【MotoGP】クアルタラロ「ヤマハに対してちょっと傲慢な態度だった」今後は落ち着いたコミュニケーション目指すと反省

【MotoGP】クアルタラロ「ヤマハに対してちょっと傲慢な態度だった」今後は落ち着いたコミュニケーション目指すと反省

  • motorsport.com 日本版
  • 更新日:2023/09/19
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ヤマハのファビオ・クアルタラロは、今季序盤戦でチームに対して取っていた態度が少し傲慢なものだったと認め、今後はもっと落ち着いてヤマハとコミュニケーションを取っていきたいと話した。

クアルタラロは2021年にヤマハと共にMotoGP王者に輝いたが、今季は大苦戦。表彰台獲得もわずか2回にとどまっており、タイトル争いには全く絡むことができていない。

そんな今季のクアルタラロは、序盤戦からフラストレーションを隠すことなくぶちまけており、ヤマハに対しては言葉だけではなく、行動で示してほしいと繰り返し訴えていた。

ただ、今のクアルタラロはそうした振る舞いが適切なモノではなかったと認めるようになった。サンマリノGP終了直後に行なわれたミサノテストで、彼は2024年型エンジンに「もっと期待していた」と語る一方で、ヤマハと共に一歩ずつ進んでいく意思を示した。

「つまり、ヤマハは僕をMoto2から昇格させたときに僕のことを信じてくれていたということだ」

「今季序盤の僕の態度は、僕がすべきことに比べると少し傲慢だったと思う」

「もちろん僕らは大変な時期にある。でも僕は礼節を保つ必要がある。僕とヤマハは同じ目標を持っているんだ」

「簡単なことじゃないのは確かだけど、もっと落ち着いて、みんなとより良いコミュニケーションを築くようにしていきたい」

ヤマハはパワー不足もあり、他のマシンをオーバーテイクするのが難しくなっている。そしてその問題は2024年型のエンジンでも解決されていない。

クアルタラロはこうした問題は目新しいことではないと指摘しており、タイトルを獲得した2021年末の段階から、既にヤマハには「このバイクではこれ以上勝てない」と伝えていたという。

「これは僕らが何年も抱えてきた問題だ」

クアルタラロはヤマハがオーバーテイクに苦戦していることについて、そう語る。

「僕がチャンピオンシップを制したときですら、その年の終わりに『このバイクではこれ以上勝てない』と伝えていたほどだった」

「そして昨年はランキング2位で終えて、勝つことはできなかった。今年はさらに悪化してしまっているけどね」

Lewis Duncan

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