中国の「美容経済」、コロナ下でも粘り強く発展

中国の「美容経済」、コロナ下でも粘り強く発展

  • 新華社通信
  • 更新日:2022/05/14
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中国の「美容経済」、コロナ下でも粘り強く発展

8日、上海市奉賢区の「2022年オンライン外資誘致・契約大会」で行われた新会社設立に関する契約締結式。(上海=新華社配信)

【新華社上海5月14日】中国の化粧品市場で国内外の大手企業が投資を拡大している。新型コロナウイルス下にもかかわらず、中国の「美容経済」は粘り強い発展の勢いを見せている。

フランスの化粧品大手ロレアルは8日、中国で初めてとなる投資会社「上海美次方投資有限公司」を上海市奉賢区の美容・健康産業特区「東方美谷(オリエンタル・ビューティーバレー)」の核心エリアに設立したと発表した。化粧品のテクノロジーやイノベーション分野への投資に注力していく。

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中国の「美容経済」、コロナ下でも粘り強く発展

8日、上海市奉賢区の「2022年オンライン外資誘致・契約大会」に出席したロレアルの北アジア地区プレジデント兼ロレアル中国最高経営責任者(CEO)のファブリス・メガバーン氏。(上海=新華社配信)

日本の化粧品大手、資生堂もこのほど、中国に設立した初の投資ファンド「資悦ファンド」の運用を始めた。登録資本金は5億100万元(1元=約19円)。化粧品や健康などの新興ブランドと関連サプライチェーン(供給網)の川上・川下の技術サービス企業への投資に重点を置く。

中国香料香精化粧品工業協会の陳少軍(ちん・しょうぐん)理事長は、中国で化粧品は成長産業となっており、外資系企業が中国市場で投資を拡大するのは、中国本土の「美容経済」の粘り強い発展と将来性の高さを重視しているからだと語った。

3月以降、新型コロナ感染拡大の影響が続く中、中国本土の化粧品企業はデジタルマーケティングを積極的に取り入れ、業績の安定を確保している。

中国国産のスキンケアブランド「林清軒」の創設者、孫来春(そん・らいしゅん)氏によると、ライブコマースなどのマーケティング手法を活用したことが奏功し、4月の売上高は12%増えた。今年下半期には投資をさらに拡大し、10余りの都市でクラウド倉庫システムの建設を加速させる。コロナの影響はあるものの、上海工場の生産を続け、6月に開催される年に1度のネット通販セール「6.18」の準備に全力を挙げている。

山西証券のアナリスト、谷茜(こく・せん)氏は、新型コロナの感染状況が落ち着くにつれ、税金還付や減税などの救済政策と消費促進政策の効果が顕著になり、化粧品を含む中国の非必需品消費が底入れから上昇に転じることが見込まれると指摘している。(記者/胡潔菲)

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