虎の牙まだ折れていない 阪神・大山が休日返上 近本も原口も助っ人も志願練習

虎の牙まだ折れていない 阪神・大山が休日返上 近本も原口も助っ人も志願練習

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2022/09/23
No image

志願して休日返上で練習に参加した阪神・大山悠輔(中央)ら=甲子園球場(撮影・水島啓輔)

あきらめん! クライマックスシリーズ(CS)進出へ崖っぷちの阪神は22日、甲子園球場で指名練習を行い、不調の大山悠輔内野手(27)が志願の〝休日返上〟でバットを振り込んだ。同じく練習を免除されていた原口文仁内野手(30)や近本光司外野手(27)、外国人選手らも志願して参加。CS出場を争う23日の広島との今季最終戦(マツダ)に向けて、虎戦士は決意を新たにした。

絶体絶命の状況。休んでいる余裕はなかった。午前11時にスタートした指名練習。野手組の練習は甲子園の室内練習場で行われたが、参加を免除されていた大山の姿があった。不振の4番が一心不乱にバットを振った。

「一戦一戦、勝てるように頑張るだけです!」

残り4試合にかける思いを短いコメントに凝縮させた。前夜はCS出場を争う広島と延長十一回、4時間38分の激闘の末に敗戦。試合後に糸井の引退セレモニーもあって、選手が球場を離れたのは日付が変わってからとなった。

そのため、首脳陣は体調が万全でないとみられる主力には練習参加を強制しなかった。にもかかわらず、大山だけでなく、免除組の原口やロハス、マルテ両外国人選手も志願して練習。さらに近本も指名練習が始まる前に甲子園室内で体を動かしていたという。

井上ヘッドコーチは「原口も最近ずっと(先発で)出ているから休ませたほうがいいかなと思ったけど、『いいや、休める暇ありませんよ』と(本人が言ってきた)。チカ(近本)はみんなが来る前に(練習を)やっていたし、ロハスもジェフリー(マルテ)も『練習をします』とね」と舞台裏を説明した。

とくに不振脱却に懸命な大山について、矢野監督は「悠輔(大山)は試したいことがあったと思う。何かきっかけになることが、きょうの練習で見つけられる可能性があると(考えたのだろう)」と推察した。

4月下旬に左足を痛めるなど、けがとも闘っている大山。井上ヘッドは「あいつは口にはしないけど下半身は万全ではない」と明かしつつ、「今年(一番)よかったのは交流戦あたりだったよね。あのへんの大山が帰ってこいよ! と思う」とエールを送った。

最大16あった借金を返済し、一時は貯金3とした。その原動力となったのは大山だったが…。8月30日の広島戦で23号を放ってから17試合ノーアーチ。直近の5試合はわずか2安打。4番が好機で凡退したことも響いてチームも4連敗中だ。苦しむ中、前日21日の最終打席(延長十回)で20打席ぶりに安打を放った。この一本を復調のきっかけにしたい。満身創痍といえど、負ければCS出場が絶望的となる23日の敵地での広島戦を前に休んではいられなかった。

この日、3位巨人がDeNAに敗れ、1・5ゲーム差に縮まった。阪神は残り4試合。すべて勝てばCS出場の可能性はかろうじてある。今季限りで退任する矢野監督は「残りの4試合、俺ももちろんあきらめるつもりはまったくない。信じて戦うしかない」と熱い思いを口にした。可能性がある限り、ナイン一丸となって追い続けていく。(三木建次)

■データBOX

5位阪神は最短で25日にCS出場の可能性が消滅する。阪神は23日の広島戦に敗れると65勝72敗3分けとなり、残り3試合に全勝しても68勝72敗3分け。3位巨人は23、24、25日と中日戦に3連勝すれば69勝69敗3分けとなり、残り2試合に全敗しても69勝71敗3分け。阪神は巨人を下回る。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加