中国外交部、「G77プラス中国」首脳会合の成果を評価

中国外交部、「G77プラス中国」首脳会合の成果を評価

  • 新華社通信
  • 更新日:2023/09/19
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中国外交部、「G77プラス中国」首脳会合の成果を評価

中国外交部。(資料写真、北京=新華社記者/李賀)

【新華社北京9月19日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は18日の定例記者会見で、キューバの首都ハバナで閉幕した「77カ国グループ(G77)プラス中国」首脳会合で国連のグテレス事務総長が「G77プラス中国」は一貫して多国間主義の擁護者であり、引き続き平等で全人類に恩恵をもたらす多国間体制を守るために尽力することを期待すると述べたことに関連し、記者から首脳会合の成果についてコメントを求められ、次のように述べた。

まず、首脳会合が成功裏に開催されたことに祝意を表する。今回の首脳会合は発展途上国の団結と協力の強化や、課題への共同対応に前向きな貢献を果たした。習近平(しゅう・きんぺい)国家主席の特別代表として李希(り・き)中国共産党中央政治局常務委員、中央紀律検査委員会書記が首脳会合に出席し、「G77プラス中国」の協力について三つの提案を行った。一つ目は、独立自主と連合自強の初心を守り抜き、グループ間の対立や冷戦思考に断固反対して、共に世界の平和と安寧を守ること。二つ目は、公正な道理と正義、平等と寛容の精神を発揚し、発展途上国の発言権や代表性を拡大、発展させること。三つ目は、発展と振興、協力とウィンウィンの使命を実践し、発展途上国が新技術や新産業の発展の中で脱落せず一席を占めるようにすることだ。

首脳会合では「ハバナ宣言」が採択された。宣言は、団結と協力を強調し、共同協議、共同建設、共同享受を踏まえ、人類運命共同体の構築を後押しし、全ての国や世界各地に恩恵が行きわたるよう促した。また、公平な道理と正義を強調し、グローバル金融ガバナンスをより寛容で協調的なものになるよう推進するとともに、技術の独占や発展途上国の発展を阻害するその他の不公平なやり方に反対し、科学技術の発展に向けて開放的で公平、寛容で差別のない環境をつくるよう呼び掛けた。

中国は世界最大の発展途上国であり、グローバルサウスの一員である。われわれはG77のメンバーと共に、グローバルサウスの運命共同体を構築し、共同発展の新時代を切り開きたい。

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