ママを苦しめる「〇〇の味方」からの言葉とは【ママドクター須藤暁子さん×小脇さん男の子ママ対談・前編】

ママを苦しめる「〇〇の味方」からの言葉とは【ママドクター須藤暁子さん×小脇さん男の子ママ対談・前編】

  • saitaPULS
  • 更新日:2017/11/16
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ファッションエディターやブランドディレクター、収納アドバイザーと、様々な顔を持つ小脇美里さん。現在2歳の男の子のママでもある小脇さんが、今気になるキーワードを掘り下げる連載「人気SNSママのハヤリゴト」。今回は、昨年発売されたエッセイ「『男の子ママ』の悩みをぶっとばす言葉」で、多くの男の子ママからの共感を得た須藤暁子さんとの対談が実現! 医師としても現役で働きながら、5歳と3歳の男の子に育児もこなす須藤さんの想いを語ってもらいました。

本を書いたのは「つらくて逃げ出したかったから」

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小脇(以下、小):須藤さんにはずっとお会いしたかったので、お会いできてうれしいです!須藤(以下、須):小脇さんのような有名人に言ってもらえると、恐縮してしまいます(照)。私の本を読んでくださったんですよね? どうやってこの本を知ってくださったんですか?小:私、すごく心配性で、普段から育児書をたくさん読んでるんです。ある時、サイトのマイページに「あなたにオススメの本」というので須藤さんの本が出てきて。もう「男の子ママ」という一言を見ただけで、速攻ポチりましたね(笑)。須:「男の子」の育児に戸惑っている人は多いですもんね。私もそうでしたし。というか、今でも現在進行形ですが。小:須藤さんは、どういう経緯で本を出版することになったんですか?須:そうですね。ブログは子供が生まれる前からずっと書いていたのですが、子供が生まれてからは、自然な流れで育児に関する内容が増えていったんです。本気で書くようになったのは次男が生まれてからですかね。小:どんな心境の変化があったんですか?須:とにかく辛い!大変!(笑)。長男一人だった時よりも、すごくしんどくて、自分自身も追い詰められていったんです。人と会うことも減って、家にこもってばかりになり…。本当に辛すぎて逃げ出したかったですね。小:0歳と3歳ですもんね。絶対大変そう!須:私も小脇さんと同じように育児書をよく読んでいたのすが、その時は、どの本を読んでも「なんか違う」と。「うるさいよ! そんなキレイごと聞きたいんじゃないよ」と思いまして(笑)。それで、自分がもともと文章を書くことが好きだったこともあり、「だったら自分で書いてみてはどうかな?」と思い立ったんです。そうすると次第に読者も増えてきて、「本にしませんか?」というお声をいただいた、という流れですね。小:私も読んで、本当に共感しました! そして号泣でした。現在進行形のママだから書ける本という感じですよね。寄り添ってくれるような。須:そうなんです。「スカッとする」とか「こうするべき」と指南するような本ではなく、「(育児に苦しんでいる)今の自分にこういう言葉が欲しい」ということを書くように意識しています。小:だから、同じく大変な育児をしている全国のママの心に響いたんだと思います。

自分のしたいことがなにひとつできなくて、ずっとイライラしていた

小:次男くんが生まれて、具体的にはどう変わったんですか? 長男くんだけの時は、そこまで追い詰められてなかった?須:そうですね。長男だけの時はママ友とランチに行くこともあったし、誰かに会う元気があったんです。それが次男が生まれて動き回るようになると、外に一歩出ることすら大変で。外食もできなくなり、だんだん人と会う機会も減って。「お母さんって本当に大変だわ」とあらためて痛感しましたね。小:なるほど。須:今考えると、ここまで辛かった理由のひとつは、「自分のしたいことが何もできなくなる」ということだと思うんです。自分の意思で行動できないことに、すごくイライラしていました。小:自分のやりたいこと、制限されますよね。なんにもできなくなる。須:「何もできない」「願っていることが何も叶えられない」。とはいえ、自分なりにそれでも頑張るんですよ。ただし、その頑張りが、正解なのかもわからないじゃないですか。もしかしたら無駄な頑張りなのかもしれないし。小:もはや無限ループ(笑)。私も生真面目で心配性だから、よくわかります。子供のこととなると「食事にこだわりたい」「家を清潔に保ちたい」「子供の相手もしてあげたい」と、母としての欲望は尽きないですよね。

