
8日午前10時15分現在の主要暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=618万8835円(過去24時間比2.36%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=21万7727円(同5.27%安)などとなっている。
6日、XRP(XRP)が有価証券か否かを巡る米リップルとSEC(米証券取引委員会)との裁判における証拠開示手続きの審議で、XRPが有利との見方が広がり、XRPは7日序盤まで騰勢を強め、一時ドルベースで18年2月以来となる1XRP=1ドル台乗せに成功した。ただ、その後は1ドル台乗せの達成感から利益確定売りが出て再び1ドルを割り込むと、相場の過熱感も一服し、ビットコインをはじめとする主要暗号資産は売り優勢の展開となっている。
このほか、米銀行大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEO(最高経営責任者)や米投資銀行大手ゴールドマンサックスのデビッド・ソロモンCEOが暗号資に対する規制の必要性について言及したことも過熱感の一服につながっているとみられる。
(イメージ写真提供:123RF)
有村 孝浩