柚希礼音が素顔を語る、ミュージカル「マタ・ハリ」

柚希礼音が素顔を語る、ミュージカル「マタ・ハリ」

  • ニュースウォーカー
  • 更新日:2017/12/07
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ミュージカル「マタ・ハリ」は:2018年1/21(日)~28(日)に梅田芸術劇場メインホールで上演

2016年、韓国で世界初演し、約20万人を動員した大ヒットミュージカル「マタ・ハリ」。「スカーレット・ピンパーネル」や「ジキル&ハイド」など、日本のミュージカルでおなじみの作曲家フランク・ワイルドホーンの新作だ。2018年の新春、注目の演出家・石丸さち子が訳詞・翻訳・演出を手がけ、舞台セットや衣装も日本オリジナルで制作、新たな日本版として上演される。さらに今回の公演は、大阪からのスタートだ。

【画像】韓国で観た「マタ・ハリ」に圧倒されたと話す柚希

マタ・ハリは、第一次世界大戦時にヨーロッパで活躍する人気のダンサー。フランスの諜報局・ラドゥー大佐に過去の秘密を暴くと脅され、スパイになることを強要される。そんな折、マタは偶然の出来事から運命の恋人・アルマンに出会うが…。

グレタ・ガルボやマレーネ・ディートリッヒらの主演で映画にもなり、女スパイの代名詞になるほど有名な、マタ・ハリ。今回このタイトルロールを演じるのは、元宝塚歌劇団トップスターの柚希礼音。2015年に退団後、様々な役柄に挑戦するなかで成長を見せる彼女が「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」の大阪公演で来阪中に記者会見が開催された。作品への思いと意気込みを語った会見と個別取材から、素顔の柚希礼音をたっぷりと紹介しよう。

【韓国のミュージカル「マタ・ハリ」を観て】

Q.初めて観た時の印象は?

「宝塚を退団して一年ほどしたころ、オク・ジュヒョンさんが壮大なミュージカルをされているというお話を聞き、観たいと思って韓国に行きました。自分がするなんて到底考えず、オク・ジュヒョンさん、ほんとすごい!と圧倒されて、ストーリーも素晴らしいなぁと思って感動して帰ってきました。男役目線で観ていて、ラドゥー役いいわぁとか思ってました(笑)。机をバーンって叩くんですよね。それがやってみたいって思ったんです(笑)。あの叩き方、めっちゃかっこよかった(笑)」

Q.主演が決まってから観た思いは?

「今回させていただけるということになり、改めて観たら、もうなにもかもすごくって(笑)。マタ・ハリの気持ちになって観ていたら、後半泣けてきて。アルマンに心を開いてどんどん好きになるのに、それが任務で近づいていたことを知ったあとの苦しみとか。ずっと今まで人を信じず1人で生きてきたのに、なんで信じてしまったんだろうという、女性の弱さ、はかなさ…それまでの思いが崩れ落ちる。すごいんですよ、そこが…もう、泣きながら観ました。最初はできるだろうかと思いましたが、宝塚を卒業してから様々な作品に出演して役から教えてもらうことがたくさんあり、少しずつ少しずつ歩んでいるところがあったので、大変な挑戦になると思いますけど、やってみたいなと」

【マタ・ハリのキャラクターについて】

「すごく強い信念を持った方だなぁと思います。過去に戻りたくないという強い意志があり、それによって男に頼って生きるのではなく、自分の足で力強く生き抜いている姿がとてもカッコイイなと思う反面、恋をした時のチャーミングな感じや本来のマタ・ハリはとてもピュアなんじゃないかと感じさせるところもたくさんあり。魅力的なマタ・ハリなので男性からすごく人気があるのに、本来は1人の女性として純粋な恋愛をしてみたかったんだっていうところが、なんかステキだなと。そのあたりも表せたら。そして、どうしても戻りたくない過去があるということ、名前を変えてまで生まれ変わるほどの波乱万丈な人生を背負っている女性をちゃんと演じたいと思います」

【ワイルドホーンの楽曲と歌について】

「ワイルドホーンさんの歌は、全曲すごくドラマティックで、今回歌っていてもそう。ひとつひとつが大曲で、歌い上げる部分もあったり、とても純粋な曲があったり、どの曲もほんとすばらしくって。2幕最後の歌もステキです。処刑される前にこういう心情になるんだというのを、音楽で表しているんです。曲からも、役として助けられることがたくさんあるだろうなと思っています。歌う曲数はもう本当にすごい量です。え?幕開けからこんなに!?と思うぐらい(笑)。今まで歌ったことのないキーもたくさんありますし。でも、どの曲も素晴らしすぎて、すごく難しいけどいい曲だなぁと感動しながら日々、歌のお稽古をしています。なんとか自分のものにして、マタ・ハリの心が歌っているようになれたらいいなと思っています。」

「マタ・ハリの稽古をしていると、今まで人生で出したことのない声がいっぱい出て、あ~、ここが出るなんてすご~い!って、自分の中では1歩1歩喜びを感じながら稽古をしています。まだまだなんですけど、たくさん稽古をしたら少しずつでもなにかあるんだなと思って、それを楽しみながら、でも苦しみながら、やっていきたいです。」

「マタ・ハリの歌稽古の後で、普通にしゃべろうと思ったら、すごく高い声になっていて、どうやってしゃべるんだっけ?って(笑)。いつもの声に戻るまでにちょっと時間がかかる。マタ・ハリが終わるころには高い声の人になっているかもしれない(笑)」

