VRchatとわたし(一)

VRchatとわたし(一)

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  • 更新日:2023/11/21

この記事はあくまでVRchatにまつわる私の経験と思い出の回想録であり、VRchatの始め方や遊び方のレクチャーを目的とするものではありません。記事を書くうえでVRchatの仕様等を簡単に説明していますが、記憶に基づくふわっとしたものですので、間違いや勘違いも十分に有り得ることはご承知おきください。※記事内に掲載している画像の無断使用・転載は禁止です

はじめに

『VRchat』というものがあります。
詳しい説明はすでに世の中にたくさん存在していますので、ここではざっくり「VR空間上のソーシャルコミュニティ&ゲームプラットフォーム(?)」と記しておきます。

私がこのVRchatに興味を持ったきっかけの一つは『わしゃがなTV』でした。
※声優の中村悠一さん、ライターのマフィア梶田さん、漫画家の大川ぶくぶさんによるYouTubeチャンネルです

2022年春頃から唐突に『わしゃがなTV』にハマってしまった私。それまでにアップされていた動画を古い順に毎日見続けていた中にこちらの動画があったのでした。

それで「へぇ~面白そう」と思ったと同時に、「そういえば…」と思い出したことがありました。
かねてより時々一緒にビールを飲むお仲間だった一人が、このVRchatが面白いのだという話を一時期していたことがあったなぁ、と。

当時は「VRか…ちょっと敷居が高いな…」と聞き流していたものの、上記動画を見てようやく点と点が結ばれ、「ははぁ~なるほど、こういうものだったのね」と一気に興味を掻き立てられたのでした。

幸いなことに買い替えて一年ほどのPCにはグラボが搭載されており性能もそこそこ。当初はVR機器がなければできないと思っていたものの、PCだけでもできるということも分かり、検索すればVRchatの始め方が詳しく書かれた記事がたくさんヒットします。

それらを読み込むうちにすっかりやる気満々。
一度決心すればフットワークが軽いのは私の長所と言えなくもありません。

VRchatとはなんぞや?

VRchatはPCゲーム配信プラットフォーム『Steam』でインストールできるので、最初はゲームの一種なのかと思っておりました。
しかし蓋を開けてみれば然に非ず。VRchat自体が数えきれないほどのVRコンテンツを内包したプラットフォームなのでした。

それらVRコンテンツは世界中の個人や企業によって制作・公開されていて、綺麗な景観を楽しめるものからホラーゲームや謎解きゲームを遊べるもの、知り合いとの雑談に特化したものやイベントに特化したものなどなど本当にさまざま。

そういったコンテンツ一つ一つのことを『ワールド』といって、VRchatユーザーはそれらのワールドにほぼ無料で無限にアクセスすることができてしまうという、とんでもない世界。
VRchat上には万を超えるワールドが存在しているそうな。
(海外ユーザー、海外製ワールドの方が多いと思われます)

始めてみよう

そんなこんなでVRchatをPCにインストールし、各種設定を済ませた私は意気揚々とVRchatを立ち上げました。
前述のとおりVRchatはVR機器を持っていなくても楽しむことができます。ちなみにそういったユーザーは『デスクトップ勢』などと呼ばれたりします。
(※3D描写が主になるのでそこそこのPCスペックは必要となります)

それと、VRchatは『chat』という文字が入っているとおり他者とのコミュニケーションが前提とされています。
なので、一応は簡易なものでもマイクを準備しておくと良さそう。私は最初はマイク機能付きの安いイヤホンを使っておりました。
(※中には『無言勢』と呼ばれる、音声でのコミュニケーションをとらないユーザーも結構いますし、最近はテキストチャットも使えるようになりました)

Wikiなどを参考にしながらどうにか起動すると、まず自身が降り立つのは『ホーム』と呼ばれるワールドです。

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デフォルトではこんな感じ

ここを基点にしてさまざまなワールドへアクセスしていくことになるのですね。
ホームは自分の気に入ったワールドを設定することもできます。
液晶モニター越しに見る分には、他のPCゲームとさほど大きな違いはないように思われます。

ゲームでいえば主人公キャラクターとなる『自分』は『アバター』で表現されます。
世の中にはたくさんのVRchat用アバターが公開・販売されていますし、やろうと思えば自分で作ることも可能。
しかし、始めたばかりの頃は無料で公開されているパブリックアバターの中から自分好みのものを選ぶしかありません。

とはいえVRchatの画面は一人称視点なので、すぐに自分の姿を確認することはできません。
そんな時の強い味方が『Mirror』です。ほとんどのワールドに設置されていると言ってもいいくらいの必須ギミック。

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VRchatterはミラー大好きいつだって可愛い自分を見たいから

デフォルトのホームワールドの中にもあるので、とりあえず探してみましょう。

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これが……私……?

