

参考:

デジタルディスクストレージ「iDstorage」を発売, 三洋電機, WayBack Machine
デジタルディスクカメラ「iDshot」を発売, 三洋電機, WayBack Machine
iD PHOTO, idshot.com, WayBack Machine

宮里圭介(Keisuke Miyasato)

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