阿蘇白水郷美術館21年の歴史に幕 若手作家を支援【熊本】

阿蘇白水郷美術館21年の歴史に幕 若手作家を支援【熊本】

  • RKK熊本放送
  • 更新日:2021/11/25

南阿蘇村の「阿蘇白水郷美術館」が23日、21年の歴史に幕を降ろしました。

地域の文化交流の拠点ともなっていた美術館の閉館を、多くの人が惜しみました。

「お疲れ様でした。ありがとうございました」

最後の日、美術館にはこれまでの歩みを見守ってきた常連の来館者などが訪れ、館長をねぎらい、閉館を惜しみました。

「いつも感謝しながら見せていただいていました。もう終わりかと思ったらやっぱり寂しくなりますね」

「(熊本地震で被災して)落ち込んでいたときに、いろいろ助けてもらいました。いい場所ですね」

阿蘇白水郷美術館は、館長の松藤陽子さんが亡くなった夫たちと共に21年前に開館、その2年後には建物を村に寄付していました。

閉館を惜しむのは、来館者だけではありません。

「私たちみたいに、初めて画を描く人たちにとってすごくいい場所を提供していただいて、自由にさせていただいてすごい感謝の気持ちでいっぱいです」(初めて個展を開いた作家)

松藤さんは、若手の作家を応援したいと本来、作家が支払う展示料金を無料にするなどし、作品を世に出す機会を作り出してきました。

しかし、松藤さんが75歳になったのを機に閉館を決意。

「普通の主婦が美術館の館長になって(亡くなった)主人から言われたのが、おばちゃんの目線の美術館であってほしいと言われたので、若い方が育たれるような美術館(を目指した)」

「閉館するとなって考えたら、いろんな思い出が多すぎて涙が出てくる」

松藤さんは来年春ごろに熊本市中央区の自宅で、小さなギャラリーを開きたいと話しています。

熊本放送

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