トランプ氏、共和第2回討論会も欠席 自動車労働者に演説へ

トランプ氏、共和第2回討論会も欠席 自動車労働者に演説へ

  • ロイター
  • 更新日:2023/09/19

[18日 ロイター] - トランプ前米大統領は27日に開かれる共和党の2024年大統領選候補者による2回目の討論会を再び欠席し、ミシガン州デトロイトで自動車問題などについて演説を行う予定。側近が明らかにした。

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9月18日、トランプ前米大統領は27日に開かれる共和党の2024年大統領選候補者による2回目の討論会を再び欠席し、ミシガン州デトロイトで自動車問題などについて演説を行う予定。サウスダコタ州ラピッドシティーで8日撮影(2023年 ロイター/Jonathan Ernst)

演説は自動車労働者やその他のブルーカラー組合労働者に向けて行う見込みだという。トランプ氏はバイデン大統領の電気自動車(EV)関連政策に批判的な立場を取っており、自動車労働者に自身への支持を訴えてきた。

演説を通じ、20年大統領選でバイデン氏に流れた労働者階級の票を一部取り戻したい考えだ。

全米自動車労組(UAW)は先週、米3大自動車メーカー(ビッグ3)との労使交渉の不調を理由に、3社の3工場で一斉ストライキに入った。バイデン氏にとっては政治的に大きなリスクになる恐れがある。

バイデン陣営の報道官は「労働者の側に立つ代わりに、トランプ氏は超富裕層のために減税を行い、自動車メーカーは米国の雇用を海外に移した」と批判。また「都合の良い写真撮影をしても、組合労働者を見捨て、超富裕層の友人の側に立ったトランプ氏の4年間を消し去ることはできない」と述べた。

今回のストは影響を受ける労働者の多くが中西部の激戦州であるミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシン州を拠点としていることから、来年の大統領選に地理的に大きく影響することも予想される。

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