「きちんと蓄えとけば...」岸部四郎さん語り続けた妻への懺悔

「きちんと蓄えとけば...」岸部四郎さん語り続けた妻への懺悔

  • 女性自身
  • 更新日:2020/09/16
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タレントで俳優の岸部四郎さんが亡くなっていたと9月15日に発表された。71歳だった。各メディアによると、死因は拡張型心筋症による急性心不全だという。

岸部さんは沢田研二(72)がボーカルを務めるバンド「ザ・タイガース」にギタリストとして参加。78年のドラマ「西遊記」(日本テレビ系)での沙悟浄役など俳優としても活躍し、84年からは朝のワイドショー「ルックルックこんにちは」(同局系)の司会になった。

しかし活躍が続くなか、一転する。

「『ルックルック』に出演していたころの岸部さんは日本で一番高い家賃として話題になった高層マンションに住み、愛車はベンツ。年収2億円ともいわれていました。しかし、98年に借金が膨らんで自己破産。負債額は4億2000万。一時は電気やガス、水道も止められたそうです」(スポーツ紙記者)

13年も続いた「ルックルック」を降板し、所属事務所も解雇された岸部さん。のちに仕事面では挽回し始めたが、その矢先の03年に脳溢血に。そして後遺症の残る身体となった。

そんな岸部さんのことを支えたのは、94年に結婚した14歳年下の妻・小緒理さんだった。

岸部さんのマネジメントも引き受け、まさに公私ともにパートナーだった小緒理さん。しかし07年4月、43回目の誕生日を目前に心不全で急死した。

07年6月、本誌で13年間の夫婦生活を回想した岸部さん。小緒理さんはマネージャーでありスタイリスト、運転手でもあったと告白。その苦労についてこう語っている。

「食事の管理から栄養、糖尿にならないようにとか、彼女は熱心でしたね。特別のおにぎりを作って楽屋弁当とかいっさい食べさせない」

「本番中は、ずっとスタジオのかたわらで僕の様子を見ているんです。僕が、具合が悪くなったら、ちょっと手を挙げることになっていたんです」

「彼女はずっと休まらない。『あなたに付くというのは大変なのよ。普通の人ではできない』って、言ってました」

そのため「僕が幸せにできなかったというのは、ものすごく悪い気がしてきてね。そういう思いばっかりなんですよ。嫌な思いをさんざんさせて……」と悔やんだ。

08年2月にも再び本誌に登場した岸部さんだったが、傷心のさなかだった。小緒理さんの笑っている写真に話しかける日々だといい、「情けない話だけど、いまのぼくには仏壇を買うお金がないんですよ」と話してくれた。

そして、こんな懺悔の言葉を口にしていた。

「(「ルックルック」の司会を務めていたころに)きちんと蓄えとけば、こんなことにはならなかった。女房に苦労をかけることもなかったと、いまさら後悔しても遅いんだけど……」

08年4月、小緒理さんの一周忌を迎えた。当時の岸部さんは仕事の激減ぶりをつづるなど、その自虐的なブログが話題に。そうしてバラエティ番組を中心に声がかかるようになっていた。

その1カ月後。岸部さんは本誌インタビューで仕事が忙しくなってきた半面、小緒理さんの遺影に向かって「逝くのが早すぎたよ」と“文句”を言っていると語った。さらに、こんな展望も明かしていた。

「僕がやらなきゃいけないのは、女房のお墓を建てることですよ。岸部家のお墓の敷地内に、僕が死んだら、女房と並んで入れてもらえるようなお墓をなんとか今年中に建てたいと思っています。早くお墓を建ててあげないと、女房がかわいそうやからね」

13年12月に行われたザ・タイガースの再結成ライブが最後の公の場となった岸部さん。15年8月には「週刊女性」で、老人ホーム生活を送りリハビリに励んでいるとも報じていた。

71年にわたる波乱万丈な生涯を終えたいま、天国で小緒理さんとの再会を喜んでいることだろう。

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