キーボードのWASDキーで移動、スペースキーでジャンプ、などの操作感もその他のPCゲームと似ているのですぐに慣れることができます。

チュートリアル

VRchatには公式の日本語チュートリアルはありません。
ただ始めただけでは、それから一体何をどうすればいいのかさっぱり分からず途方に暮れてしまいがち。
例えば友達に勧められてVRchatを始めて、その人にいろいろなアドバイスをもらいながら一つずつVRchatのことを理解していけたなら幸いでしょうね。

「そんな知り合いなんていない……」
そう悲嘆に暮れることはありません。実は初心者にとって心強い味方が存在しているのです。
とはいえVRchatに興味を持って調べた人ならばほとんどの人はその存在を最初に知るのではないでしょうか。

さまざまな記事でVRchatを始めたばかりの日本人初心者がまず訪れるべきは『[JP]Tutorial world』というワールドであると紹介されています。

https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_bf51e60f-f372-48b1-a757-88ba8331d926

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図のとおり、こちらはVRchatの基本操作を日本語で学ぶことができる、日本人初心者のためのワールドなのです。
詳しい紹介はすでにたくさんの記事が出ているのでここでは書きませんが、私も他聞に漏れずまずはこちらのワールドを訪れました。

最初に日本語の簡単なクイズが用意されており、正解しないと先に進めない仕組みになっているので、基本的には日本人ユーザーか日本語を理解できるユーザーしかいないワールドになります。

そうそう、ワールドへの入り方も最初は戸惑うポイントかもしれません。
ワールドに入るには自分で『インスタンス(部屋)』を立てるか、すでにあるインスタンスに『JOINする(入室する)』ことになります。

インスタンスにもいろいろと種類はあるのですが…
まぁ、オンラインゲームでマルチプレイをするときに誰でも自由に入れる部屋に行くか、自分でフレンドだけを呼べる部屋を立てるか、ソロプレイに徹するか、みたいな感覚と似ています。

デフォルトでインスタンスに入ろうとするとそこは大抵『パブリックインスタンス』となり、基本的には知らない人と出会うことになります。
かなりドキドキする最初の難関ではありますが、この[JP]Tutorial world くらいはパブリックで入ってみるのが良いのかなと思います。
ここで出会う人はほとんど自分と同じような初心者か、そんな初心者を導いてくれる親切な先輩だからです。

かくいう私もドキドキしながらパブリックインスタンスで第一歩を踏み出したのでした。

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撮影のために久々に行ったら説明もちゃんと新しくなってました

ワールドの中は、順路に沿って壁に書かれた説明を読みつつ自身の設定画面や操作を確認しながら進んでいけるようになっています。

私が訪れた際は時間帯のためか(私は土日の午前中にやることが多かったので)人はまばら。
ちらほらと、初心者らしき人を案内しているような会話も聞こえてくるのですが、私はまずはとにかく操作に慣れたかったため一人黙々と説明を読み、操作を確認しておりました。

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最低限必要な知識が網羅されています

ちなみに前述のVRchatをやっていた友人は、前に話を聞いてからだいぶ時間が経っていたことと、コロナ渦で会う機会が減りVRchatの話題を聞くこともなくなっていたので、もうやってないのかも……と気兼ねして声をかけなかったのですよね。

そうして、二日ほど一人でチュートリアルワールドに篭っていたと思います。

そう、私はコミュ障なのです。

出会い

そんな私でしたが、有り難いことに一つの出会いがありました。
いつものように(?)一人でチュートリアルを復習している時、不思議な光景を目にました。
ふわふわと宙を浮いているクマのぬいぐるみのようなアバターを見かけたのです。
『なんだろ、あれ???』
チュートリアルは隅から隅まで見ていましたが、空を飛ぶような機能は書かれていませんでした。
不思議に思いつつぼんやりそのアバターを見上げていると、やがてそのアバターはゆっくり私の前に降り立ちます。

ʕ•ﻌ•ʔ「こんにちは」

唐突の、他者とのコミュニケーション!!

