京都が2002年以来、実に21年ぶりとなるJ1での3連勝を飾った。1―1で迎えた後半に3点を挙げて快勝。※(恵の心を日)貴裁監督は「後半はやりたいことができた。全員で勝ち取った勝利」とうなずいた。
序盤は相手の勢いに押され、前半12分に失点。それでも、今の京都には余裕がある。見事に修正し、同34分に訪れたCKを物にした。前線からのプレスもはまり、後半3分には自陣で奪ってカウンターから勝ち越し。2試合連続ゴールの木下は「全員が連動して取れた得点」と胸を張った。
3年目を迎える※監督は「就任してから、ゴールに向かう練習しかしていない。どうやってゴール前に人数をかけるかを共有できれば、得点は生まれる」と言う。リードしても守りに入らず、システムを変えながら最後までゴールに迫る。この日の戦いぶりも理想的だった。
「守り切るのではなく、2、3点取れるチームになっていきたい」と木下。勢いに乗る京都の連勝はどこまで伸びるか。
時事通信社