尻の肉の厚さで仕事が決められた 言葉を刻む(84)

尻の肉の厚さで仕事が決められた 言葉を刻む(84)

  • 西日本新聞
  • 更新日:2020/09/15
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尻の肉の厚さで仕事が決められた

(長崎県島原市、元島和男さん)

戦後最大の悲劇といわれるシベリア抑留を経験した。氷点下15~20度の酷寒の中、数キロ先の原っぱまで歩き、凍土に鉄の棒を打ち込む重労働を強いられた。食事は飯ごうのふたに入ったおかゆとパン一つ、塩湯に油の浮いたスープだけ。60キロあった体重は3カ月で15キロ減った。空腹に耐えられず、毒キノコを食べて死んだ者もいた。ソ連の軍医は抑留者の尻の肉をつまみ、厚さや弾力で健康状態を分け、労働の内容を決めた。厚生労働省によると日本人約57万5千人がシベリアなどに抑留され、約5万5千人が亡くなったとされる。2012年、88歳の時に取材に語った。

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