私「こ、こんにちは…!」
ʕ•ﻌ•ʔ「もしかして、初心者の方ですか?」
私「は、はい、そうなのです!」
ʕ•ﻌ•ʔ「もし良かったら、ご案内しましょうか?」
私「えっ……あ、ぜ、ぜひ、お願いしたいです…!」

一瞬戸惑ったのですが、これはまたとないチャンスです。
勇気を出し、お言葉に甘え、その方に案内をしていただくことになりました。
めちゃめちゃ緊張しました。手汗と背中の汗がすごいことになってました。
それでも、ようやくVRchatterとしての第一歩を踏み出せたのだと思います。
感謝感謝です。

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貴重な一枚

その方には、チュートリアルで読んだだけではよく理解できなかった部分を教えていただいたり、試着可能なさまざまなアバターが展示されているワールドに連れて行っていただいたり、綺麗な景観のワールドに連れて行っていただいたりしました。

また、自分で好きなアバターをアップロードするには『トラストレベル』というものを上げる必要があり、それには複数人とフレンドになっておくことが必須であることも教えてもらいました。

さらには日本人ユーザーがたくさん集まるというワールドを教えてもらい、早速そこで出会った方とフレンドになれるよう取り計らっていただいたり。本当に有り難い限り。そうして、「気軽にJOINしてくださいね」と言っていただいてお別れしたのでした。

ここで言うJOINというのは、オンラインのフレンドがいるワールドのインスタンスに直接入っていける機能のことです(インスタンスの設定によって若干の違いあり)

自分のアバターを作りたい

それから、教えていただいた日本人ユーザーが集まるワールドへは二・三度ほど顔を出したのだったと思います。
フレンドになっていただいた方と再会したり、新しくそこで出会った方とも会話したりフレンドになったり、おすすめワールドへ連れて行ってもらったり。
初心者だと言うと皆さんとても親切にいろいろ話してくださいます。

ただ、わたくしどう足掻いても根はコミュ障のため、そういった場に顔を出すのにはかなりの勇気を要します。
インスタンスに入る、そのボタンをクリックする指が動きません。最初のフレンドさんにもなかなか「JOINする」ということができずにおりました。

心苦しさを感じつつも、結局は検索して気になったワールドを一人であちこち巡り歩くことがほとんどになってしまいました。
そうこうするうちにいつの間にかトラストレベルが上がり、自分でもアバターをアップロードできるようになっておりました。

アバターをアップロードする。
一見、簡単なように思えます。
専用のアップローダーのようなものがあって、購入した3Dモデルデータや自分で作ったデータをブラウザから選択しポチっと押すだけでオッケー! みたいな。

そうだったらどんなに良かったでしょう……
実際には『Unity』という最強のラスボスを倒さねばなりません。
いや、倒せてないな未だに。
とにかく一筋縄ではいきません。
それでもたぶん、販売されている3Dモデルをそのままアップロードするくらいなら多少は楽なのだと思います。
しかし私は初心者のくせに欲をかいて別の方法をとってしまったのでした。

そもそも私、ゲームなどのキャラメイクがとても好きだったのですよね。
それで、以前から『カスタムキャスト』というスマホアプリでいろいろなキャラを自分なりに作ってみたりしていたのです。
そのカスタムキャストのデータをVRchatにアップできたら良かったのですが、もちろん不可能でした。

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カスタムキャスト作『好き』を詰め込んだ最高傑作

しかし、私は実にタイミングよく神のようなアプリに出会うことができました。それが『Vroid Studio』です。
詳細については割愛しますが、こちらを利用することでわりと簡単に無料で3Dキャラクターを作ることができるのです。
しかも作成したデータは一般的な3Dファイル形式で保存することができ、VRchatにもアップロード可能という…

そうと知ったらもう止まりません。
私は夢中で自分の好みと性癖を詰め込んだキャラクターを作り上げました。
ああでもないこうでもないと、Vroid studio上で何日も試行錯誤。
その間はVRchatへログインすることも忘れ、アバター作成に没頭しておりました。
思えば、この時間が一番楽しいものだったかもしれません。

アバターが完成したら、次はアップロードです。
『自作アバターをVRchatにアップロードする方法』
検索すればそれはもうたくさんのサイトがヒットします。
それらを読む分には、それほど難しくはなさそうに思えました。
とにもかくにも必須なのは『Unity』というプログラムです。
まずはそのUnityを自分のPCにインストールし、環境を整えていきます。

