ストレスで男性の発がんリスク上昇、国立がんセンターの研究

  • ダイヤモンド・オンライン
  • 更新日:2017/12/07

あなたは普段の生活で、どの程度ストレスを感じていますか? 「少しだけ」「平均的(人並み)」「たくさん」──。

国立がん研究センターの「JPHC研究」によると、精神的ストレスを「強く」感じている人は、発がんリスクが高いようだ。

同研究は、1990~94年に40~69歳(平均年齢53歳)の成人男女を登録し、生活習慣と疾患との関連を調査したもの(継続中)。登録時点で体格指数や飲酒・喫煙といった生活習慣、果物、野菜の摂取量などを尋ねている。精神的ストレスについては、冒頭の質問を投げかけ、三つの回答と発がんリスクとの関連を解析した。

登録者数10万1708人のうち、平均17.8年におよぶ追跡期間中にがんを発症したのは1万7161人。登録時に自覚していたストレスレベルとの間には関係性は認められなかった。

しかし、5年目、10年目に実施した再質問の回答を分析した結果、追跡初年度から5年の間にストレス度が増加した人は、ストレスが「少ない」と自覚していた人より、発がんリスクが4~6%上昇。

3回の調査全てに回答した7万9301人について解析した結果、10年間、常にストレス度が高かった群は、低かった群より発がんリスクが11%上昇していた。ただし、この関係が明確に示されたのは「男性」のみ。

男性に限定して解析してみると、登録時のストレス度が「平均的」だった場合でも、追跡期間中にストレス度が増強した群は、一貫して低かった群と比べ、発がんリスクが20%も増加していることが判明した。特に喫煙者、飲酒者、がんの家族歴がない(つまり遺伝とは明確な関係がない)参加者で強い関連が認められた。

研究者は「男性はストレスに対処する際、喫煙や飲酒に頼りがち」と指摘し、実際「ストレスの影響は、喫煙、飲酒の習慣や肥満の人で顕著だった」としている。

ただし、ストレッサー(原因)から逃れたくても、そうは簡単にはいかない。したがって冒頭の質問に対し、即座に「たくさん」と回答した男性は、まず生活習慣を改善しておきましょう。

(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

コラム総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
「胸が、大きいのがコンプレックスだった」。そう語る美女の居酒屋体験記
8歳の娘が描いた絵画があまりに「画力ありすぎる」と海外で話題に!
眞子さまも知らない小室圭さん母の“金銭トラブル”
ひとりエッチの「オカズランキング」が判明 8割の男性が普段使っているのは...
【衝撃】油性マジックだけで全塗装した車を「洗車機」に通してみた結果
  • このエントリーをはてなブックマークに追加