Disrupt 2020、Interswitch CEOが語るアフリカのフィンテック

Disrupt 2020、Interswitch CEOが語るアフリカのフィンテック

  • TechCrunch
  • 更新日:2020/09/15
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アフリカ全土で事業を展開しているフィンテックのユニコーン企業、Interswitch(インタースイッチ)のCEOであるMitchell Elegbe(ミッチェル・エレグベ)氏が、日本時間9月17日にTechCrunch Disrupt 2020で講演する。同氏はかつて大部分が連携していなかったナイジェリアの銀行システムを連携させるべく、2002年にラゴスに同社を設立した。

Interswitchはその後10年以上にわたって、アフリカ全土でデジタル決済の普及を加速させ、今ではアフリカ大陸で珍しいフィンテックのユニコーン企業の1つとなった。同社はグローバルな取引所に上場する準備もできており、実現すればアフリカの次なる大手テック企業IPOとなる。

TechCrunchのDisrupt 2020では、アフリカ大陸のフィンテックシーンに関するエレグベ氏の見解、Interswitchのベンチャープラン、COVID-19がアフリカのスタートアップにもたらした経済的影響などを語ってもらう予定だ。今年のDisruptは100%バーチャルで行われるため、インターネット接続環境があれば誰でもサインインしてエレグベ氏の会社やアフリカのデジタルイノベーションについて学ぶことができる。

ロンドン、バンガロール、サンフランシスコのVCや創設者は、近い将来アフリカのテクノロジー業界と関わることになるだろう。金銭的価値から見れば、アフリカ大陸のテクノロジーエコシステムは深圳やシリコンバレーの基準と比べると劣っている。しかしベンチャーキャピタル、スタートアップ設立、テクノロジーハブの前年比での成長を見ると、アフリカ大陸が世界で最も急成長しているテクノロジー市場の1つだということが分かるだろう。

その大きな要因は、アフリカ大陸の銀行を持たない大勢の人々や十分な資金を有していな消費者、中小企業にオンライン環境をもたらしたことだ。世界銀行のデータによると、アフリカのサハラ砂漠以南に住む10億人のうち、約66%が銀行口座を持っていない。

そのためフィンテックはアフリカで最も資金を集めたテクノロジーセクターとなり、2019年にはVCで推定20億ドル(約2100億円)を集めてスタートアップに投入されている。

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Interswitchは、アフリカ大陸の金融をデジタル化するためのインフラ構築で先駆者となった。同社はアフリカで最も認知されているフィンテックのユースケースの1つであるSafaricom(サファリコム)のM-Pesa製品を通じて、ケニアにおけるモバイルマネーの台頭以前から存在している。

Interswitchがスタートアップからユニコーン企業へと成長するまでの道のりは、2002年に会社を設立する前にナイジェリアの大学で電気工学を学んだCEOのエレグベ氏のビジョンにさかのぼる。同社はナイジェリアを皮切りに、製品イノベーションと事業規模拡大を続けてきた。Interswitchはナイジェリアの金融機関がATMとPOSを通信、操作できる最初の電子スイッチを作成した。現在では、ナイジェリアのオンラインバンキングシステムに多くのレールを提供している。

Interswitchはその後、支払いカードのVerveと支払いアプリのQuicktellerで大規模な個人およびビジネス向けの金融業に移行した。既にスタートアップのフェーズをはるかに超え、アフリカ全土および世界的な活躍を遂げている。アフリカ23か国で製品を販売し、ウガンダ、ガンビア、ケニアには実店舗を置いている。2019年8月、InterswitchはVerveカードの所有者がDiscover(ディスカバー)のグローバルネットワークで支払いを行えるようにするためのパートナーシップを開始した。

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Image Credits: Interswitch

Interswitchは2015年、ePayment Growth Fund(イーペイメントグロースファンド)と呼ばれるグローバルなベンチャー部門も立ち上げた。そして2019年11月、さらなるマイルストーンが訪れる。Visa(ビザ)がInterswitchの2億ドル(約210億円)とされる少数株式を取得すると、同社はユニコーンに相当する評価額である10億ドル(約1060億円)を達成したのだ。Interswitchのその他の支援者には、IFCとHelios Investment Partners(ヘリオスインベストメントパートナーズ)が含まれる。

ナイジェリアがアフリカで最も人口が多く、経済規模が最も大きい国になった現在では、同社がナイジェリア発企業であり、ナイジェリアで運営していることの重要性がさらに高まっている。西アフリカに位置する同国は、アフリカ大陸における非公式のテクノロジーハブかつフィンテックの首都となった。Partech(パーテック)の調査によると、現在ナイジェリアのスタートアップがアフリカにおけるほとんどのVCを獲得している。

2020年に入り、ますます勢いをつけ次の功績を掴むための準備が整ったInterswitchが目指すのはIPOだ。COVID-19危機を受けて上場がどうなるかについては、Disrupt 2020で最も伺いたい質問の1つだ。CEOのエレグベ氏と様々なトピックを討論できるのをとても楽しみにしている。

Disrupt 2020は現在絶賛開催中だ。以下の特設ページで当日チケットも入手できるので、ぜひ参加してほしい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

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