山本キャスターの考える、左投げ・左打ち選手の重要性【6-4-3を待ちわびて】第21回

山本キャスターの考える、左投げ・左打ち選手の重要性【6-4-3を待ちわびて】第21回

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  • 更新日:2022/08/06
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みなさんこんにちは、野球大好き、山本萩子です。

いきなりですが、個性ってなんでしょう。性格、身長、髪や目の色、声などなど。個性はその人をその人らしくしている要素です。私の頑固で正義感が強いところや、人の話を聞くのが大好きなことも、私にしかない個性。

野球選手にとってわかりやすい個性といえば、やはり利き腕でしょう。ということで、今日は「左投げ・左打ち」についてお話しさせてください。

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野球というスポーツほど、左利きという個性が重宝されるスポーツもないでしょう。

もともと日本人は右利きが多いとされていて、9割近くが右利きだとか。しかし、プロ野球で左投げの選手は2割弱いて、右投げの左打ちの選手まで含めると、4割ほどになります。

左のバッターボックスに立つ選手が多いのは、右投手が多いことが理由でしょう。野球では右投手に対して左打者は有利とされていますし、1塁までの到達距離が少しだけ短いので早く到達できるメリットも。そのため、右投げでも左打者が多いと考えられます。

子供ころ友達がみんな右で打っていたので、それを真似して右打ちになった、という左投げ右打ちの選手もまれにいます。

番組でご一緒している元・楽天の岩隈久志さんは、本格派の右投手として知られていましたが、文字を書く時は左なんですって。初めて知ったときはとても驚きました。ボールを投げるのは左より右のほうがよかったのでしょうか。

左利きの選手は一般的に守備位置が限られる(投手・ファースト・外野のみ)ので、幼いうちに右利きに矯正することもあるそう。だからこそ、左利きは重宝されるのだと思います。

野球ほど「左」に個性を認めているスポーツは他にないですよね。左の強打者。左のワンポイントなど、すべてに「左の」という冠がつきます。

左の強打者がいるだけで、打線に迫力が増すような気もします。

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こういうお話はビールなんかを飲みながら語り明かしたいものですね

先日、ヤクルトの村上宗隆選手(右投げ左打ち)が3打席連続ホームランを記録した甲子園での試合。2本目のライトスタンドへのHRにはしびれました。甲子園球場はライトからレフトにかけて浜風が吹いているので、左打者は左方向に強く打つことでホームランを量産できると、解説者の掛布さんが言っていましたが、ライトスタンドにアーチをかけたあの一発には村上選手の魅力が詰まっていました。

左打者というのは足が速かったり、小技も得意だったり、それこそイチローさんという偉大な選手のイメージが強くあったから、「左の強打者」という存在をまぶしく感じるのかもしれません。

今期、NYヤンキースが絶好調なのですが、その理由の一つに左打者の加入が大きかったと思っています。それまでアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンと、右の大砲が主軸でしたが、中軸にアンソニー・リゾという左打者が加わったことで打線が活性化しました。対戦する投手だって、右と左の強打者が混在したら頭を悩ませることでしょう。

左打者をどこに置くのか、打線を考えるのは楽しいですね。。左打ちという特殊能力を持ったカードを、どこに配置したら最も敵に脅威を与えられるかという頭脳戦。答えがないからこそ、いつまでも話は尽きません。私だった右の強打者を4番に置いて......お酒を飲みながら、朝まで語り合いましょう。

みなさんの考える右と左の最適配置、教えてくださいね。それではまた。

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★山本萩子(やまもと・しゅうこ)
1996年10月2日生まれ、神奈川県出身。フリーキャスター。野球好き一家に育ち、気がつけば野球フリークに。2019年より『ワースポ×MLB』(NHK BS1)のキャスターを務める。愛猫の名前はバレンティン

構成/キンマサタカ 撮影/栗山秀作

構成/キンマサタカ 撮影/栗山秀作

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