2024年1月末から3月末にかけ、富山と台北を結ぶ臨時便が運航されることになりました。今回の臨時便は日本からも予約ができて、旅行会社からも期待の声があがっています。
【写真を見る】台北まで3時間半!富山空港からの直行便が1月31日から“臨時便”として運航
新型コロナの感染状況が落ち着き、海外旅行先として注目が高まっている台湾。富山からも直行便で3時間半というアクセス抜群の観光地ですが、富山と台湾の首都・台北を結ぶ国際定期便は、2020年3月から運休が続いています。
その台北便について、21日に臨時会見を開いた新田知事は。
新田知事:「うれしいニュースだと思います。今回は1月から3月までの期間限定で臨時に運航され、座席については台湾側、日本側ともに双方向購入可能となります」
運航が決まったのは、富山と台北を結ぶ臨時便で、2024年1月31日から3月30日まで水曜と土曜日に18往復、運航されます。
2023年春と秋には、台湾からの観光客専用のチャーター便が運航しましたが、1月からの臨時便は、日本からも予約が可能です。
新田知事:「日本側のアウトバウンドを増やしていくことが必要だと考えています。アウトバウンドの実績を作って、定期便につなげていければと考えています」
県は、利用者を増やすためパスポート取得の半額を助成します。
臨時便の運航に、県内の旅行会社の期待も高まっています。
西部トラベル(富山市)・村田寛社長:
「お客さんからの反響ってすごく強くて。台湾から人が来るんだけど、日本から行けなかったじゃないですか。今回は2WAY。日本からも行けるし、台湾から日本へ来ることができる。2月か3月ごろに台湾に行きたいよねって言われているお客さんも多いですから、グループで。そういうニーズにもしっかり応えられるので、非常に今回は明るいニュースだなと思っています」
西部トラベルによりますと、コロナ禍が明けてアクセスのいいアジア圏への旅行熱は高まっていて、富山県内から台湾への旅行者には、小松空港発着の旅行を勧めている状況だったといいます。コロナ前より台北のホテル代は2割ほど上がったということですが、臨時便のある1月末から3月は、うだるような暑さも台風もなく台湾旅行のベストシーズン。次に期待するのは定期便の再開です。
西部トラベル・村田寛社長:
「臨時便だとこの時期あるの?ないの?ってお客さん言われますので。やっぱり定期便になることで安心できるじゃないですか。安心して計画練れますので」