
配送ロボットと移動する子ども
ヤマト運輸が行う「お仕事体験・安全教室」が12日、「藤沢サスティナブル・スマートタウン」(藤沢SST)=辻堂元町=で行われた。ユニフォームを着た4歳から8歳の子どもら8人が参加し、配達員の仕事を体験した。
事前に横断歩道の歩き方など安全教室の後、荷物を梱包。パナソニック(株)が開発した自動配送ロボット「湘南ハコボ」に荷物を入れて動きだすと子どもらは「速い」「交差点でちゃんと止まった」などと驚きの表情を浮かべた。配送先では荷物を渡した後に回収も行い、仕事を完了した。
湘南ハコボは高さ115cm、幅65cmのロボットで、電動車いすをベースに開発。荷物を収納できるロッカーを備え、記憶されたルートを障害物を回避しながら最高時速4Kmで自立走行ができる。2020年7月から開発が始まって以降、社会実装に向けて検証が進んでいる。
姉妹で参加した西島愛弥ちゃん(6歳)と茉優ちゃん(4歳)は「ヤマト運輸の服を着て、ハコボと一緒に配達できたことが楽しかった」と体験を振り返った。
同社の吉池大介さんは「他企業と連携し、湘南ハコボを取り入れながらも安全にできて良かった」と話した。
タウンニュース藤沢版