PSGに所属する10人ものGKたち。ドンナルンマ加入でどう動く?

PSGに所属する10人ものGKたち。ドンナルンマ加入でどう動く?

  • Football Tribe Japan
  • 更新日:2021/07/22
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写真提供:Gettyimages

新型コロナウイルスの影響で混乱が続く世界。ここ2年の間で経済的に厳しい時期を過ごす企業、組織、個人が増える中、世界のサッカークラブも例外ではない。感染の終息は未だ見通せず、倒産の危機に晒されているクラブも多くあるという。

そんな中、フランスのパリ・サンジェルマン(PSG)は、まるでコロナ鍋の影響を受けていないかのように、今夏の移籍期間(6月9日〜8月31日)にて積極的な動きを見せている。7月8日、2005年からレアル・マドリードで多くのタイトルを手にしてきたDFセルヒオ・ラモスを獲得。7月14日にはイタリア代表のEURO2020(ユーロ)優勝にも大きく貢献したミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマを獲得した。

ところで、ドンナルンマの加入で9人目ともなるPSGのGK。数日後にはさらにもう1人のGKが正式にトップチームと契約する可能性が高いと言われている。10人のGKを抱えるチームが初めてだとは断言できないが、極めて珍しいケースである。ここでは、PSGに所属する(あるいはこの先正式に契約することになる)10人のGKたちを紹介しよう。

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ジャンルイジ・ドンナルンマ 写真提供:Gettyimages

ジャンルイジ・ドンナルンマ

2015年にミランのユースからトップチームに加わり、2015/16シーズン第9節サッスオーロ戦にて16歳8ヶ月でセリエAデビューを果たしたイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ。ミランのバンディエラ(クラブのシンボル)になると信じていたサポーターは少なからずいただろう。

しかし、ユーロ2020でイタリア代表を優勝に導いた後の7月14日、ドンナルンマがPSGと5年契約を結んだことが発表された。その年俸は1,100万ユーロ(約14億円)と言われ、ミランの600万ユーロ(約8億円)のほぼ倍となる。

この取引には経済的要因も大きく影響していると思われるが、ドンナルンマは大金に満足するはずがない。PSGに移籍した以上必ずメインGKの座を勝ち取り活躍するだろう。

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ケイロル・ナバス 写真提供:Gettyimages

ケイロル・ナバス

2019年9月2日にレアル・マドリードからPSGに移籍したケイロル・ナバス。2020/21シーズンはリーグ・アンやチャンピオンズリーグ(CL)などでメインのGKとして活躍をしてきた。ドンナルンマがPSGに加入したことによって、次シーズンはどれほどの試合に出場できるだろうか。

ナバスの過去には似たような状況があった。2014年にマドリードに移籍した同選手は、2015年から2018年前半にかけてメインGKとしてプレーするも、2018年8月8日にティボ・クルトゥワが加入したことによって激しいスタメン争いに巻き込まれ出場機会が急激に減った。

2度と同じ悪夢を繰り返したくないナバスは、このプレシーズン中に全力を尽くし、マウリシオ・ポチェッティーノ監督へアピールするはずだ。

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セルヒオ・リコ 写真提供:Gettyimages

セルヒオ・リコ

2020/21シーズンにナバスの控えGKだったセルヒオ・リコ。PSGとの契約は2024年までだが、出場機会が少なかったため別のクラブへのレンタル移籍を求めてきていた。さらにドンナルンマが加入したことで、同選手の出場機会はもうないと言ってもいいだろう。

リコのポテンシャルを高く評価し、獲得に動いているのはスュペル・リグ(トルコ1部)に所属しているベシクタシュである。PSGとの交渉はすでに開始され、移籍の可能性が高まっているようだ。

セビージャのユースで育ったリコは2014年にトップチームに上がり、2014/15シーズンからはメインGKであったベトの負傷をきっかけにスタメンの座を勝ち取ることができた。2018/19シーズン中には33戦にかけてプレミアリーグ所属フラムのゴールを守った後、キャリアアップを望んで2019年9月にPSGに移籍した。そこからのスタメン出場の機会は一握りとなっている。

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アルフォンス・アレオラ 写真提供:Gettyimages

アルフォンス・アレオラ

2012年にPSGのトップチームに加わり、これまでビジャレアル(2015-2016)やマドリード(2019-2020)など多くのクラブに貸し出されたアルフォンス・アレオラ。PSGのGKとしてプレーしたのは2012/13、2016/17、2017/18、2018/19のみである。

2020/21シーズンにはフラムへと期限付き移籍し多くの試合に出場したが、チームの降格を食い止めることができず再びPSGに戻ることとなった。現在新しい行先を探している。

現在アレオラに興味を示しているのはウェストハム・ユナイテッド。PSGへ買い取りオプション付の1年間レンタルをオファーしているようだ。一方、PSGはレンタルではなく完全移籍のオファーを求めており、交渉はもうしばらく成立しない模様である。その間に獲得に手を挙げる他のクラブも現れるだろうか?