傷つくのは『子供の味方』をする人からの言葉

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須:その当時、もうひとつ辛かったのは、「何も知らない人からの言葉」ですね。長男は頑固だったり、怖がりだったり、でも羽目を外しすぎたりすることもあったり、なかなか難しい性格で(笑)。もちろんすべて個性なんですが、やっぱり母としては気になる。それで私なりにいろいろ工夫して頑張っていたんです。そんな時に浴びせられる「何も知らない人からの言葉」。「こうした方がいいんじゃないか」とかいろいろ。傷ついてきましたねー(笑)小:わかります! 自分では気にしてないつもりなんですが、やっぱりえぐられます。私の場合は、身近な人の方からの言葉にも傷つきました。「甘やかしてるんじゃない?」とか、保育園に通っていることに対して知り合いのママに「息子さん、かわいそうね!」と言われたことも…。私自身も最初に預ける時はもちろんすごく悩みました。でも、保育園の先生方がとても愛情を注いで保育してくださっていて、何より息子が本当に本当に楽しそうに通っているから「かわいそう」なんて思わないけど、親としてはもちろんいつも頭の片隅に寂しい思いさせてないかな?もっと一緒にいたいな…という気持ちがあるのも事実。だからこそ、これは結構こたえたかも。しばらく落ち込みました。でも冷静になってみたら、なんで息子のことよく知りもしない、見てもない人にそんな事を勝手に決めつけられなきゃいけないんだって気づいて、なんとか立ち直りました(笑)須:そういうことを言う人って、結局「ママの味方」じゃないんですよね。「ママの味方」なら、ママが傷つくようなことは言わない。やっかいなのは「子供の味方をする自分」を押し付ける人。「子供がかわいそう」「子供のためにはこうした方が」って。そういう人が言うことって、本当に響いちゃいます。だって、本当は「私たち=ママ」が一番の子供の味方なんですから。小:だからと言って、受け流すこともできませんよね。私なら、どうしても引っかかっちゃう。須:私もそう。「気にしなくていい」と言われても、どうしても心の片隅には残るもの。私は「そういう考え方もあるのね」って、心に留めるだけにしました。それで、「この子の30年後のために、その考えは必要なのか。30年後の子供のためになることなのか」と、長い目で見て考えるようにしています。30年後の自分に尋ねるように、なるべく俯瞰で見るように心がけてますね。

子供なりの頑張りを受け止めてあげたい

小:うちは今、2歳半ですごく大変なんですよ! まあ、生まれた時から「いやいや期」なんですけど(笑)、今それがMAXひどくて! 息子はトミカが好きなんですが、この間なんて私の眉間めがけてトミカを投げてきて。つい本気で怒っちゃいましたね。「人にぶつけて何かあったらどうするの!」って。須:はいはい、わかります。うちは、「ふざけんな!」は毎日ですよ(笑) 子供がしたこととはいえ、頭きますよね〜。小:須藤さんのお子さんもそうなんですね! よかった〜。須:でも、世間を見渡すと、意外とおとなしい男の子って多い気がしません?小:します! 気のせいかもしれないけど、私もそう思います。それで、男の子にもおとなしい子っていうのはいて、それに比べてうちはやんちゃすぎる→すごく大変、って思っちゃうんです。だからこそ、須藤さんの著書にあった「ファミレス出禁」の話とか、超共感しました。うちだけじゃないんだ〜って(笑)。須:女の子に怪我をさせるんじゃないかと心配になってしまうから、遊ぶお友達もつい同類の男の子ばかりになっちゃうんです。兄弟がいて、うちの息子たちと同じようにやんちゃな子。小:あ、そうなんですね。私は逆に息子と同じタイプの男の子は、少し避けてしまうかも。だってやんちゃとやんちゃが一緒になったら、まさにカオスじゃないですか(笑)。調子に乗ってケガしちゃうかもしれないし。須:2歳半だとまだ、体の動きはまだまだですもんね。ジャンプとか危ないですよねー。小:まさに! こないだ、室内のプレイランドにちょっと歳上のお兄ちゃん親子と遊びに行ったんですよ。そうしたら、そのお兄ちゃんに合わせて、高いところからジャンプしたり走り回ったりと大騒ぎで。もちろん息子はまだそこまで身体能力が備わってないから、盛大に転ぶ。私ももう追いつけないスピードな時もあって。怪我をしないかとヒヤヒヤでした…。須:しょうがないですよね〜。スピードが間に合わないんだもん。年上の子供と遊ぶと、まだできないことも、「できる」と思ってやっちゃうんですよね、男の子は。男の子ママなら共感必至な対談、後編に続きます!

Photo:booro(BIEI)Text:Tomoko Minagawa(tokiwa)

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