家賃は17万円減、飲み代は10万円以上減 「地方移住」で支出はどう変わったか

家賃は17万円減、飲み代は10万円以上減 「地方移住」で支出はどう変わったか

  • MONEY PLUS | くらしの経済メディア
  • 更新日:2021/01/13

東京から佐賀県唐津市に引っ越しをしたらお金をあまり使わなくなりました。とはいっても、それまで使い過ぎていたのでしょう。出費を減らしたいと考える人にとって、テレワークが実現できて、これまでの収入があまり変わらないのであれば、地方への引っ越しもアリかもしれません。もちろん、お子さんの学校の問題などがない場合に限った話ですが。

地方移住で減った費目は?

私の場合、減ったのは「家賃」「交際費」「食費」です。家賃は東京・渋谷の約23万円から6万円になりました。当然初期費用はかかったものの、長い目で見れば相当固定費を減らすことができるはずです。

6万円って、学生時代の友人が住んでいたワンルームの価格よりも安いのですが、これで2LDKなので十分な広さがあります。しかも、スーパーや商店街も近く、買い物にも不自由はありません。

そして、東京にいた頃が異常だったのですが、月に20回ぐらいは飲んでいました。平均5,000円はかかるため、これだけで毎月10万円。しかも、ハシゴ酒になったり、全員が年下だった場合は時々全額自分が出していたこともあったため、毎月12~20万円は交際費という名の飲み代に使っていたことでしょう。これが今は月に3~4回程度になり、さらに仕事とは関係のない人と飲むため、上下関係がなく、割り勘になりました。これまでは同業者の年下と飲んでいたので、なんとなく自分が多く出すか全額出すような雰囲気があったんですよね。ハシゴ酒もなく1軒で完結する文化のため、1万5,000~2万円ほどです。

人間関係は大切なものではあるものの、若い内から散々飲んできたからあとは大事な人とは要所要所で飲みに行ければいいかも、と今は割り切っています。そして、毎月の交際費を稼ぐための労働時間を余暇にあてようか、と今は考えています。酒好きなのは事実なので、あとは家で自分の作ったつまみを家人とともに飲めばいい。もう、人生も後半に入っているので、今後は誘ってくださる方がいたら参加するようにはしますが、自分から積極的に誘うようなことはなくなるでしょう。

公共料金は「3割高」

食費については、写真を見ると分かるのですが、エビが688グラム入って225円だったり、自分の頭よりも相当デカい白菜が300円だったりします。大量に入った春菊が100円だったり、ミカン12個100円、チャンポン麺(150g)が29円、アナゴの天ぷら1本120円なんてこともあります。外食はそこまで安くはないものの、スーパーで購入するものは生鮮食品を中心に東京よりも1~3割は安く感じられます。

さらに、交通費も日常的にはほぼゼロになりました。以前は電車かタクシーで移動していたのですが、現在はコンパクトシティの地の利を生かし、基本は徒歩か自転車。銀座で飲んでいて「このまま電車に乗ると寝過ごしてとんでもないところへ行ってしまう……」「余計なトラブルに巻き込まれるかも……」とタクシーに乗ると平気で5,000円ほどかかっていましたが、これらが一切なくなりました。これで月に3~4万円は減らせたことでしょう。

とはいっても完全に交通費がなくなったわけではなく、唐津から博多まで時々1時間15分ほどかけてバスで行くことはあるのですが、1,050円×15枚つづりの回数券を1万200円で買うことができます。なんと、片道680円! 唐津のタクシーの初乗り料金(730円)よりも安いのです。

こうして地方生活のお金の面での利点は示してきましたが、寒冷地になると暖房費が相当かかるでしょうし、都会の方が公共料金は安いです。知り合いの東京から来た人は「3割ぐらいは高いから節約している」と言っていました。そこら辺は注意したうえで、出費をドラスティックに減らす手段として、現在私は地方での出費激減生活をそこそこ楽しんでいます。

(中川淳一郎)

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