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アレクサンドル・ルトゥリエ 写真提供:Gettyimages

アレクサンドル・ルトゥリエ

プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アンでのプレー経験を持つ上述のドンナルンマ、ナバス、リコ、アレオラに続くのは、30歳にしてPSG以外のビッグクラブでの経験がないアレクサンドル・ルトゥリエ。

PSGのユースで育ったルトゥリエは、2009年にパリ・サンジェルマンB(PSG U-23)に昇格し、そこで1シーズンを過ごした。その後、フランス国内の地方クラブや、スイス、ノルウェーで10年ほど過ごすも出場機会をほとんど得られず。

あまり実績がないにもかかわらず2020年にPSGのトップチームに加入したルトゥリエは、移籍を求めず第3GKの座を狙っているようだ。2021年6月までの予定だった契約が1年更新され、7月14日に行われた練習試合のル・マン戦でスタメン出場をしている。

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マルシン・ブルカ 写真提供:Gettyimages

マルシン・ブルカ

チェルシーのユースを卒業し、2019年7月にPSGに移籍したポーランドGKマルシン・ブルカ。2020/21シーズンにはラ・リーガセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)カルタヘナと、リーグ・ドゥ(フランス2部)シャトールーにレンタル移籍したが、両チームでの出場回数は合わせてもわずか13戦となった。

ブルカはPSG加入から約1年後の2020年9月に2025年までの契約更新をしている。期待されている人材には違いないが、今のGKの状況を考えると再びレンタル移籍し、経験を積むことがベストな選択だと思われる。

ルーカス・ラバレ

7月1日にリールから獲得されたばかりのフランス人GKルーカス・ラバレ(18歳)。現時点での同選手の役割は、PSG U-19を強化することだと言われている。

ラバレは2021年1月にリールと初プロ契約を交わす予定だったが、スポーツディレクター(SD)ルイス・カンポス氏が2020年12月に同クラブを離れたことから契約が成立しなかったようだ。その後も交渉が続いたが、PSGが興味を示したことでラバレはリールを離れることとなった。

これまでのラバレの活躍や特徴はあまり明らかとなっていないが、2019年にはフランス代表U-16とU-17に選抜された実績がある。

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デニス・フランキ 写真提供:Gettyimages

デニス・フランキ

2019年7月にセリエAのウディネーゼU-19からPSG U-19に移籍した18歳のイタリア人GKデニス・フランキは、2021年7月に同クラブと2023年までの延長契約を交わした。

現時点ではU-19チームでメインに活躍しているようだが、トップチームの練習にも多く加わり試合に出場できる機会を待っている。フランキは穏やかな性格の持ち主であり、SNSもあまり使わないことからそこまで知られてない選手である。時間がある時はチームメートともっとコミュニケーションが取れるようにフランス語を勉強しているようだ。

ガリソーヌ・イノセン

PSGのGK軍には同クラブのユースで育ったガリソーヌ・イノセンもいる。2019/20シーズン中にはナバス、リコ、ブルカにつづく4番目のGKとしてトップチームに加わった。

その後はリーグ・ドゥのカーンにレンタル移籍し、2020年12月18日にダンケルク戦でプロデビューを果たす。しかし、2021年1月31日のシャンブリー戦中に頻脈発作でピッチで倒れ、緊急で病院に運ばれることとなった。チームに復帰したのは3月2日だが、その後は出場機会に恵まれていない。2020/21シーズン終了後はPSGに戻り、別のクラブに貸し出される可能性が高い。

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マティアス・ランドリアマミー 写真提供:Gettyimages

マティアス・ランドリアマミー

最後に紹介するのは、18歳のマダガスカル人GKマティアス・ランドリアマミー。PSG U-17とU-19で経験を積み、まもなく同クラブとプロ契約を結ぶ予定である。イタリアの『EuroSport』によると、すでにトップチームに加わり練習に参加しているようだ。

ランドリアマミーはマダガスカル代表トップチームでもすでにデビューをしている。2020年11月17日に開催されたアフリカネイションズカップ2021予選のコートジボワール代表戦で83分に出場し、試合は1-1の引き分けに終わった。

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