しかし。

その段階ですでに、説明で挙げられている画面と自分のPC画面が違う……
説明記事では言及されていない謎のエラーが続出……
吐き出されるエラーはすべて英語で意味不明……
何度心が折れたか分かりません。

そもそもVroid製のデータはその他モデルのデータと若干取り扱いが変わっていたりもするのですね。
有り難いことに、世の中にはVroidのデータをVRchatにアップロードするためのツールなんていう便利なものも存在しているのですが…
そういったツールの導入の仕方や使い方調べつつ実際にやろうとしても、

「なんか説明と違くない???」
「待ってなんでそうなった???」
「いや待って元に戻せないんですけど???」
「日本語でおk!!!!!」

いやはや、思い出すのもつらい日々でした。
エラーひとつとっても、なかなか自分のPCで起きている現象と同じ現象を説明しているサイトが見つからず、あちらこちらの記事を参考に試行錯誤するうちに取り返しのつかない状態へ…という無限ループ。
一見うまくいったように思えても実際にVRchat上で確認すると全然動かないとか、とんでもない挙動をするとか、エトセトラ。

それでも、諦めませんでした。
亀のような歩みで三歩進んでは四歩下がりつつ、胃をキリキリさせながら闘うこと約一ヵ月。
ついには「VRchat上で一応まともに動いてくれるアバター」をアップロードすることに成功します。

細かい部分ではいろいろ不具合が起きていて、いずれは直さねばならない状態ではあったものの、
「Unityのことを考えるだけで胃がねじ切れそうになる」
というトラウマをしっかり植え付けられ、現実を直視することができなくなっておりました。

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渾身の宣材写真

とにかくちゃんとアバターが動いているのだからいいのだと開き直り、それから私のVRchat生活は本格化していきます。

VRで引き篭もり生活

それからの私は、相変わらず綺麗なワールドや面白そうなワールドなどなど、気になったワールドを一人で(パブリックではないインスタンスで)あちらこちら巡ったり、お気に入りのホームワールドを探したりして過ごしておりました。

そもそもそれほど高頻度でログインする訳ではなく、プライベートで比較的自由時間のある休日の朝にちょこちょことアクセスする程度ではあったのですが。

前にフレンドになってくださった方には相変わらずJOINできない日々。
メニューのフレンド欄でオンライン状態なのを確認しても、そのインスタンスに他にも人がいたりすると尻込みしてしまうのです。

もう長いこと不義理をしてしまっているので何をお話していいかも分からない……
というかきっと私のことなんて忘れてしまっているはず……

コミュ障特有の思考回路です。

そんな訳で、一人で過ごすVRchat生活には特段困ることはありませんでした。
寂しいということもなく、飽きるということもなく、マイペースに。
気に入ったホームワールドが決まってからは、そこで一人YouTubeを視聴することにもハマっておりました。
(この時点ではデスクトップ勢ということにも注目)
立派なVR引き篭もりの完成です。

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VR引き篭もりの図

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あのイベントと、再会

そんな最中、あのイベントの季節が到来し、いろいろな場所で告知を目にするようになりました。
VRchatを始めるきっかけとなった『わしゃがなTV』でも取り上げられていた『Vket』です。

これにはさすがの私もテンションが上がります。
大好きなわしゃがなTVとの接点であり、VRchat上の催しに参加するのも初めてですから。
そして、そんなイベントくらいは誰かと楽しさを共有したい…とも思うようになりました。

そんな訳で、まず旦那さんに声をかけました。
旦那さんも一緒にわしゃがなTVを見ていて、VRchatの話も時々していたので、
「今度わしゃがなでやってたVRchatのイベントがあるんだけど、やってみない?」と誘うと二つ返事でオッケーしてくれました。
(準備には手間取っていたようです)

そして、そうと決まればどうせならもう一人声をかけたい人がいます。
先にVRchatをやっていたビール仲間です🍻
その方は旦那さんも共通のお友達だったので良い機会でした。

久方ぶりに連絡をとり、
「そういえば前にVRchatのこと話してましたよね〜? 実は私も始めてみたのですけど、最近もやってたりしますか?」
水を向けてみると
「マジですか!! 全然やってますよ!! 生活変わるレベルでどハマってますよ!!!」
おおぅ…( ⊙᎑⊙ )
という訳で、今度VRで遊びましょうという約束を無事に取り付けられたのでした。