【ダンスについて】

「韓国バージョンでは、踊りは影の方が踊ってたんですけど、日本版では私が踊らせていただきます。踊ることによって、女スパイだけどダンサーというところに説得力が出るかなと思いますので。みんなが魅力的だなと感じるダンスが入ると思います。加賀谷 香さんという、コンテンポラリーダンスのすばらしいダンサーの方が振付けてくださるんですが、きっと踊ったことのないジャンルかなと思うので、すごく楽しみです。」

「マタ・ハリの踊りは、ジャワの神様に向かって踊るものなので、純粋な気持ちで、妖艶な踊りをステキに踊りたいですね。彼女が一度逃げたところがジャワで、そこでマタ・ハリ=昇る太陽という名前を自分で付けて、もう一度人生をやり直す。すごく信念のある踊りになるだろうと思います」

【今回楽しみにしていること】

「自分が一つ変わりそうな感じがするのが楽しみです。歌も踊りもお芝居もビジュアルも、変わった感じになるんじゃないかなと思って、今必死で稽古をしています。マタ・ハリは今までの役で最も女性らしい気がするので、魅力的な人に作ろうと思います。これまでバリバリの男役ばっかり観ていた方は、今回の役で、おぉ女性、めっちゃ女性!って思うはず(笑)。とにかく、私がマタ・ハリになった姿を観てほしい!」

「『スカーレット・ピンパーネル』に出演する前も、このような気持ちだった気がしているんです。とても大変そうで、すっごく難しいことが山のように目の前にあるけれど、なにか変われるような気がして、楽しみな自分がいるというところが。その期待を信じてやりたいですね。それから十何年、関西の舞台に立ち続けてきて、本当に何度も立っている梅田芸術劇場から2018年のスタートが切れること。ホッとしたり、幸せを感じたりしています。あと、おいしいものも食べられるのが楽しみです(笑)」

【舞台に立つ時、一番大事にしていること】

「その1回がどれだけお客様にとって大切かということを、大切にしてやってきました。入院中でこの日だけ外出許可をもらって車椅子で行きますって手紙をいただいたりとか、いろいろな思いがあってこの1回に来てくださっている方もいらっしゃる。一生に一度きりの機会かもしれないので、1回1回が本当にすべてであるように。それを宝塚時代からずっと今も思っています」

【これからのこと】

「毎回違う役の方がやりがいもありますし、そこから学ぶこともたくさんあると思っています。今回なんて特に高すぎる壁ですけど、でも挑戦した先になにかいろいろ変化があるような気がして、頑張って挑戦したいなと思って選びました。そのあとはまた、ガラリと違う地球ゴージャス。どんどん違うものをしながら自分が変化して行けたらなと。」

「男役の時から、力強い系の男役と思われたら、次はすごいピュアな役でガラリと変わりたいと思っていました。これでどう、みたいに決められるのが好きじゃなかったので、女優となっても、あれ?前回と全然違うって、毎作品思ってもらいたいと思ってやっているんです。今回、本当にそうなったらいいなと思います」

【退団してから変わったこと】

考え方:男役の時とはやはり違うのかなと思います。ドラマや映画を見るのも、男性目線で見ていたのが全部、女性目線になりました。舞台で役を演じながら、話し方や歩き方、着こなしとか、いろんな面がちょっとずつ変わってきています。

ファッション:今まで細身のジーパンをはいたことがなかったんですが、舞台ではいて、女性はこんなピチピチなのをはくんだって(笑)。前はメンズっぽいのをはいていたので、普段もちょっとスリムなのをはいてみたくなったり、それによって合わせるものが変わってきたり。お気に入りのものは着たいと思うんですけど…これ、すごく好きだったのに似合わなくなってきたみたいなのが多くて、今、どうしようって(笑)。服、いろいろ試着してます。

顔:宝塚の時はたくさんのものを背負っていたので、顔がすごく険しかったみたいですけど、高校とか中学の同級生に会うと、もともとのホワッとした感じになったなぁ、みたいに言われます。

【関西に来た時、必ずすること】

「うどんを食べること。関西のダシは全然違う。伊丹とか宝塚あたりのおいしいうどん屋さんはいっぱい知ってるから、その辺まで行ったり。ダシが効いてるカレーうどんが好きなんです。ダシがおいしいかどうかが重要。でも、卵が入ってるのとかワカメが入ってるのとか、鍋焼きも好きです。うどんとご飯の、なんとかセットみたいなのも好きです。とにかく、うどん全般好きです(笑)。」

「大阪公演では現役時代に大好きだったものを、スタッフのみなさんが差し入れしてくださって「めっちゃ懐かしい!」ってものがいっぱい食べられてうれしいです。あと温泉も、有馬とか近くの温泉、好きなところがいっぱいあります。関東の温泉とは、また全然違うので必ず行きますね。でも、今回は本当に大変だから、出歩くこともできず。本当に静かに過ごそうと意気込んでおりますが…でも、持ち帰れるものは食べよ(笑)」

ゆずきれおん●大阪府生まれ。1999年に初舞台、09年宝塚歌劇団星組トップスターに。14年に武道館で単独コンサートを実現するなど、宝塚歌劇100周年を支え活躍。第65回文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞ほかを受賞。15年に退団して以降、「プリンス・オブ・ブロードウェイ」「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」などに出演(関西ウォーカー・高橋晴代)

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