
自宅の固定電話に「介護保険料の還付金がある」などと電話があり、新潟県十日町市に住む60代女性が指示されるがままATMを操作したところ、現金100万円近くをだまし取られる被害がありました。警察は「ATMで還付金が戻ってくることはない」などとして、注意を呼び掛けています。
警察によりますと9月16日、新潟県十日町市に住む60代女性の自宅の固定電話に市役所職員を名乗る男から電話がありました。男は「介護保険料の還付金があります。金融機関に到着したら、金融機関のサポートセンターに電話をしてください」などと話したといいます。
女性は十日町市内の金融機関で、携帯電話で“サポートセンター”に連絡し指示を受けながらATMにキャッシュカードを入れ操作したところ、現金99万8650円を他人名義の口座に振り込みだまし取られたということです。
その後、女性は明細を確認して不審に思い、金融機関に相談して被害に遭ったことがわかりました。
警察は「ATMを操作して還付金が戻ってくることはない」などとしていて、少しでも不審に思ったり不安に思ったりした場合は家族や知人、警察などに相談してほしいとしています。