そんなこんなで時期としてはVket前。
VR上で久々の再会を果たしたビールクズ共。
聞いてみるとパイセン、毎夜VRchatにインしてはお酒を飲んでいるのだとか。会わない間になかなかのガチ勢(酒クズ)になっててびっくりでした。

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あんまり写真撮ってなかった…旦那さん(右)とお友達パイセン(左)の事案ぽいツーショ

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いろいろ楽しいワールドを案内してもらいました

パイセンは他のお仲間と一緒に初心者を案内するワールドツアー的なものもやっているとかで、「いつでも時間合わせるので遊びましょう!」と言っていただきました。

私「普段は土日の朝にやってるんですけど」
パイセン「土日の朝!?!?」
私「まだデスクトップ勢なんですけど、大体一人でホームでYouTube見てます」
パイセン「ちょっと意味がわからない」

パイセンには「さすがに朝は厳しいっす…」と断られてしまいました。
とりあえずまた夜にログインできそうな時に会いましょう~と約束だけしてお別れ。

私のVRchatの楽しみ方、他の人と違うのかな?と思い始めました。
まぁ本人が楽しければそれでいいのです。

My New Gear!

パイセンに「VRchatは絶対にHMD(VRゴーグル)でやるべき!!!!」ということを熱弁され、おすすめ機種は『Quest2』ということも教えてもらってから、あれこれ調べていると俄然物欲が湧いてきてしまう私。
でも、まぁ、比較的お手頃と言われつつも結構なお値段なのでそう簡単には買えません。

そんなとき、チェックしていたフリマアプリで出品されたばかりのかなりお買い得な中古Quest2(美品)を発見!
ポチ。
優柔不断なのか猪突猛進なのか分かりませんね。
でも購入直後にQuest2の値上げが発表され中古市場の価格も高騰したので、実によいタイミングで購入できたのでした。

数日後、届いたQuest2を意気揚々とセッティングし、旦那さんとわちゃわちゃしながら初めてHMDで体験したVRの世界は、言葉では表せないくらいの衝撃でした。
(私としたことがQuest2本体の写真を撮っていません…)

ちょっと前、スマホをゴーグルに嵌めるタイプの簡易VRが流行ったことがありましたよね?
そのゴーグルがかなりの安値で叩き売られていたので、興味本位で買ってきた旦那さんと試してみたことがありました。
それはそれで思ったよりは綺麗に見えたので「ほぅ」と感心したものの、今ではどこに眠っているのか分からないという……
まぁ、それほどの魅力は感じられなかった訳です。
そんな経験から、「言うてVRなんてこんなもんだろ」と高をくくっていたのですよね。

すみませんでした!!
ちゃんとしたHMD、比べものにならない圧倒的没入感でした!!

そりゃパイセンだって熱弁しちゃうわよ。
デスクトップ版でやっていると、どんなに綺麗な3D描写であっても頭は二次元的に処理してしまうので、あくまでも「そういうゲームをやってる」感は拭えませんでした。

しかし、HMDを被って見るVRの世界は「リアル」でした。
「現実のように見える」とまでは言いませんが、「その世界に降り立った、入り込んだ」という臨場感がものすごいリアル。
これはもう、未体験の人にはぜひとも実際に体験してくださいとしか言えません(ろくろを回しながら)

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デスクトップ版では基本的に自由に手や頭を動かせません(アバターに登録したモーションやポーズをとらせたりはできる)

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VRモードでは両手と頭が自身の動きに追従します(機材があれば足も動かせる=フルトラ勢)

ただし、デスクトップ版とVR版ではアバターの挙動が結構違ってきます。
デスクトップ版ではうまく動いていた部分がどうもしっくりこなかったり粗が目立ってしまったり……

なので、そのあたりの調整のために再びUnityと戦わねばならなくなりました。
胃が痛い……(›´ω`‹ )
とりあえず「まともに動いているように見えればいい」とハードルを下げつつ、妥協に妥協を重ねます。

例えば、本来なら自分の声に合わせてアバターの口が動く(リップシンク)はずなのだけどそれがなんでか動かない……という現象に対しては「まぁ喋らないからいいや」という具合。

妥協、大事です。

(二)へつづく ≫(https://note.com/sunnyplace_cafe/n/n63e3abe8d97c)

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ハル

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好きなもののことや、いろいろ思いついたことを気まぐれに綴っていこうかな…と始めてみました。自分用の記録みたいなものです。

ハル

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