手取り45万円の独身MRが一念発起...10年で積み立てた「驚きの貯蓄額」

手取り45万円の独身MRが一念発起...10年で積み立てた「驚きの貯蓄額」

  • 幻冬舎ゴールドオンライン
  • 更新日:2022/09/23
No image

仕事が忙しく、貯蓄すべきなのはわかっているけどなぜかお金が貯まらない……そんな働き盛り世代の方も多いのではないでしょうか。ある「簡単な方法」で同年代の平均貯蓄額を大きく上回る金額に到達したAさんの事例をもとに、その成功の要因と背景について株式会社FAMORE代表取締役の武田拓也氏が解説します。

30歳を機に「手取りの2割を貯蓄」…一念発起したAさんの事例

資産形成をするうえで、所得額はもちろん重要な要素です。しかし、それよりも大切なのは「目的意識」を持つことです。結婚やマイホーム購入など具体的な目標を見据えることで、なにげなく生活している人と比べ圧倒的にお金が貯まりやすくなるのです。

都内のワンルームで生活している29歳のAさん。製薬会社でMRとして働く彼は毎日の仕事が忙しく、将来について考える機会もなく20代を過ごしてきました。ある日ふと通帳を見たところ、10年近く働いているにも関わらず貯蓄がほとんどないことに不安を感じました。

現在、日本の会社員30代単身世帯の平均貯蓄額は359万円、中央値は77万円となっています※1、※2。

※1 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上・単身世帯調査](令和元年)」
※2 【2021年最新版】30代の平均貯金額は?独身・既婚別の貯金額について解説! | ゴコウファンド-コラム- (gokofund.jp)

結婚や住宅購入など重要なライフイベントを見据え、少しは貯えがあったほうがいいと考えたAさんは、30歳になるのを機に一念発起。手取りの2割を貯蓄することにしました。

Aさんの年収は、製薬会社勤務30代の平均年収と同じ約700万円です。社会保険料や所得税・住民税を差し引いて計算すると、年間の手取り額は535万円ほど。ボーナスを含めて月々に直すと約45万円(535万円÷12)となり、その2割を貯蓄・投資にまわすとなると「約9万円」になります。

それまでは毎週のように仕事仲間や友人と飲み歩き、おいしい料理やお酒を楽しんでいたAさん。最初は「月に9万円なんて捻出できるだろうか」と不安を抱いていましたが、飲み会を週に1回とすることで、1ヵ月で約6万円の節約となりました。

さらに、外資系の保険会社に転職した先輩からいわれるがままに加入していた生命保険を見直したことで、月4万円だった掛け金を月1万円に減らすことができました。

2年目は投資信託を開始…着実な積み立てで驚きの貯蓄額に

こうすることで1年目は無事に手取りの2割を貯蓄できましたが、「貯蓄しているだけだともったいない」と思ったAさんは、当時話題になっていたネット証券を開設し、月々の貯蓄を投資信託で積み立てることにしました。

リーマンショック後で株式相場は低迷しており、リスクを抑えたかったため国民年金の運用をしているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)と同じような「バランス型」の投資信託を選びました。

こうして着実に積み立てを実行したところ、1年目の貯蓄は1年経っても108万円のままでしたが、2年目は108万円が110万円に増えていました。

これに味をしめたAさんは「リスクを抑えたバランス型でこれだけ増えるなら、もっとリスクをとってもいいかもしれない」と、3年目は株式型の投資信託で積み立てを始めました。

当時はアベノミクスが始まったころだったため、その後も順調に投資した資産は増えていきました。途中、チャイナショックやコロナショックがあったものの、すでに投資信託で貯蓄が増える体験を積んでいたAさんは相場を気にすることなく、現在まで手取りの2割を投資し続けています。

結果的には、1年目の貯蓄は10年後もそのまま108万円、2年目のバランス型ファンドは108万円がその後150万円に、3年目以降は株式型ファンドに投資をして、積立額864万円が1,198万円に増えました。

これらすべてを合計すると「1,456万円」となります。これは30代の平均貯蓄額の約4倍、中央値の約19倍もの金額です。

Aさんの成功要因は「ほったらかし」と「小さな喜び」

Aさんの場合は、「ほったらかし」にできる投資信託を選択することで手間がかからなかった点と、最初に始めたバランス型ファンドで「投資したお金が増える」体験ができたことが積み立てを継続できたポイントでした。

投資を始めてすぐにお金がマイナスになってしまうと不安になり、途中で解約してしまう方が多いです。最初は少額からリスクの低い投資でスタートし、慣れてきたころ必要があれば金額を増やし、リスクを少しずつとっていくようにするといいでしょう。

このように、独身のままであればライフイベント等による支出の大きな変化がなく、資産形成は比較的スムーズに続けることができます。ただし、実際には結婚や出産等により、都度収支バランスを変更せざるを得ない状況が訪れることが多いです。

しかし、そこで諦めて『資産形成を止める』のではなく、月々1万円からでも『資産形成を続ける』ことが重要です。もしも収支バランスの把握や資産形成で悩みがあれば、1度ファイナンシャル・プランナーに相談してみることをおすすめします。

武田 拓也

株式会社FAMORE

代表取締役

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加