ボクシング 那須川天心が2024年に海外デビューへ 次戦は同1月に西日本開催の可能性

ボクシング 那須川天心が2024年に海外デビューへ 次戦は同1月に西日本開催の可能性

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2023/09/19
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一夜明け会見に出席した那須川天心

キックボクシング42戦全勝で18日のプロボクシング2戦目(東京・有明アリーナ)で転向から2連勝となった那須川天心(25)=帝拳=が、2024年に海外デビューすることが19日、分かった。帝拳ジムの本田明彦会長(76)が明らかにした。那須川はこの日、東京・千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで一夜明け会見を行い「お客さんも見てくれているので、倒して勝つのを見せたいなとは常に思っている」とさらなる成長を誓った。

試合中に痛めた左拳に湿布を貼って登場した那須川は「良くなっていた部分もあり、やってきたことは間違いじゃないなと実感できた。新たな課題が見えたので、まだまだ道のりは長い。すごくステップアップができたので、ポジティブに感じている」と2度のダウンを奪いフルマークでメキシコ・バンタム級王者のルイス・グスマン(27)=メキシコ=に8回判定勝ちした試合を振り返った。

左拳は20日に病院で検査を受けるが、重傷ではなさそうだという。大差で判定勝ちしたが、ガードを固めた相手をKOできなかった。KO勝利を宣言して臨んだが、「自分のパンチで倒れるのはびっくりした。自分を信じ切れていなかった」と明かし、「倒すことができたので、自分を信じることが今後はできるかなと思った。まだまだ楽しくなる。日々強くなっていくだけ」と前向きだった。

本田会長は那須川を約1カ月間休養させる意向で、次戦は来年1月を予定。西日本開催の可能性があるという。また、本田会長は「天心は海外に行くよ。来年1回は」と早ければ来春の4戦目で米国などで海外デビューを果たすことを明かした。当面はタイトル獲得にはこだわらず、世界各国のさまざまなスタイルの選手と対戦させ、じっくりと育てていく方針だ。

那須川も「僕は最初からずっと言っていると思うけど、飛び級でやりたいとは言っていない。全部信頼しているので、本田会長が言うのならば間違いない」と賛同した。

一方のグスマンは主催者を通じてコメントを発表。「那須川選手はいままで闘ったことがない相手で、立ち回りが激しく、スピーディーで、最後まで解読できず、とても苦労した。特にアッパーで痛めつけられたので、それで(右目が)腫れた。過去の相手であればフィジカルや激しさでくる選手が多かったが、那須川選手はクレバーで、テクニックもあり、ボクサーとしては新人だが、すばらしい素質があると思った。今回はコンディションは整えていたが、短い準備期間だった。次回は準備も整えて100%の自分を見せたい」と那須川の印象を語り、再来日を希望した。

プロ戦績は東洋太平洋スーパーバンタム級8位、日本同級14位の那須川がボクシング2戦2勝、キック42戦42勝(28KO)、MMA4戦4勝(3KO)、MIXルール1戦1勝(1KO)、グスマンが13戦10勝(6KO)3敗。

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