
県岐阜商の鍛冶舎巧監督=岐阜市の長良川球場で2021年7月29日、大竹禎之撮影
第104回全国高校野球選手権大会で、新型コロナウイルスの集団感染が発生した県岐阜商の鍛治舎巧監督が6日、オンラインで取材に応じ、主催者が新型コロナ感染拡大予防ガイドラインを改定したことで、出場の可能性が出てきたことについて「異例の対応をしてくださった関係者のみなさまに感謝を申し上げたい」と述べた。
集団感染と判断されたチームは感染拡大に歯止めがかかり、感染拡大防止措置が講じられていると認められれば、登録選手の入れ替えで出場できるなどの措置を主催者が新たに決めた。
鍛治舎監督によると、PCR検査で新たにベンチ入りメンバー4人、メンバー外3人の陽性が判明。合計でベンチ入りが8人、メンバー外が6人の14人が陽性判定を受けた。登録を入れ替える選手が岐阜から関西に向かっているという。
鍛治舎監督は「選手たちが食事に来た時に、試合があると思って頑張ろうと話しているが、前向きな表情をしている。ただ、無理もないが、食欲が少し落ちている」と選手たちの様子を説明した。【岸本悠】
毎日新聞