戦争に行った夫を10年間待ち続けた妻。しかし帰還した夫は......桔梗の花言葉に隠された悲しい物語

戦争に行った夫を10年間待ち続けた妻。しかし帰還した夫は......桔梗の花言葉に隠された悲しい物語

  • マイナビ子育て
  • 更新日:2022/11/25

凛とした涼し気な雰囲気の花を咲かせる桔梗(キキョウ、ききょう)は、その花姿にぴったりの品にあふれた花言葉がつけられています。ここでは、桔梗の概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。

桔梗(キキョウ、ききょう)の花言葉

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武家の家紋にも使われるほど凛として品にあふれた花姿が印象的な桔梗。

そんな桔梗につけられている花言葉は「変わらぬ愛」「永遠の愛」。

この美しい花言葉の由来には、悲しい物語があります。
その物語は、戦争に行った夫を10年間待ち続けた妻の物語。夫が戦場から帰ってくる日、妻は夫を迎えようと宴の準備をしていました。しかし、この様子を目撃した夫は、妻が別の男性と結婚したと思い込んでしまいます。
妻は潔白を証明するために自ら命を絶ち、自分の勘違いに気づいた夫も後を追って命を絶ってしまいました。こうして、悲しくもふたりの愛は永遠になったという物語です。

この由来の物語には諸説あり、西洋に伝わる帰らぬ恋人を生涯待ち続けた女性の物語が由来になったという説もあります。

桔梗(キキョウ)の色別の花言葉

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桔梗の花色というと紫色がよく知られていますが、白やピンクの花言葉もあり、色別の花言葉もつけられています。

紫の桔梗(キキョウ)の花言葉

桔梗の中でももっともメジャーなのが紫の桔梗。桔梗色という色も、紫色を指しています。

紫の桔梗につけられた花言葉は「気品」。
つつましやかな和装の女性を思わせるその花姿にぴったりの花言葉ですよね。

白の桔梗(キキョウ)の花言葉

穢れのないまっさら無垢な雰囲気を醸し出す、白の桔梗。

白の桔梗につけられた花言葉は「清楚」「従順」。
その花姿をそのまま表したような花言葉です。

ピンクの桔梗(キキョウ)の花言葉

かわいらしいピンク色の桔梗。

花言葉もさぞや愛にあふれた言葉であろうと思いきや、ピンクの桔梗につけられている花言葉は「薄幸」。

「薄幸」は、漢字が示すとおり「幸が薄い」ことを言います。縁起のよい言葉ではないので、ピンクの桔梗はプレゼントには向かないでしょう。

桔梗(キキョウ)の花言葉に怖いものはある?

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「桔梗 花言葉」と検索すると「怖い」という言葉も出てきます。

ですが、ピンク色の桔梗には「薄幸」というネガティブな花言葉がついているものの、桔梗の花言葉に「死」や「呪い」を連想させる怖いものはありません。

花言葉である「永遠の愛」の由来となった夫婦の話が死に関わるものだったことから、怖い花言葉のイメージをもつ人もいるのかもしれません。

桔梗(キキョウ)の特徴

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日本においては秋の七草に数えられている桔梗。ですが、実際に桔梗が開花する時期は夏。開花時期になると、4~6cmほどの大きさの、星型のような花を咲かせます。

古くから日本人に愛され家紋にも取り入れられてきた桔梗ですが、自生しているものは少なく、野生の品種は絶滅危惧種に指定されています。

フラワーショップに置かれる桔梗は園芸品種。桔梗は江戸時代から品種改良が重ねられ、今では実に多くの種類が出回っています。メジャーな一重咲きの桔梗のほか、八重咲きの桔梗や花が咲かない袋咲きの桔梗など。花の色だけでなく、咲き方の違いも楽しめる花です。

桔梗(キキョウ)の基礎知識

・分類…キキョウ科キキョウ属
・原産地…日本、中国、朝鮮半島
・別名…オカトトキ(岡止々岐)、桔梗(和名)
・開花期…4月~8月
・出回り期…5月~11月

桔梗(キキョウ)の名前の由来

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桔梗の漢字は、根が「結実(ひきしまっている)」こと、「梗直(まっすぐである)」ことからつけられたといわれています。

この「桔梗」の漢字を音読みしたのが「キチコウ」で、「キキョウ」はキチコウが転じた読み方のようです。

漢字の「桔梗」はつくりが「更に吉」となり縁起がよい花として桔梗は家紋にもよく取り入れられています。

また、キキョウには「バルーン・フラワー」の英名がつけられており、これは、風船のようにぷっくりふくらんだキキョウのつぼみからつけられた呼び名です。

桔梗(キキョウ)の花言葉

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
桔梗が誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

8月2日、8月28日、9月1日、10月22日、10月31日

万葉集にも読まれた花

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現存する日本最古の歌集といわれる万葉集。この万葉集にも桔梗について詠んだといわれている歌があります。

万葉集の中で秋の七草として読まれた「朝貌(あさがお)の花」ですが、現在の朝顔は奈良時代に日本に入ってきものであり、万葉集の中での「朝貌」は桔梗を指していると考えられています。

漢方としての桔梗(キキョウ)

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桔梗は根に「サポニン」という成分を含み、咳や痰を抑え喉の痛みを緩和させる効果をもつとして生薬として使用されてきました。

現在の漢方にも桔梗は広く用いられており、桔梗を含む漢方としては、「桔梗湯(キキョウトウ)」「小柴胡湯加桔梗石膏(ショウサイコトウカキキョウセッコウ)」「桔梗石膏(キキョウセッコウ)」などがあります。

桔梗と葛根が配合された「参蘇飲(ジンソイン)」も、胃腸の弱い風邪の人によく処方される漢方です。

桔梗のフラワーアレンジメント

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桔梗は和花のイメージですが、花が目立つようにいけると洋風の花のフラワーアレンジメントにも映えます。

大きく開いた面を見せれば、華やかなアレンジメントに。洋風の花にもマッチします。

切り口から白い水が出てくるのでよく洗い流してから使いましょう。

まとめ

桔梗の花言葉「永遠の愛」「変わらぬ愛」は、プロポーズや恋人・夫婦の記念日にもぴったり。花言葉を添えてプレゼントすればきっと喜ばれることでしょう。

ピンクの桔梗だけネガティブな花言葉がつけられているので、贈る際は桔梗の色選びにご注意ください。

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