作新学院 珍事幕切れで春夏通算40勝目 冷静なアピールプレー 小針監督 選手たたえる

作新学院 珍事幕切れで春夏通算40勝目 冷静なアピールプレー 小針監督 選手たたえる

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2023/03/21
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9回、試合が再開され、アピールする作新学院ナイン

「選抜高校野球・2回戦、作新学院8-6大分商」(19日、甲子園球場)

1回戦1試合と2回戦2試合が行われた。第2試合は作新学院(栃木)が8-6で大分商(大分)を破った。

第2試合は「珍事」でゲームセットだ。作新学院が甲子園春夏通算40勝目。冷静なアピールプレーで試合終了となり、小針崇宏監督(39)は「アピールの指示は言っていないです。選手の方が冷静でした」とたたえた。

ピンチが一転し、歓喜の瞬間となった。2点差に迫られた九回1死一、二塁。4番手の磯圭太内野手(3年)が次打者を左飛に打ち取った際、二塁を回った一走が、二塁を踏み直さず一塁に帰塁。このプレーを二塁・中島紀明内野手(3年)が見逃していなかった。だからこそ、審判団からはアウトについて何の説明もない状況から試合が再開されても、アピールプレーで三つ目のアウトを成立させることができた。

磯は「作新のチーム野球は徹底しているので、二遊間がしっかりと声をかけてくれた。勝てて終われたのは一番」と胸を張る。ナインの好判断で、甲子園通算20勝目をプレゼントされた指揮官は「今日以上にバットを振って、しっかり動いていきたい」。隙のない野球でさらに勝利を積み上げる。

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