河瀬直美監督 ユネスコ親善大使に就任「大変誇り」日本人女性初 文化産業のジェンダー平等推進に貢献

河瀬直美監督 ユネスコ親善大使に就任「大変誇り」日本人女性初 文化産業のジェンダー平等推進に貢献

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  • 更新日:2021/11/26

映画監督の河瀬直美氏(52)が25日、国際連合教育科学文化機関UNESCO(ユネスコ)の親善大使に就任した。日本人として9年ぶり5人目、日本人女性としては初。この日、パリにあるユネスコ本部で行われた任命式に出席し、オードレ・アズレ事務局長(フランス出身)から委嘱書を授与された。親善大使は、ユネスコの認知向上に貢献することを目的に各界の著名人から選ばれる。河瀬監督は、あらゆる年代の女性に焦点を当てた映画や映像制作を通じ、文化・クリエイティブ産業におけるジェンダー平等推進に貢献した観点から任命された。

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ユネスコ親善大使任命式に出席した河??直美監督

任命理由は(1)COVID19の流行が文化・クリエイティブ産業に与える影響についての認識を高めるため、2020年5月にユネスコオンラインディベート「文化とコロナウイルス~アートの力を考える~」を日本初開催し、“ResiliArt(Resilient跳ね返す力とArtの造語)Japan”の認知拡大に貢献したこと」(2)あらゆる年代の女性の生活に焦点を当てた映画によって、人類への理解を深めるきっかけを提供したこと(3)ユネスコの主要なメッセージの1つ「あらゆる女性の声を含む多様性の価値と大切さ」を、自身の人生とキャリアを通して実現していること。

河瀬は「この度、ユネスコ親善大使に任命されましたことを大変誇りに思います。この地球上に暮らす、すべての人が唯一無二の存在として、その人生を謳歌する権利を有しています。 けれど、あらゆる『ひずみ』の中で、特に女性の声を含む、小さな声がかき消されてゆく現実も目の当たりにします。これら多様な価値観に光を当て、たしかな命のきらめきに気づかなければならない。人類の根源的に豊かな営みを1000年先にも、またそのずっと先にもつないでゆきたい。映画や映像制作を通じて、物語の中に、人類の豊かな未来を創造すべく、親善大使としての任を全うしたいと思います」とコメントした。

日本人のユネスコ親善大使は1989年の画家・平山郁夫氏、91年の銀行家・藤森鉄雄氏、91年の俳優・杉良太郎(77)、2012年の茶道裏千家十五代前家元・千玄室氏(98) に続き、5人目。

河瀬監督は今年6月にはバスケットボール女子Wリーグの新会長に就任。東京五輪の公式映画監督も務めた。商業デビュー作「萌の朱雀」が1997年のカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を最年少受賞。「殯の森」で2007年のカンヌ映画祭グランプリに輝き、13年にはカンヌ映画祭コンペティション部門の審査員を務めた。

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