「たかが10本でも」鷹・松田宣、苦しんでもたどり着いた8年連続2桁本塁打

「たかが10本でも」鷹・松田宣、苦しんでもたどり着いた8年連続2桁本塁打

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  • 更新日:2020/10/17
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先発したムーアと共にお立ち台に上がったソフトバンク・松田宣浩(右)【写真:藤浦一都】

3安打3打点の活躍、三塁打出ればサイクル安打で迎えた第4打席は右飛

■ソフトバンク 7-3 楽天(16日・PayPayドーム)

ソフトバンクは16日、本拠地での楽天との3連戦初戦に快勝し、6連勝を飾った。「7番・三塁」でスタメン出場した松田宣浩内野手が10号2ランを含む3安打3打点の活躍。今シーズンは不調に苦しみながらも、8年連続となる2桁本塁打を記録した。

初回1死から怒涛の6連打で4点を先制したソフトバンク。その連打を締めくくるタイムリーを放ったのが松田宣だった。3回裏の第2打席でも、一塁に走者を置いて右翼ホームランテラスへの一発。この日3打点と奮起した。

第3打席では右中間にポトリと落ちる二塁打。あと三塁打が出ればサイクル安打の期待がかかった7回の第4打席は、右翼に勢いある飛球が飛んだものの右翼手のグラブに収まった。

試合後、松田宣はまず初回の適時打を「緊張もしながら結果が出て良かったです。(5連打後の打席は)見えないプレッシャーはあるんですけど、その中に乗れて良かったです」と振り返った。

会見ではいつも簡潔な言葉で答える松田宣。この日、珍しく感慨深げに語ったのが、2桁に到達したアーチについてだった。

「残り20試合を切った中でやっと10本。正直、6月に開幕してから10本打てないんじゃないかと思って、ずっと打席に入っていました。少ないと言われるかもしれないし、去年まで30本打っていた人間としては情けないと思うんですけど、現状を見つめながら……。でも(連続2桁本塁打の記録)8年が途切れそうだったんですけど、何とかクリアできたので自信を持ってここからまた1本、1本。20本に近づけていきたいです。続けることの大事さを改めて思います。8本、9本でシーズンが終わって、シーズンを振り返ったら悔しい気持ちしか残らないんで、たかが10本かもしれないけど、2桁いけたのは自信を持っていきたいです」

成長続ける若手には「ギラギラ、ワクワクやってほしい」とエール

10月に入って徐々に「マッチらしさ」を取り戻しつつある。特にロッテの美馬学、楽天の塩見貴洋らチームが苦手とする“天敵”を打ってきている。

「この10月はチームも個人も“頑張ったもん勝ち”。疲れどうこうは言ってられない時期なんでね。(天敵打ちは)みんなで倒しているからこその6連勝だと思いますし、明日も明後日もみんなで勝っていければいい」とチーム一丸を強調した。

周東佑京や栗原陵矢をはじめとする若手選手の成長も著しい。それに対して松田宣は、過去の自分と重ね合わせてエールを送る。

「今は若手が伸び伸びして頑張っているけど、僕も内川さんも本多コーチもハセ(長谷川勇也)もそうだし、10年前は同じ年代の選手がギラギラしてやっていた。それを思うと(若手には)どんどんやってほしい。その中で立ち位置的にベテランになった選手がプラスアルファで頑張れば、よりプラスになると思う。若い選手はギラギラ、ワクワクと、僕らがやってきたとおりにやってほしいと思います」

前日15日のオリックス戦では5番でスタメン出場しながら、6回に巡ってきた打席でバント目的の代打として川瀬晃を送られた。松田宣は「残り20試合なんで、そこで落としたらもったいない。なおさら今年に関しては勝てばいいし、勝ちたいので」と、チームとして当然の策と割り切っている。

「投手と野手もコミュニケーションを取ってやっているし、残り20試合を切った中でベテランと若い選手の力を融合して、最後まで戦い抜きたいと思います」。松田宣は、最後に力強くそう語った。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

藤浦一都 / Kazuto Fujiura

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